花・伊太利

日々の生活に関する備忘録です。

すわ、鎌倉、若宮大路にライオン!?

2018-02-16 23:38:54 | Book
 鎌倉駅を出るとすぐに鶴岡八幡宮に向かって真っ直ぐ延びる大きな道路に行きあたります。休日ともなると大勢の観光客でごった返す若宮大路です。さて、この通りをライオンが歩いていたら大変なパニックになってしまうでしょう。山へ行く電車の中で読む本はないかと、下北沢の古本屋「ほん吉」でお店の前に並んでいる廉価本を覗いていたら、立原正秋の著者名が目に入りました。おそらく若い世代は知らない作家でしょう。随分昔の本だろうなと手に取ったら、頁はカリブ海に行ったかのようにすっかり陽に焼けていました。タイトルは「鎌倉夫人」(角川文庫)、書き出しを読むといきなり次のような文章が。「うすら寒い夕暮時の雑踏をきわめた鎌倉駅前の繁華街を、黒いスラックスに白いスエーターを着た千鶴子が、鎖につないだ雄獅子の子をひいて歩いていた。」これはいったいどんな話なのか、どんな展開になるのか、ライオンを連れて歩く人ってどんな人なのだろうかと、とても気になり100円玉を取り出して買ってみました。
 さて、明日は小田急線沿線の山に登ります。山も山を下りてからの一杯も楽しみですが、もうひとつ「鎌倉夫人」がどんな話なのか楽しみです。

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