霜後桃源記  

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「始動人」

2024-03-29 07:22:50 | 経営
 毎朝欠かさずチェックしている山本一太群馬県知事のブログ「気分はいつも
直滑降」で「始動人」なる言葉が頻繁に使われるようになった。
 聞きなれないものの「内容を的確に表現した言葉」と受け止めていたが、
念のため語源を検索してみた。


 (エグネの伐採により西側からも建物全体が見えるようになった)

「自ら考え動き出す『始動人』輩出へ 希望を語ることが教育の使命」
平田 郁美(群馬県教育委員会 教育長)2021年9月

 群馬県は昨年度発表した新たな総合計画の中で、教育施策として「始動人」
というコンセプトを打ち出している。県が推進する教育イノベーションと「始
動人」の育成、これからの時代に求められる学びについて、県教育委員会教育
長の平田郁美氏に話を聞いた。

  未来が予測困難な時代、「始動人」の活躍が社会を変える

 あまり耳慣れない言葉ですね。
 実は、この「始動人」という言葉は、群馬県が発表している総合計画の中で
の教育施策として「始動人」というコンセプトを打ち出しています。
「始動人」とは、自ら考え、新しい領域で動き出す力をもつ人たちのことです。
「始動人」が必要とされている背景には、大きな社会の変化、時代の変化が
あります。
 右肩上がりで経済が成長していた時代には、目標が見えやすく、それを迅速
に効率的に達成できる人を育てるのが教育の目的でした。
 2008年をピークに日本の人口が減少し、子どもたちが親世代よりも豊かにな
れる保障が失われ、またAIなどテクノロジーの進展もあって、今の小学生が
大人になる10年後、20年後を予測することは困難です。
 現在ある仕事の半数がなくなっているとも言われています。
 こうした予測困難な時代に生きる子どもが幸せに生きていくためには、決め
られたルールの中で効率的に目的を達成するような教育ではなく、目指す道が
不透明であっても、あるいは他の人が目指さないような領域であっても、自ら
考えて動き出す人になることが必要です。
 それが「始動人」というものです。
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