花・伊太利

日々の生活に関する備忘録です。

寒夜

2016-01-21 22:27:45 | Weblog
 暖かい日が続いていましたが、センター試験の翌日、東京では雪が積もり、この週は全国的にも真冬モードになっています。生来、ひねくれ者なのか、厳しい寒さが予報されると、それに挑んでみたくなります。掛け布団を押し入れにしまい、毛布一枚で寝てみました。寒さのため、夜中に何回も目が覚めます。ボイルした海老のように身体を丸め、早く朝にならないかと縮こまっている時、雪山テント泊のことを思い出します。今はなかなかいい寝袋があって、マイナス20度あたりでもしのげますが、しかし、それも最初の日だけです。寝ている間に身体から蒸散される水分が寝袋の中で氷になり、2日目は相当寒く感じられ、寒いと寝袋の中に潜り込んでしまうので、今度は呼気も加わって凍りつき、翌日はさらに氷の布団度合が強まります。夜明けが待ち遠しく、陽が射してくると太陽の有難さが骨身の髄まで浸みるように感じられます。そんな冬山登山のことを数日うつらうつら思い出していたら、昨晩、家人が引いてくれた床では、毛布に掛け布団が洗濯バサミで止められていました。無言の批判を感じ、そのまま寝たところ、暖かったのかいつもより30分寝坊してしまいました。