山本馬骨の くるま旅くらしノオト

「くるま旅くらしという新しい旅のスタイルを」提唱します。その思いや出来事などを綴ってみることにしました。

房総チョット旅:第4日

2008-02-23 00:01:59 | くるま旅くらしの話

 もう帰ってきてしまった、というのが今の感想である。でも昨日までの調子に合わせて旅()の最終日の報告をしなければならないと思っている。携帯からではないので、写真も載せることにしましょう。

 さて、第4日は只家に向かって帰るだけの行程である。真につまらない時間なのだが、少し余計なことも書きながら終りにしたい。

 道の駅:長柄(ながら)は、昨日は夜遅く(でもないけど、着いた時は昔だったら真っ暗だった)の到着だったので、辺りの様子が良く判らなかった。県道14号線に面した駅舎の駐車場は狭かったので、後ろ側の方へ回って、そこに車を停めたのだった。トイレ近くにも駐車場はあったが、トラックなど大型のスペースが直ぐ傍だったので、これは遠慮するしかない。とにかく余裕のない駐車スペースばかりの印象だった。我々の他には、勿論泊まりそうな車などなく、もしかしたらここに泊まるのは奇跡的なことなのかもしれない、などと思いながら、早めに夕食の準備に取り組む。

 今回はかなり古い歌謡曲全集のテープをMDに入れ替えたものを持参しており、毎晩それを聞きながらの夕食となる。偶には歌謡曲も良いものだ。歌謡曲というのは、歌い手によって随分と受け止め方が違うものだが、今回持参したものは皆本物の歌手の歌声なので、安心して聞くことが出来る。自分よりも下手な歌手()の歌を聞くとがっかりするが、本物はさすがである。裕次郎さん八代亜紀、川中美幸などの歌が中心。その中で何故か増位山の歌が一番多いのが気に入らないのだが、しょうがない。その昔これでも歌謡曲の評論を書いたことがある。島倉千代子論などを書いたこともあった。若気の至りであった。クラシックを聴くのも好きだけど歌謡曲も良い。演歌には日本人のしょうもない原風景が籠められている。今回は毎晩ほうれん草などの野菜鍋で腹を満たしながら、演歌を喰ったという感じだった。相棒が声を上げるのを少し不思議に思った。この人は、歌謡曲のコメントばかりで、声を出すのを聞いたことがない。

 とにかく裏庭の隅っこの駐車場なので、夕食が終われば後は寝るしかない。8時半には就寝と相成る。

 朝起きると道の駅の全容が判ったが、やはり狭苦しい。道の駅のために作られた道の駅なのだという印象だった。大型トラックが2台駐車していたが、とても線引きのスペースには止めることは難しくて、それを無視しての駐車だった。つまりは、最初から現実の状況をしっかり捉まえないままに道の駅の設計を行い、その通りつくったということなのであろう。お世話になったのに、批判的なコメントで申し訳ないけど、この道の駅は、道の駅と呼ぶのにはかなり課題を抱えているように感じた。

 さて、今日は帰るだけなのだが、往路に寄った道の駅:栗源(くりもと)にもう一度寄ってゆくことにしている。この道の駅は、紅小町という名のサツマイモでうっているのだが、その他にもマッシュルームや地産の豚肉などが好評な場所なのだ。相棒の要請を尊重して寄ることにしている。8時40分出発。栗源到着10時半丁度。結構時間がかかった。最大の理由は前を走っている老夫妻の軽自動車が制限速度を大幅に下回って、ずーっと走っていてくれたおかげである。30分近く同じコースを走ってくれたのだが、文句を言うのは困難である。このようなことが旅の中では結構多くある。

 栗源の道の駅は、地産の売店だけではなく、脇に公園もあり史跡(日講上人のかくれ卵塔)などもあって、気に入っている道の駅の一つである。前に一度泊まったこともある。我が家からは3時間足らずの近場にあるのだが、時々来たくなる場所の一つである。ここに着く少し前に倅からメールがあり、明日は孫たちも来るようなので、相棒は少し多めに買い物をしたようだった。

   

   名産品:紅小町などのサツマイモが輝いている売り場

    

   日講上人のかくれ卵塔(=六角又は八角の台座の上に卵形をした塔身を載せた石塔。日本では禅僧の墓などに用いる~広辞苑)日講上人は、日蓮宗の一派で、江戸幕府の虐待を受けたとある。詳しいことはわからない。

  10時半出発。佐原の街を抜け、利根川を渡って、R125を龍ヶ崎方面へ。途中から県道となり、龍ヶ崎市内を抜けて、取手市郊外のスタンドで、空になったLPガスボンベを充填する。ここのガスは日本一安いと思っていたが、今回は200円アップしていた。そのことを確認したら、事務のおばさんが「うちは今まで安すぎたので」と言っていた。どうせ言うなら、「原油高が影響していますので、…」とでも言ってくれた方が判りやすいのになあ、と思った。でも他と比べればまだまだかなり安いので、文句など言うつもりもなくむしろ感謝している。

 ガスの充填が済めば、後は家に向かうだけ。ここからは30分もかからない。帰宅時刻は13時30分丁度。短命の旅ここに終わりぬ、である。はて、旅に命がるのかどうか。その後はいつものように片付けに大童(おおわらわ)であった。

コメント (2)
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