村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

冬の顔見ゆ

2021-12-04 23:02:42 | 短歌・俳句の事

 与謝野晶子
行きあへる
人の肩にも
うす青き
冬の顔見ゆ
はたあぢきなし

明日は某御弟子様が茶事をする
私目は水屋
ひとりで
料理は皆本人がつくってあるので
私は温めと盛付け
それでも達成感があって楽しい
花がないので
庭の椿を物色するが
明日使えそうなものは皆無
近くの交差点の回りに椿がある
確認に出掛けたが
あまりにつぼみが小さく
使えない
小さな野球場がある公園が近いので
散歩に行ってみたが
椿の木自体が全くない
あきらめて戻った

茶事や茶会でいつも苦労するのが
花だ
稽古の時はそれなりに何かを入れるが
お客様がみえる茶事や茶会の花に関しては
苦労する
狭い我が庭にて賄えるものは
限りがあり、炉開きの時は
花屋さんで椿を二枝買い求めたが
一枝二千円
枝ものも二千円弱
椿を二本買うと花代だけで六千円
控えめ控えめのわが侘び茶なのに
椿の花たちはそんなことお構い無しで
今はじっと花開く準備でもしているのだろう

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする