村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

鉢叩きとはなに

2021-12-01 23:00:11 | 村雨庵 稽古 

今日は木曜稽古
鉢叩きの軸を掛ける

鉢叩きとは
十一月十三日の空也忌から
大晦日までの四十八日間、
空也堂の僧が洛中洛外を巡り歩いた
空也念仏のこと。
瓢、鉢、鉦を叩き鳴らし、
和讃や念仏を唱えた。


われが手で我が顔なづる鉢たたき  鬼貫

長嘯チョウショウの墓もめぐるか鉢たたき 芭蕉

裏門の竹にひびくや鉢たたき 丈草

山彦をつけてありくや鉢たたき 千代女

京中にこの寂しさや鉢叩き 蝶夢

ゆふがほのそれは髑髏か鉢たたき 蕪村

墨染の夜のにしきや鉢たたき 蕪村

とネットに出ていた
鉢叩きは
芭蕉や蕪村も俳句にするほどの
風情のあるものだったのだろう
今日から師走だ

コメント
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