霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

お客様との交流

2009-11-23 20:21:53 | 産直
美味しくて安全、安心な野菜を作れば必ずお客様が支持してくれる筈と思っていたが必ずしもそうではないようだ。
枝豆、トウモロコシ、トマト、カボチャなどの美味しさには敏感でもホウレンソウやニンジン、ジャガイモ、大根となると「味の違い」に関心を持たないお客様が多いように見える。

それでも時々「いつもお宅の野菜を選んで買ってますよ」などと声をかけてくれるお客様が居ると嬉しくなって急に元気が出て来たりする。

そんな声かけをしてくれる一人であるKさんがご主人を伴って我が家の「農園」を見学に来てくれた。
事前に注文を頂いていた漬物用干し大根以外のホウレンソウ、ニンジン、紫キャベツ、ブロッコリー、蕪は実際に畑で収獲して貰った。
我々よりも少し先輩のご夫妻だったが、奥様がホウレンソウを収獲するのは初めての体験と聞いて驚かされた。

その後に日向ぼっこをしながら「漬物」をお茶菓子代わりにした「茶飲み話し」で盛り上がった。


(四号ハウスのナバナ。右側に芽を出しているのはホウレンソウ)

帰り際に、僅かばかりしか出ていない原木ナメコとシイタケの収獲体験をして貰ったら、今度はご主人が「初体験」と聞いてまた驚いた。

生きる上で必要不可欠な「食」を通じて多くの方々と交流を持てるのが農業の大きな魅力の一つだが、消費者と生産者の相互理解のためには「もっと交流の機会を多くすべき」なのかもしれない。
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2 コメント

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Unknown (スベルベ)
2009-11-24 06:11:44
 持ち出しにならなければ幸いと言う零細直売所の経営をしていても、お客様の「こちらの野菜を食べると他の野菜は食べられなくなる。」
なんて、嬉しい言葉だけが励みですね。
ところで、先々週でしたか、NHKのクローズアップ現代で、
直売所を取り上げていましたね。
物凄い売上を誇る直売所が誕生している一方で、無農薬を謳った直売所が残留農薬の検査で、壊滅状態になったという話も。
やはり、近隣の直売所でも人気ナンバーワンの方の野菜はかなり農薬を使っていると聞きます。
やはり、虫食い跡のある野菜よりも、綺麗でサイズも揃った野菜を求められる方も居るのです。
スベルベもはっきりと「私は虫は生理的に嫌。農薬を使っても虫の居ない物が良い」とはっきり言われた事もありました。
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Unknown (「霜後桃源記」)
2009-11-24 07:27:31
スベルベさん
コメントありがとうございます。
野菜に限らず「中身よりも見かけ重視」というのが世の中の多数派だという気がしています。
「虫が生理的に嫌」というお客様も結構いますね。

そんな逆風の中でも「美味しさと安全」にはこだわり続けて行きたいものと思っていますし、少しずつですがそれを理解してくれるお客様も増えて来ています。


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