霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
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主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

田んぼの「落水」

2006-08-22 21:21:57 | 
稲の開花時に、田に注ぎ入れる水を「花水」と呼ぶ。花水の時期が過ぎ、いよいよ秋の収穫に備えて田んぼを乾かす「落水」が始まった。この時期はできるだけ遅いのが理想だが、水はけの悪い田んぼが多いのでゆっくりしていると田植えみたいな稲刈りをする破目になる。
それでも昨年よりは二日遅らせている。
水不足とならないように毎日のように田んぼ巡りをしたオジサンは、苦労して入れた水を全部落とすのは何か勿体ないような気がしてならなかった。

一枚の田んぼに二~三ヶ所の落ち水口があるが、昔ながらの土嚢や石で止めてある所が多く、全部を終えるのに3時間ぐらいかかった。塩ビバイプを埋めている所は簡単に開け閉めできるので、農閑期に土方作業で切り替える予定だ。
[写真は勢い良く流れ落ちる「落水」]


□ 蛇足
例によって汗ダクダクで最後の田んぼの水口に置いてある石を持ち上げようとした時、草むらに隠れていた大きな蛇が突然動き出し目の前に現れた。ビックリして大きな悲鳴を上げ飛び退いた。その時に足場が悪く転んでしまい、身体を支えようとして咄嗟に着いた右手の着き方が悪く、右肩が骨折したのではないかと思われるぐらいの激痛が走った。
これから秋のスポーツ大会シーズンを迎えるというのに、一番肝心な右肩を傷めたのではバレーボールもバドミントンも出来なくなってしまう。
激痛に顔をしかめながら、最初に頭をよぎったのはその事だった。

今日のアクシィデントはそれだけで済まなかった。
その後、トラクターで畑を耕していたとき、隣のトウモロコシにかけてあったネットをロータリーに引っ掛けてしまい、絡んだネットをはずすのにオバサンと二人で一時間もかかってしまった。
痛い右腕を使っての取り外しは、まさに泣きっ面に蜂。
踏んだり蹴ったりの散々な一日となった。
これは、昨日道路で誤まって轢いてしまった蛇のタタリかも?
コメント (4)
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