霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

冷やした水

2006-04-20 19:49:14 | 生活
水分神社の水をペットボトルに入れて毎日飲んでいることを先日紹介したが、「水は冷やして飲むと美味しい」と言う人が多い。
私も以前は、バドミントンの練習に出かける時に、ペットボトルを冷凍庫に入れて冷やして持参していた。しかし、ある時、烈しい運動で火照った身体に冷たい水を注ぎ込んだら気分が悪くなってしまったことがあった。急激なショックを身体に与えてしまったのだ。
それ以来、水は冷やすことなく常温で飲むようにしている。
そうすることにより、冷蔵庫に入れて冷やしたり氷を入れたりする手間ヒマが一掃されるとともに、常時携帯して、いつでも気軽に水が飲めるようになった。
更に、それが発展し、ビールも常温で飲むようになったし、メロン、スイカ等も常温で食べるようになった。その方が本来の味で美味しく飲んだり食べたりできる気がしている。
冷やしたものは「冷たい」という印象が先に来て、本来の味が誤魔化されてしまうのだ。
「冷やしたものが美味しい」という食文化は、バレンタインデーのチョコと同じで、どこかの業界の思惑に踊らされて来たためではないか、と勘ぐったりしている。

しかし、「常温が一番美味しい」という意見に同調する人は周囲には殆んどいない。



図鑑によると1~2月に花を開くと紹介されている蝋梅が4月に花を開いた。
ここは一関の中心部と比較しても2度ぐらいの温度差がある。
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「禁煙スナック千代」

2006-04-19 18:25:45 | 生活
商品を売る場合にキャッチコピーは大切だ。少し古いが一番好きだったキャッチコピーはキリンビールの「感動は人生を大きくする」だった。しかし、いつも呑んでいるのは「男は黙ってサッポロビール」「大人になったら黒ラベル」のサッポロビール。苦味が余り強くなのが好み。
キャッチコピーではないが、サラリーマン時代にビジネスの参考としたのが、キリンの牙城を崩したアサヒビール社長の樋口廣太郎さんや瀬戸雄三さんの著書。智恵の出し方や人間性が大いに勉強になった。

今日は、子供達が小学生の頃からお付き合いが続いている仙台のKさんご夫妻が結婚記念日で厳美のホテルに来ている。カラオケ好きなご夫妻なので、夕食後に我が家にお招きし、自慢の喉を披露してもらう予定だ。
夜遅くまで騒いでも、隣近所に迷惑とならないのが田舎の良いところ。
オバサンの田舎料理をつまみながら、呑んで騒いでカラオケも歌える専用の部屋「禁煙スナック千代」を用意している。

音痴のオジサンも久しぶりに「♪ビールをまわせ~ 底まで飲むもおう~」とがなりたてるつもりでいる。
歌唱力を必要としないこの「すごい男の歌」はサントリービールのCMソングのはずだ。
ちなみに、オバサンのオハコは「他人舟」。
♪わ~かれ~て~く~れ~と~ ゆう~ま~え~に~ 死~ねよ~といい~て~ 欲~し~か~った~
 なんとも意味深な歌が好きなのであります。



家の裏側、台所兼食堂の目の前に大きなツバキの木がある。その花が咲きかけている。その隣にある「スナック」からも眺められるが、夜の来訪者は見ることができない。
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防鳥網

2006-04-18 18:34:20 | 
苗箱を並べているハウスにも外敵がある。上からは雀、下からは鼠が侵入し撒いた種モミをほじくるのだ。もう芽が出て青くなっているものまで掘り起こすので、被害にあった苗箱は商品価値が無くなってしまい、大きな損失となる。
鼠対策としてスイセンをハウスの周囲に植えていることは先日紹介したが、それだけで十分ではない。鼠が侵入した穴を発見したときは、直ぐに塞ぐようにしている。

今日は、雀対策として防鳥網をハウスの周囲に張った。
日中はハウスの温度が上がるので、両側のシートを上げ風通しを良くして温度調節をするが、そこから雀は入って来る。
以前張っていたものが役に立たなくなったので、新たに張り直すこととしたのだが、紐や網が絡み合ったりして作業が順調に進まず、バァチャンと三人掛かりで4つのハウスを半日で終わらせる予定が、3つで一日が終わってしまい大誤算となった。



□両側に防鳥網を張り直したハウス。網が細く色も薄いので肉眼でも判りにくい。
 最初に撒いた苗箱は、もうこんなに緑が濃くなっている。

□今日の仕事はストレスが溜まってしまった。
 どうも手先の器用さを求められる仕事は不向きのようだ。
 汗をかきながらの力仕事の方が百姓の雰囲気になれるし、お腹も減って健康に良さそうだ。


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雛のベッドルーム

2006-04-17 20:55:17 | 家畜
鶏の雛が25羽到着後、無事だったのは最初の夜だけだった。翌々日の朝には3羽足りなくなっていた。それは家族に大きなショックを与えた。これだけ対策を講じても襲われるということは、もう今の鶏舎で被害を防止するのは不可能なのだ。
もともと、ジィチャン、バァチャンが若い頃に山から木を切って来て、牛舎として作った建物。そちこち隙間だらけで、今回穴という穴を塞ぎまくったが、それでも被害に遭うとすれば、もう万事休すだ。お金はかかるが新しい鶏舎を造るしかない。そんな悲壮な結論を家族会議で出した。
しかし、新しい鶏舎が出来上がるまでには時間がかかるので、当面の被害防止策を講ずる必要がある。スッタモンダの議論の挙げ句、鶏舎の中に完全防備できる雛用のベッドルームを作ることとなった。H60、W100、D200cmの長方形の箱を作り、夜、雛達をそこに避難させることにしたのだ。
この窮余の一策がヒットした。雛達が安全になっただけではなく、避難させた後の床を箒でならすことにより、夜の侵入者の足跡や侵入経路が把握できるようになったのだ。
ベッドルームはセキュリティが万全なので、鶏舎の防備対策はもう急ぐ必要はなくなった。繁忙期が過ぎてからゆっくり取り組めば良いのだ。そして、勿論、新しい鶏舎を造る必要もなくなった。
まずは、メデタシ、メデタシだ。



□ 餌を食べる雛達の手前が新しく作ったベッドルーム。当初、雛達を入れるのに手数がかかるのを心配した。しかし、大変だったのは初回の夜だけで、翌日からは、雛達が自ら進んで入ってしまい驚かされた。「鶏は三歩あるけば皆忘れる」ということを昔から聞かされて来たが、どうもそれは嘘のようだ。

□ 家族会議で「新しい鶏舎を造ってまで鶏を飼う必要があるのか?」という意見は出なかった。素晴らしいことだと思う。
「買った方が安い」と言って自給を止めたのでは、日本政府のお粗末な食糧政策と何ら違いがなくなってしまう。
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地域の環境整備の日

2006-04-16 20:18:14 | 景色
今日は地域の環境整備の日。生憎の雨だったが、地域住民が雨合羽を着て集まり、朝六時から約一時間、道路沿いのゴミ拾いを行った。毎年、春と秋の年二回実施しているが、ゴミは一向に減らない。通り過ぎる車から空き缶や弁当の空き箱等を道端に投げ捨てる不心得者が後を絶たないのだ。今朝は古くなったタイヤやホイールを数本捨ててある所が2箇所もあった。
最近は電気製品等が処分にお金がかかるようになったことかから、山間部に持ち込んで捨てる不逞の輩も居る。これは完全な犯罪行為なので取り締まりを強化してもらいたいのだが、警察もそこまでは手が回らないのが実態のようだ。



「霜後の滝」の入り口にある小さな雑木林に、毎年カタクリが花を咲かせる。
逆光のためか花の色が出なかった。
カタクリは手入れの行き届いた林でないと咲かないと言われている。地域住民の日頃の環境への配慮が成果として現れている。


カタクリと隣り合って咲いていたショウジョウバカマ。
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