花・伊太利

日々の生活に関する備忘録です。

G.Wの収穫 (後編)

2008-05-14 23:24:55 | Weblog
 こどもの日の5月5日は練習3日目です。前日に4回いい感じで走れたことで、パパとママがギュンギュンこいでスピードに乗れば自転車がユリユリしないと言ってきたことが、子供はちょっと理解出来たようでした。足を地面から離しても、ペダルを強く早くこげばハンドルがグラグラしない、それが分かってきたので、パパが自転車の後ろを押さえながら押してあげ、スピードにある程度乗ったところで手を放しても、子供はペダルを踏む足を休緩めることなく、自分の力で走る距離が少しずつ延びていきました。昨日、お風呂の中で「明日は根性だすから」と言ったのは嘘ではなかったようで、練習の途中で「休もう」とか「のどが渇いた」とか言うこともなく練習に集中しています。自分でペダルをこいで走ることがだいたい出来るようになったので、今度は止まった状態で左足をペダルに載せ、右足で強く地面を蹴ってこぎ出す練習を始めました。この練習はママが担当しました。パパに自転車を押してもらっていたのとは違って、地面を蹴って右足をペダルに載せた時にユリっとくるので、最初はすぐ足をペダルから放して止まってしまいます。そのたびに、ママは「頑張れ、頑張れ」と檄を飛ばします。1日目と同じ状態に見えますが、ペダルをギュンギュンこげば大丈夫と分かってきてるので、何度も地面を蹴って自転車をこぎ出す練習を繰り返していました。そのうちに何回かに一回は自分の力だけでこぎ出せるようになりました。「自転車に乗れるようになったぁ」と言う子供に、「10回続けて乗れなきゃ、乗れたとは言わない」とはっぱを掛け、今の感覚を一気に身体に覚え込ませようと、さらに練習を続けました。1日目の上達しなさ具合とは大違いで、たまぁーに成功するのが、しばらくすると3回に1回くらいになり、ついには10回連続で乗ることが出来ました。この日の東一は祝杯でした。
 さて翌日の5月6日ですが、神宮外苑へ出掛けました。自転車が無料で借りられ、外苑に設けられた周回コースで乗ることが出来るからです。家の近くでは30~40メートルの距離を走るのがせいぜいでしたが、外苑の周回コースは1周1.2㎞です。風を切って走る爽快さが味わえればと思いました。まだ、走っている最中に急にユリっとくることがあるので、何かあってもすぐ自転車を支えてあげられるように、子供が自転車をこいでいるすぐ後ろを伴走(?)しました。ママも自転車を借りて、親子3人で神宮外苑を走りました。子供は疲れたとも止めようとも言わずに、もう1周もう1周と結局4周も走りました。最後は直角のカーブもきれいに曲がって締めくくりました。4日間の練習で予想を大きく超える収穫を得ることが出来ました。親としても大満足の大安心。子供が自転車に乗れるようになったことはもちろんのこと、もし乗れるようにならなければ、子供をいじめただけのG.Wになったかもしれなかった訳ですから。(おわり)