花・伊太利

日々の生活に関する備忘録です。

モンシロチョウの幼虫

2010-05-12 00:24:47 | 季節/自然
 4月の下旬に子供と散歩をしていたら、菜の花のまわりをモンシロチョウが飛んでいたので、「モンシロチョウが卵を産んでいるかもしれないから、調べてみようか」と言って、菜の花の葉っぱを何枚か裏返して見てみると、薄黄色の卵がいくつか生みつけられている葉っぱがありました。葉っぱを付け根のところから折取って、失敬して家へ持ち帰り、水を入れた小瓶に差して水槽に入れておいたら、数日後糸くずのような幼虫が何匹かうごめいていました。持って帰った菜の花の葉っぱが黄色くしなびてきたら、スーパーで買ってきた小松菜を小瓶に差しておきました。最初、糸くずみたいだった幼虫は日を追うごとに大きくなり、孵化から半月ほど経った今、実にふてぶてしいありさまで小松菜をむしゃむしゃ食べるまでになりました。見てるそばから、小松菜に空いた穴が幼虫に食べられて大きくなるのを見ると、あのちっちゃな卵から孵った糸くずのような幼虫だとは思えません。それから、うんちの量も半端じゃありません。水槽の下に敷いた紙にボトッボトッと、うんちが落ちてきます。大きさはメダカの餌から金魚の餌くらいまでの大きさです。あれだけ食べれば、これくらいのうんちはするだろうなと思いますが、人間で言えば、自分の身体と同じくらいの量を1日で食べて、自分と同じくらいのうんちをするちいったところでしょうか。ちょっとびっくりです。また、幼虫を観察していると、ひたすら食べている時間と、死んだようにじっとしている時間があります。ちょうど、大相撲の五月場所が始まりましたが、お相撲さんと一緒で食べて寝ることで身体を大きくしているのでしょう。子供と一緒に、幼虫がぐんぐん大きくなるのを見ながら、そのうちひらひらと舞う蝶々になることを楽しみにしていますが、綺麗な姿のその陰にはむしゃむしゃ小松菜とボトボトうんちと死んだような一直線寝があることを忘れることはないと思います。