以前からアナウンスしておりました、ビクセンのポルタ微動部を使ったコンパクトマウントを製作しました。語るまでもなく、どのくらいコンパクトになったかお分かりになるでしょう。ポルタIIになってから若干改良されて、三脚から取り外して使うこともできるようになりました。しかし、それでもアーム部も入れると大きいです。以前からずっとやりたいと思っていた改造ですが、やっと形になりました。
この画像は比較画像です。元の大きさからどうなったか良く分かるでしょう。この大きさが必要な方はそれはそれでいいでしょう。しかし、持ち運び等考えた時には改造したもののほうが、カメラバックに収納して気軽に持ち運びができるので便利なはずです。単に経緯台としてでなく、大型のガイドマウントとしても十分役立つものです。大型のガイド鏡筒を乗せる場合には十分な強度もあるでしょうし、使いやすいと思います。大きさ的にはタカハシのTGM-2に匹敵するものです。先日、同じようなコンパクト化改造をTGM-2でもやりました。大きさもその時とほぼ一緒です。
この状態では、オリジナル三脚は不要になります。市販のカメラ三脚が使えるようになりますので、軽量なカーボン三脚などと組み合わせることで、さらに軽量化を図ることができるでしょう。日食や太陽望遠鏡でのお気軽観測では移動設置に手間取ることもなく、直ぐに観測~撤収することができるでしょう。この状態ではまだ未完成ですので、最終的にアルマイト処理に出して完成となります。ポルタ微動ユニット2個からこの改造をするには、パーツ数3点が必要です。また、画像のハンドルはタカハシ製品を使っています。ベース部の形状はいかようにも製作可能です。
この改造は基本的にポルタマウントをお持ちであれば、取り付け加工のみでお受けいたしますし、当方で使わないポルタマウントもありますので、いずれのご要望でも製作可能です。ご要望でしたら、コメントよりメールアドレス添付の上、御知らせください。現状では1週間ほどで納品いたします。