村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

過ぎゆく年の いかにまた

2021-12-26 23:33:06 | 茶事 茶会 

 鴨長明
惜しめども 
過ぎ行年のいかにまた 思ひかへりて 
身にとまるらむ

今日はお道具やさんのお茶会
誘われて初めて参加した
予約の時間は12時の席入なので
その前にちょっとお食事
写真がそれだ
百合根の飛竜頭セット
注文したのが11時13分
のんびり食べるわけにはいかない
少しして運ばれて
いざ食べましょうと
飛竜頭を半分にし
口に入れるや
その熱いのなんの
ひどかった 


なめこの味噌汁
玄米ご飯
ひじきにサラダ
健康的なお昼ごはんを
急いで食べてから茶室へ
床は清巌宗渭の横一行
花入は七官青磁に土佐水
木と白玉
香合は送り干支の交趾の台牛
釜は芦屋
長板ひとつ置き明の染付
時代の大棗は扇面蒔絵
茶杓は不昧
茶碗は左入の黒楽
建水はサハリのようだった
菓子器は唐物螺鈿の輪花盆と存星の丸盆
薄茶が二服
私には丹入の俵の茶碗で
隣のお弟子様には
保全の安南写がきた
二服目は四代の清水六兵衛
さび絵の十二ヶ月茶碗
暮れに楽しい茶会だった

清巌宗渭 セイガンソウイ
大徳寺170世
1588-1662* 
江戸前期の僧。
天正16年生まれ。
京都大徳寺,江戸品川東海寺の住持となる。
書画にすぐれ茶道に通じた。
千宗旦参禅の師。
寛文元年11月21日死去。74歳。
号は自笑,孤陋コロウ。
(日本人名大辞典ヨリ)

コメント
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