おやじねこのテレスコ日記

ー八ヶ岳の登山口に住んでいる、テレスコ工作工房の店長のおやじねこが日々の出来事などをタイムリーに伝えています

こんな素晴らしいテレスコープカバーあります!

2016-12-10 17:14:59 | 新製品等のご紹介


皆さん天体望遠鏡などをベランダや観測地に設置して使わない時の保護などはどうされておられますでしょうか?

天体望遠鏡販売店で販売されているテレスコープカバーを使われているかと思います。しかしそのカバーをした状態で機材を1年間屋外に設置したままにできるでしょうか?
たぶんそれは無理だと思うので、一晩だけカバーをかけた状態で、観測が終わって撤収する際には機材もろとも収納してしまうと思います。もしそのカバーがそれだけの耐久性と耐候性に優れたものがあれば、ベランダなどに設置したまま置いておきたいと思うでしょう。

画像のテレスコープカバーをかけた状態の自動導入天体望遠鏡は、既に1年以上屋外に設置したままです。その間に雨も雪も数限りなく降りましたが、全く問題なく今も動作しています。



カバーの中にあるのはこのMeade LX200GPS-25です。



今の日本ではこれだけ丈夫で耐久性の高いテレスコープカバーは、私の知る限り存在しないはずです。販売しているほとんどがペラペラの薄い生地のもので、ゴアテックスなども使っている製品もありますが、1年間もカバーした状態で放置すれば太陽の紫外線でボロボロになると思います。しかしこのテレスコープカバーはそれがありません。



サイズはいろいろありますので、それに合わせたものを選べば良いでしょう。うちでも数種類のサイズを使っており、庭に一晩中置いたまま使っています。途中で雨が降ったりすることもありますが、下部から湿度も入りますが、抜けてもいくので通気性も良いので光学レンズを痛めるようなこともありません。ただし長期間放置する場合には、たま〜にカバーを外して太陽にあてて内部にこもった湿気を取り除いてやることも大事です。



こんな状態でもカバーが有効ですが、三脚が広がっている分その部分だけはカバーしきれません。三脚に合わせて大きなものを買うのも無駄なので、乗せている天体望遠鏡と赤道儀がすっぽりカバーできるのがベストです。天体望遠鏡を設置して撤収するのは結構面倒です。そんな時には明るいうちにセッティングして、夜観測が終わったらそのままカバーをかけて朝になってから撤収することができます。



ポラリエに機材を乗せたままでも使用できるサイズもあります。観測地に数日間滞在するような場合、或は長時間撮影して疲れてそのまま休むような時にもこのカバーが役立ちます。



このサイズが最も小さなもので、MeadeのETXなどがそれに該当しますが、ポータブル赤道儀用として使ってもいいでしょう。ポータブル赤道儀にテレスコープカバーを使う人は少ないと思いますが、海外遠征などで夜半過ぎまで撮影して疲れてそのまま休むような時には、こんなカバーがあればとても便利です。ただし盗難の危険があるような観測地ではカバーをかける以前の問題ですので、そんなところではカバーも不要です。



このテレスコープカバーは「TeleGizmos」社の商品ですが、外側に耐久性の高いゴワゴワしたファブリックを用いて、内部にはアルミフォイル状の耐水性の高い、光を通さない部材を使っています。屋外の紫外線の強さはかなりのものですが、3年ほど使っておりますが、生地がボロボロになるようなこともなく今に至っています。



海外日食で機材をホコリや直射日光より保護するにも役立ちますので、来年の北米日食でも威力を発揮してくれるはずです。私もこのカバーは北米日食へも持っていきます。



カバーの周囲にはゴム状のロープがあり、それを固定するストッパーも付いています。予備用のゴムロープが付いているので、万が一切れてしまったりしたら交換できます。このTeleGizmoのテレスコープカバーは、本日より当店だけで販売いたします。ただし商品の入荷は今月下旬頃になる見込みです。こんなテレスコープカバーを探しておられた方も沢山居るはずです。ぜひこの機会にご注文ください。



それから、本日より「CORONADO Solar Max II 60フィルターセット」を販売中です。今は異常な円安で海外品の値付けは厳しいのですが、販売までに相当手間をかけているにも関わらず可能な限りお安く販売しております。たぶん今回の販売以降は来年の日食以降までしばらく販売するかどうか分かりません。
現在、PSTなどの下位機種をお持ちでアップグレードを御希望の方は、ご注文の前にぜひご相談ください。ベストディールをご提案させていただきます。

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