霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

控訴審

2021-09-09 20:59:53 | 社会

   午後、仙台まで新幹線でトンボ帰りした。

   仙台には知人友人が多いのでコロナ騒ぎがなければ、駅前で牛タンを酒の肴に一献傾けたい

ところだったが、「二人でのマスク会食」でも迷惑を掛ける可能性があることから遠慮せざる

得なかった。

     高等検察庁の建物には若い頃に何度か入ったことがあったが、高等裁判所は初めてだった。

    飛行機の搭乗並みに玄関先で荷物の厳重チェックを受けたのには驚いた。

   結果的に、いつも携帯しているカメラを持参しなかったのは正解だった。

 (建物や廊下そして法廷もHPの写真通りの立派なものだった)

 私は戦い方を誤ったらしく、控訴審での証人申請や文書提出申立てについては、「そんなことは

一審で済ませること」と裁判長に却下されてしまった。

 また、「農業の忙しい時だから訴訟など起こさず仕事に熱中した方がいいのではないか」などと

小馬鹿にされる始末だった。

 これは弁護士を付けずに訴訟提起するハンディと諦めるしかない。

 しかし、本訴訟は基本権にかかわる事案なので、敗訴した場合は「上告も辞さず」と主張する

ことで、ようやく真面目になった裁判長と暫し論争することが可能となった。

 それでも、法律を論拠としない一般常識的な「軽い見解」を示されたのには驚かされた。

 陪席の二人の裁判官は一言も発言しなかったが、その二人に「裁判官としての良心」を期待する

しかないのかもしれない。

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鶏卵価格とアニマルウェルフェア

2021-09-09 08:36:28 | 家畜

   鶏に与えている購入飼料がいきなり2割も値上がりして驚いた。

  6月に知り合いの木材業者が「海外から入って来ないこともあって木材の価格が急騰し続けていて、

見積書の有効期間を1~2週間程度に限定しなければならない事態を迎えている」と嘆いていたが、

鶏の飼料の原料となる輸入トウモロコシ等も品薄となって来たようだ。

   我が家で鶏に与えている購入飼料の割合は半分程度だが、それにしても2割アップは痛手。

  既にスーパー等の鶏卵価格が値上がりしているらしいが、我が家の「平飼い卵」もいつかの機会に

「値上げ」となりそうだ。

 (アニマルウェルフェアでは「鶏舎には止まり木や巣箱が必須」としている。)

 我が国で生産されている鶏卵の9割以上がケージによる大量飼育で、それが安価な鶏卵価格を下支え

して来ていた。

   しかし、世界標準となりつつあるアニマルウェルフェアの批准を阻止するためアキタフーズが吉川元

農林水産大臣に「政治献金という名の賄賂」を提供したことや今回のオリンピックの選手村でケージ飼育

の卵が供されたことが問題となったことなどを勘案すると、鶏卵も近い将来「物価の優等生」の看板を

下ろすことになるのかもしれない。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする