goo

ポータルでのクラウド

長野へのスケジュール提示

 朝の2時半から、長野へのスケジュール提示を考えていた。パートナーがネットワーク会社への対応で苦慮していることに対して、論理的に対策を考えた。

 どうしたら、信頼してくれるかを、現実的に行いましょう。できたら、ネットワーク会社の部長を連れていきます。発想は変えます。ネットワーク会社ができることではなく、信頼してもらうために何が必要なのかの意識合わせです。

 サファイアのネット構成の方が、絶対に得だから、販売店の次のために、そうしていきます。サーバーにある情報から、本社に持ってきて、店舗で使うことに対して、直接、店舗から使うことと比較すると、後者の方が得なのは自明です。

 サファイアの方がトポロジー的に進化しています。余分なことがないから、〝次に〟対応できます。そちらの方向に行きます。これをまともに説明できるのは私でしょう。

 今後のクラウドの場合は、自社の範囲から遠くにサーバーが置かれます。ネットの差が出てきます。サファイアはインターネットと同質です。何しろ、直につながります。本社回線が不要です。データの一部が集約され、泣き別れになった時を想定してみると、差がハッキリします。

 インターネットそのものもイントラで扱っている。今は、本社からネット会社に行っています。そのパスが邪魔なんです。データの外付けも自分たちで準備したら、たまりません。クラウドのために準備されたものを使えばいいです。それを使えば、ケータイも簡単にできます。

 見に行く所が、自分たちの枠から外れて、遠くに行きます。サーバーだけでなく、クラウドも含めて、遠くに行きます。その時に、本社回線がボトルネックになります。特に、規模が大きい所ほど、動きようがなくなる。

 いつまでも、自社で置いておく事ができないし、センターではやってくれないから、クラウドか自社で作り込むかです。自社で作り込むと、システムは退歩します。インターネットの進化において置かれます。全部でそれらを保証してくれる会社があります。

ポータルでのクラウド

 電算部のクラウドの使用状況をOに確認させます。やはり、電算部のGですね。枠を超えて取りに行くプル型になります。その時に、ポータルで誘導させます。

 従来のように、データを持ってきてくれるわけではない。自分で取りに行かないといけない。これはインターネットの世界では当たり前です。取る人でないと、目的が分からない。取られる条件でコンテンツが変わってきます。

 何となく、旧基幹系システムの展開のロジックを思い出します。メーカーのシステムを使っていれば、何もしなくて、対応ができた。自社で独自にしていると、法改正一つでも、多額のお金が必要だった。だから、皆、メーカーシステムを使うようになりました。

 今回はサファイアにしている、9割は対策で来ている。自社の構成に拘っていると、えらい目に合います。

自分の仕事をなくすアプローチ

 彼らと何が違うかと言った時に、最大は、自分の仕事の見方です。私は自分の仕事をなくすことを目的にした。なくすことが便利になることです。

 システム会社も、システムの仕事をしている連中は、自分の仕事ありきです。なくすことを考えていない増やすことだけを考えている。それは自分から見ているからです。相手から見たときに、あんたが居ない方がいいという世界をつくればいい。

 その代わりに相手にとって、どういう風に使ったらいいのかのファシリテーション、どういう形にするのかを提案する、インターぷりテーションが必要になります。業種が変わります。使う方にしてみたら、より多くの人が寄り多くのカタチで参画できます。

自社ネット会社の運命

 その時点では、自社ネットの本社はもぬけの空になります。そこへ見に行ってもしょうがない。そこへ見に行ってもしょうがない。だから、自社ネットからサファイアに移行するしかない。

 ついでに、そこに居るシステム屋もシステム会社も、すべて、ファシリテーターかインタープリテーターへの業種換えです。これはサファイア構成を作ったときからのアイデアです。いかにして、間接をなくすかです。

長野へ行く理由

 三つのことを確認するために長野に行きましょう。一つは、いかにして、信頼関係を得るかを相談する。二つ目は、彼らがやりたいことをやれるようにしていく、サポートができるかどうか。三つ目は、サファイア構成でないとダメだということです。

 この三つを直に説明します。判断するのは長野の彼らです。なくのも彼らです。

TMとのお話し

 TMと20分ぐらい話せました。ヨガとかオリンピックのこととか。その時に、偶々、みみずが集まった瞬間がありました。眠いながらもこの時間まで居て、大正解です。

 EU崩壊のことを話したときに、スペインに言及しました。クックの時刻表を持っていてよかった。ネタにできました。

 自分に用事があって、すぐにそれに従うことがない。安定して話せた。人の目は気にしていない。素直な人です。

 パートナーへの感想はよくできるというものでした。ザ・パートナーではなく、ふつうのパートナーしか見ていない。もっと、面白い存在ですよ。下まで降りて、分かれました。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

統率者カエサルの登場

『古代ローマとの対話』より ローマ帝国の形成

前七七年、二十五歳のカエサルはギリシアに遊学した。ロドス島に向う途中、ミレトス南方の沖で海賊につかまってしまう。当時、小アジア南岸の海上には海賊がはびこり荒らしまわっていた。

もちろん海賊は身代金を要求する。だが、カエサルは「それだけの金でいいのか」と笑っていたという。まるで、俺を安く値踏みするんじやないよ、とでも言いたげだった。彼は要求された額の倍以上を払うと約束する。金の調達のために同伴していた手下の者たちをあちらこちらに奔走させた。

彼らが帰ってくるまで、長い月日があった。だが、カエサルは物怖じするどころか、海賊たちをからかう始末だった。一緒になって体操したり、ゲームに興じたり、眠くなると「静かにしろ」と凄んだりする。残忍きわまりない荒くれどもが相手なのだから、いやはや恐れいる。

教養あるカエサルのこと、ときには詩や演説を書いたりして、海賊どもに読ませてやったりもする。ほめない連中がいると「野蛮な奴らめ」とか「縛り首にするぞ」とおどかしたりする。海賊たちにしてみれば、冗談だから言わせておけ、とでもおもしろがっていたのかもしれない。

やがて、四十日ほどして、金策めぐりの手下たちが戻ってきた。めでたく約束の身代金が届けられ、カエサルは自由の身になる。だが、カエサルはここでひき下がる男ではなかった。さっそく武装集団を集め、海賊掃討の行動をおこす。ほどなく荒くれの海賊を一網打尽にしてつかまえ、監獄にほうりこんでしまう。さらには、ぐずぐずする役人を尻目に海賊一味を磔の刑にするのだった。

このエピソードの真偽のほどはわからない。だが、少し考えてみれば、カエサルと海賊のやりとりなど誰が知っていたのだろうか。カエサルの手下は金策に奔走して現場にいなかったし、海賊どもは処刑されてしまったのだ。結局、カエサル自身が自慢げに吹聴したとしか思えない。むしろ、海賊どもを一網打尽にして処刑したことからすれば、よほど腹にすえかねていたのかもしれない。あるいは屈辱的な体験が復讐の念を強めたこともありえないことではない。

だが、それだけなら凡人の物差しでも考えつくことだ。カエサルのことだから、もっと将来を見据えた政治家としての展望があったのかもしれない。なにしろ、自分を売り込むのが巧みだったし、なによりも「運命の寵児」を自認していたのだから。

それにしても、エピソードが語りつがれるには、そこに真実の一端を多くの人々に感じさせる何かがあったにちがいない。並はずれた自負心と豪胆さ、さらには、すばやい決断力と天衣無縫の明るさ。そのような統率者としてのカリスマ資質を一身にあびた男がいたのだ。それらのイメージが激動する歴史の舞台を駈けぬけた人物としてお似合いだったのだろう。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )