山本馬骨の くるま旅くらしノオト

「くるま旅くらしという新しい旅のスタイルを」提唱します。その思いや出来事などを綴ってみることにしました。

庭の野草たち(その2)

2008-03-23 00:01:03 | 宵宵妄話

 今日も閑話休題。普段、他人様のブログを見るのは、特定の人ばかりなのですが、時々有名人のブログなどを拝見すると、意外に猫の写真だとか、単なる町の風景写真だとかがメインに掲載されたりしていて、がっかりすることがあります。明らかに手抜きだなと思うのです。有名になると、それでも見てくれる人が多いのかもしれないけど、私はそのようなブログは二度と見る気が起きなくなるのです。猫ちゃんやワンちゃんがカワユイのは解るけど、そんなのは、あなただけが独り占めして楽しんでいて欲しいな、というのが本心です。

 しかし、我が身を振り返ってみると、時々手抜きをしたくなるときがあります。そんな時は、何だかその有名人の気持ちが分るような気がして、あまり偉そうなコメントはしない方が我が身のためだなと反省しています。今日などは、まさにその日で、花粉の総攻撃を受けて、半日を寝床の中で過ごしたのですが、思考停止の状態で、ブログどころではなく、不本意ながら朝のうちに撮った野草たちの身勝手な紹介で、手抜きをさせて頂きたいと思っています。

 それにしても今日の花粉の飛散量は相当なものでした。薬を飲んでいると、くしゃみや鼻水は止まっているのですが、頭の芯が重く、目はしょぼくれて、とても生きているという実感が湧かないほどなのです。見えないはずの花粉が、総攻撃を仕掛けてくるのが見えるような錯覚に陥るほどです。このような状況の中でも、野草たちは確実に目覚めて、力強く生命(いのち)の躍動を開始しています。

<シラネアオイ>

 

  大地を持ち上げての芽生えは感動的です。このシラネアオイは、越後の米山の道の駅で買って持ち帰ったもので、その時は澄んだ紫の花を数十個も咲かせていました。地植えにして3年目の春ですが、さて今年はどのような咲きぶりなのか楽しみです。

<ミスミソウ(雪割草)>

 

  この花もシラネアオイと一緒に買ったものです。ミスミソウのことを店のおばさんは雪割草といって売っていました。もしかしたら、これは野草ではなく、栽培種なのかもしれません。今白い花が一輪咲きかかっていますが、明日にはその全容を見せてくれるのではないかと楽しみにしています。

<オカワサビ>

 

  オカワサビは、北海道などの原野に自生する野草で、ギシギシに似た葉の、やや大型の植物です。その根を下ろして食用にしますが、わさびの風味と辛さがあり、これを自家製の味噌の中に封じ込めた工藤味噌(小樽の工藤さんが作っておられるので、我が家ではこのように呼んでいます)は、私の大好物です。これはその工藤さんから頂戴した苗を植えつけたもので、3年目の春を迎えました。今年は根の採取が出来るのではないかと楽しみにしています。

<カタクリ>

 

  我が家にたった一株あるカタクリが今年も薄紅色の花をつけて伸びてきてくれました。これは数年前、秋田の山の中で採取して持ってきたものです。関東近辺ではカタクリの群生が時々話題になりますが、秋田の山の中に行くと、一面が赤紫のじゅうたんになった沢などに出くわすことがあり、さほど珍しい野草ではないようです。地元の野菜売り場には食用としてカタクリの花束が積まれているのを見かけたりします。たった一輪を大事にしているなどと話したら、秋田の山の人たちには大笑いをされてしまうことでしょう。

コメント
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