村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

四枚の障子

2021-12-22 23:22:01 | 村雨庵 稽古 

四まいの障子いつぱい冬至の日 素逝

長谷川素逝 ハセガワソセイ
1907-1946 
昭和時代前期の俳人。
明治40年2月2日生まれ。
昭和8年「京大俳句」の創刊にくわわり,
のち「ホトトギス」同人。
12年召集されるが,病気で帰還。
句集「砲車」で俳壇での地位を確立した。
旧制甲南高教授となり,
「桐の葉」を主宰。
昭和21年10月10日死去。40歳。
大阪出身。京都帝大卒。本名は直次郎。
(デジタル版 日本人名大辞典+Plusヨリ)

今日は水曜稽古
寒い寒い
薄茶は
筒茶碗に塩笥茶碗
掛けものは
いつもながら師走に掛ける
「看々臘月尽ミヨミヨロウゲツツクシ」
時間はあっという間に
過ぎ去ってしまう
すべき事は
後まわしにしないように

以前先生がよくおっしゃった

お点前だけが
お茶ではないのよ
お茶事をなさい
茶事は
段取り、真剣、後始末
それがひとセット
表に見えない裏の仕事ができなければ
表の茶事も整わないし
茶事をするために
普段お稽古しているのだからと

出来るときに
出来るお茶事を


写真は香川景樹の
山家歳暮ということを詠んだ和歌

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歩ホにとられ行ユク

2021-12-22 00:21:21 | 短歌・俳句の事

陰陽師歩にとられ行冬至哉 太祇

冬至は一陽来復
陰が極まって陽にかえる
俳句の情況を考えると
この日に陰陽師は何か
お祓いとかをするのだろう
その時の陰陽師の歩き方が独特であり
禹歩ウホという歩き方をする

陰陽師は冬至には
禹歩ウホで歩くので
慎重に歩くために
一日中歩き方に
気を取られてしまったのだ
冬至だからね
と、
私は勝手に解釈した
その禹歩ウホで歩く

う‐ほ【×禹歩】とは
天皇または貴人が外出のとき、
道中の無事を祈って
陰陽家がまじないを
唱えながら
舞踏する作法。
反閇へんばい。
と言うらしい

今日は火曜日
明日は冬至
ゆず湯に入って
無病息災を祈る
柚子は寿命が長く
病気にも強い

香りが良いのでリラックス
ポカポカ温まり風邪の予防にもなる

冬の七種ナナクサ
「南京 なんきん」
「蓮根 れんこん」
「人参 にんじん」
「銀杏 ぎんなん」
「金柑 きんかん」
「寒天 かんてん」
「饂飩 うんどん」
んがつく食べ物は
運がつく

写真は最近買った庭の椿
太郎庵だったかな

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