昨日の風呂上がり、キンキンに冷した「河童の誘い水」という端麗な芋焼酎をストレートでチビチビ飲りながら何とはなしにTVを見ていたら、思わず目に刺さるCMがあった。広告主は積水ハウスで、CM自体は毛利衛さんが「環境のため太陽光発電を取り入れてCO2削減に努めましょう」、と呼びかける良心的な内容なのだが、毛利さんの語りにオーバーラップしながら映し出される宇宙衛星から見る夜景のシーンで目が止った。それは、衛星が捉えた日本を中心とした地球の夜景である。日本列島の形が明るく輝き、くっきりと浮かび上がるところを見せて、日本はこんなにエネルギーを消費しているんですよ、と訴えかけることを意図した映像だろう。しかし、私が「はっ」と思ったのは朝鮮半島の姿であった。半島でありながら、韓国があたかも島のように闇の中に浮かんでいた。つまり、北朝鮮の部分が真っ暗なのである。北と南の格差は承知しているが、心の準備がないところでいきなりこの対比を眼にして、「ドキッ」とした。宇宙から見ても、北朝鮮は孤立している。
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