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元上司に会いました

今の電算部はろくなものではないが、私が居た頃は夢がありました。ハードウェアはメインフレームしかなかったけど、色々なものを作り出しました。データベースの技術も、システムロジックの動きもそれで習い、本番に適用しました。システム開発に行き詰まって、茶道をはじめて、日本的な設計手法も習得しました。

一番、楽しかったのは、その当時の電算部には人を育てるという風土があったことです。ある人から言われました。「システム開発する一番の目的は、人を育てるためです」。そのためには、色々なことに挑戦しなさいと。

今の電算部は人もシステムもバラバラで、自分が何をしているのか理解せずに、ユーザーの知恵の目を奪い、柔軟な活用を否定し、過去30年に亘るやり方だけで、重厚長大なシステム開発のみを行っている。それも自分たちがやっているという証明をしたいだけで。

こんなことを書いたのは、今日の東京からの帰りのバスで、入社当時の課長が栄から乗ってきて、元町工場までずっと、話し込んでいて、その当時のことを思い出したからです。

何となく、栄で誰か知っている人が乗り込んでくるような感が働いたので、本を読むのを中断して、見ていたら、SIOさんでした。関連会社を作り、その会社の社長をしていたのが、12・3年前だから、定年退職しています。栄での集まりの帰りだそうです。

この前、美術館でSIO自選展があり、案内状をもらったので、出かけていきました。その時の話などをしていました。何しろ、定年前にきっちりと自分のスタンスを決めて置けという指摘をうけました。私は絵を描くとか音楽とかで自分を表現するのはムリだから、この「未唯への手紙」のように、自分の考えをまとめ、それに基づいて、Think Globallyすると述べました。これは本気ですよ。

こういう出会いを大切にするために、新ビルでの名刺を渡しました。ぜひ、来社していただけるように。そのうちに、私の考えの『自選展』を開きたいと思います。かなり、分かりにくいかもしれませんけど。

それと、バスの中での出会いをもっと大切にしましょう。この間は、エコ共和国の女性大統領のASAさんが乗ってきました。その時はあいさつしてもらったのに、そのまま本を読んでいました。次はキッチリとお話しましょう。
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