昨日届いたのですが、早速使うつもりで清里スターフェスティバルへ持っていきましたが、使えるほどの空でなかったので出さすに終わってしまいました。BORG 55FLと比較すると倍くらい大きいです。重量はこの状態で2kg弱とやや重たいですが、その分頑丈でしっかり作られています。
このFL55を最大限活かすには、本体の他にレデューサーHDキット、デュアルスピードフォーカサー、直焦ワイドアダプター60DXが必要です。全てを買うと20万円弱程度のお値段になるので、BORGと比較するとやや厳しい部分はありますが、レデューサーキットは、フラットナーが付属しており、それぞれ別々に使うことができるので、トータルでは3種類の使い方ができると思います。
届いてみて直ぐに分かったのは、レデューサーとワイドアダプターを付けた状態でカメラを付けて合焦させると、このアリガタプレートがワイドマウントのネジに干渉してしまうことです。まぁ、取り付け位置を変えれば済む話ですが、中間に穴をあける場所があったので、一カ所追加してこんな感じになりました。
このデュアルスピードフォーカサーは、無くても良いと考えておりましたが、Vixen社のNさん曰く、”無いとピント合わせが難しい”とのことで購入を決めました。BORG55FLもピント合わせがもの凄く難しいので、そこは同じ感じなのでしょう。FL55は、焦点距離300mm/f5.5ですが、レデューサーで210mm/f3.8になるのでピント合わせもさらに厳しくなるでしょう。そうなるとバーティノフマスクを使ってピント合わせをしないと難しいかもしれません。ネットで早速探してみます。
とりあえず純正状態で使ってみてから、いつものように接眼体を外してヘリコイド仕様かフェザータッチ仕様に改造しようかと思ってましたが、鏡筒は簡単に外せなくなってしまっています。先日の原村星祭りでビクセンブースで聞いた時には、展示仕様だけこの仕様になっていると言っていたのですが、一般仕様はこの形ではなく、これまで通りの筒を回して外すだけの仕様になっており、私のところに来たのは展示仕様なのかもしれません。この接眼体を外せればもう少し軽量化を図れるかもしれません。そうすればポラリエに乗せて気軽に星雲星団の撮影ができそうです。この接眼体にはファインダー台座がありませんが、ビクセンから発売されているものが取り付けできるようにネジ穴があります。
アルカスイスプレートに交換してみましたが、これだけで少し軽くなりました。
AXJに乗せてみましたが、とってもアンバランスです。AXJは追尾精度がとても優秀なので、この状態でオートガイダー無しで自動撮影が可能です。自動といってもカメラ側だけのお話ですが、AXJもタブレットPCからコントロールできるようになれば、カメラ共々室内からコントロールして撮影ができるようになるかもしれません。
そしてこのポラリエに乗せてみました。いつもの風景ですが、やはりこの状態で海外へ持っていって撮影をしたいものです。数年前にオーストラリラへBORG55FLを持っていってポラリエに乗せて使いましたが、その時の画像は未だにBORGのHPに使われています。次はこのFL55を南半球へ持っていって使いたいと思っています。カメラと合わせた重量が3kgくらいになってしまうので、ウェイトはペットボトルアダプターを使って2リッターくらいの大きな飲料を取付けないとバランスがとれないと思います。まぁ、重たいウェイトが要らない分楽に持ち運びができるでしょう。
その前に実際に使ってみたいですが、これから月が大きくなるので、満月を過ぎてからになるかもしれません。今週末から胎内星まつりですが、満月直前で天候も曇りか雨のようなので、今年は行きません。
ご存知だとは思いますが、ビクセンHPに書かれているのが正しい情報です。間違いをご指摘いただいているのだと思いますが、普通に”間違えています”と書いていただいたほうがいいかと思います。いずれにせよ教えていただいてありがとうございます。