霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

四年目の課題

2008-11-07 19:56:46 | 生活
二人で農業に専念するようになってから三年が経過する。
当面の目標とした「赤字の農業を黒字化する」ことには成功したので、その意味では十分に満足している。
しかし、そのためにかけた労力は計り知れないものがある。
これほどの労力をかけなれば黒字にならないのであれば「実質的には赤字」と変わりないような気もする。

ただ、これまではやる事為す事すべてが初挑戦みたいな面があり、試行錯誤の連続だったので効率化を云々する段階までには至っていなかった。
それに、農薬や化学肥料に頼らないこだわりも「手がかかる農業」に拍車をかけている。

「年中暇無し」みたいな農業では長続きしないし後継者も育たない。
「黒字経営」や「こだわりの農業」を捨てずに効率化の道を模索するのが四年目の課題となる。



赤い南天の実を見たことがあっても色付く前の実に気づく人は少ないのではないか。
南天は「難を転ずる」ということで縁起担ぎにも利用されるが、バアチャンの話しによるとドブロク製造の際に南天の葉を入れると酸っぱくない美味しいお酒ができるという。

食生活を支える大切な職業であるはずの農業がこの国では長いこと軽んじられて来た。
そんな農業から脱却する「先駆的役割を担えたら」と二人の志しは大きい。
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2 コメント

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Unknown (スベルベ)
2008-11-08 05:36:47
「その志たるや良し。」素晴らしい意気込みだと思います。
 私も、本物の野菜の美味しさを通じ、健康を考えてもらいたい。
子供たちに畑を知ってもらい、食育を実践する。
 こんな思いで畑をやっています。
多品種、少量栽培と言うもっとも儲からない方法に賭けるドンキホーテです。
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Unknown (isamrx72)
2008-11-15 23:21:53
 黒字経営とは素晴らしい。自分の場合は、ほとんど一人で気ままにやっているので、なかなか上手く黒字とは言えません。減価償却分と自分の働いた分が無なら、いくらかお金が余る感じ。これでは再生産出来なくなります。
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