共産党が反党分子として党首公選制の導入を訴えたジャーナリストを除名
したことで批判の的となっている。
朝日や毎日が社説で批判すると共に、いわゆる左翼系といわれている評論家
の間でも評判が良くないようだ。
共産党が弱者の味方となっていることを評価していた瀬戸内寂聴は「政党名
を変えるべき」が持論だったが、共産党支持者の大半は「共産主義社会」など
望んでいないはず。
半世紀以上も少数野党のまま低迷しているにも関わらず「ぶれない政党」と
誇示しているが、単に、変化に対応出来ない「生きている化石」のような気が
してならない。
国民の多数が「自民党の一党独裁政治に終止符を」と望んでいるにも関わらず、
唯我独尊の小数野党ばかり乱立していたのでは「軍備拡張」や「原発再稼働」等
自民党の暴走を抑えることは出来ない。
朝日新聞 天声人語(2023.1.23)後半部分
▼1952年1月23日。条約発効の年にあたって、吉田茂首相は施政方針
演説でこう述べた。防衛費などで「支出は相当に増加する」が、財政の規模は
「あくまでも国民経済力の限度に適合したものにとどめたい」。身の丈にあっ
た、という意味であろう▼さて同じ日付のきょう、岸田首相の演説で通常国会
がスタートする。焦点の一つは、やはり安保政策だ。
政府は防衛支出を大幅に増やす方針だが、わが国は借金大国で、債務残高の
対GDP比は世界最悪水準にある。果たして身の丈にあっているのか
▼米国との軍事一体化は強まり、敵基地攻撃能力を持つようになる。それでも
平和国家という理念にたがうことはございません、という首相をそう易々と
信じていいものか
▼先の番組の台本にはこんなのもあった。
男「国民よ、ただ政府を信頼せよ。信ずるものは幸いなり。信ずるものは
すくわれん」。 別の声「足許をすくわれん」。
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