山本馬骨の くるま旅くらしノオト

「くるま旅くらしという新しい旅のスタイルを」提唱します。その思いや出来事などを綴ってみることにしました。

旅車の車検終わる

2008-02-18 06:33:32 | 宵宵妄話

我が旅車のSUN号が3回目の車検を今日(2/17)終えた。走行距離が9万8千キロ近くとなり、6年間の使用期間としては、まあ良く走ってくれていると思う。SUN号は沖縄県を除く全国各地を殆ど訪れていると思う。特に毎年北海道へは欠かさずお邪魔しているので、今までの走行の半分近くは北海道内が占めているのではないかと思う。去年の7月にオッドメーターが9万キロを超えたのも北海道の美瑛町近くだった。この時は道端に車を停め、記念の写真を撮ったりした。

      

          去年7月オッドメーターが9万キロに達した。もうそれから8千キロ近く走っている 

我が旅車は基本装備以外には、殆ど何も備えていない。それでも6年近くになった去年の年末に、とうとうソーラーとサブバッテリーを追加した。それくらいで、電子レンジも音響の設備もない。電源のことを考えると、ソーラーだけはどうしても具備する必要があると考え、思い切って追加したのだが、もうこれ以上望むものはない。

旅車の考え方には、かなりの個人差があると思う。それはユーザーの楽しみであり、過剰な装備であろうと、不足が目立つ装備であろうと自由であるといえる。ただ大切なのは、車を愛車として扱っているかどうかということだろう。不満ばかりを車にぶつけながら車を扱っている人を時々見かけるが、気の毒だなあと思う。その人だけではなく、車に対しても抱く感情である。

私は自分の旅車は最高だと思っている。装備など不足していても、それは車の所為ではなく、皆自分の所為なのだ。だから、今までソーラーがなくて電源に不安が大きかったのを、車に対して申しわけなかったと思っており、更にソーラーだけでは問題が解決できなくても、それは車の所為ではないと思っている。

  

          北海道、十勝岳を遠望する上富良野町白銀荘のSUN号 

 世に存在する全てのものには、長所と短所があるに違いない。完璧などという存在はない。神様にだって長所と短所があるに違いない。大切なのは長所がより多いということではなく、長所と短所があるということを認めることなのだと思う。そして短所をカバーし、長所をより活かした対応を考えることなのだと思う。

キャンピングカーにもいろいろあって、夢のようなモーターホームもあれば、手づくりの小さな旅車もある。夢のようなモーターホームが長所ばかりかといえば、必ずしもそうではなく、逆に小さな手づくりの旅車は旅車に値しないのかといえば、断じてそのようなことはない。旅車の価値は他人が決めるのではなく、自分自身が決めるのである。だから自分の旅車を愛車と呼べない人は気の毒である。

別に惚れ惚れとするほどの大げさな感慨は無いけど、我がSUN号は私にとって、そして相棒にとっても、今は無くてはならない大切な存在である。新しい車に乗り換えようなどという考えは全くない。古くてどうにもならない部分が出てきたら、手当てをしてやれば良い。これからはそろそろそのようなことが起きてくるのだと思う。10万キロ近くになって、若干車検のコストが高くなったのは気に入らないけど、年寄りの医療費がかさむのと理屈は同じなのであろうから、やむを得ないと考えている。

  

          霧の摩周湖、第3展望台付近駐車場のSUN号

密かにあと4倍の、40万キロくらい迄は乗り続けたいと思っている。年間2万キロほど走って15年での距離だから、その時には80歳を超えていることになり、これはなかなか難しくも面白い目標のような気がしている。そこまで到達できれば、この身も車のほうもいつ次の世界へ旅立っても満足できるのではないかと考えている。その夢が実現することを心底願っている。

明日からは、車検を終えたSUN号で、久しく溜まったストレスを流すべく、南房総の花を楽しんで来たい。

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