古稀の青春・喜寿傘寿の青春

「青春は人生のある時期でなく心の持ち方である。
信念とともに若く疑惑とともに老いる」を座右の銘に書き続けます。

名古屋駅前

2008-01-06 | 旅行
5日11時、名古屋駅前のナナちゃん人形の前に集まる。10分ほど前に行くと、もうO君とSさんがいた。「今年もよろしく・・・」と新年の挨拶。「10年ぶりぐらいだよ。ここにくるのは」とO君。「10年?」、「駐車場見つけるの大変だもの、駅前もすっかり変わったネ」「そう。貧乏人に縁のないビルばっかり沢山建ってネ」と小生。待つほどもなくIさん、Mさんが来た。皆、中学の同級生である。
 「どこへ行こうか」。「トヨタのビルに安くて良いレストランあったよ」とIさん。「じゃ、行ってみよう」とトヨタのミッドランド・スクウェアへ入る。ところが、1階は、ルイ・ヴィトンやセリーネなどのブランド店ばかりが並ぶ。「レストランは?」と見ると4Fの表示がある。4Fまでエスカレータ。しかし「安いお店など見あたらない。Iさんは首を傾げてインフォーメーシヨンのスタッフに聞き「センチュリー・トヨタってビルが隣だって」。
 もう一度1Fに降りて外に出る。東に、そのビルがあった。「これって昔、都ホテルのあったとこじゃない」とO君、「トヨタが買って立て直したんだナ」。”トヨタ、トヨタと草木もなびく”時代だ。
 1Fに入ると、「さ嘉なや」という店があった、「ここだわ」とIさん。
 入り口で「5人」というと「どうぞ」とテーブルに椅子6客の小部屋に案内してくれた。生ビールと料理を注文して、まずは乾杯!
 中学生以来の付き合いで、お互いしゃべることが一杯あるが、まず仲間の消息、「誰々が亡くなった」、ついでお互いの最近の健康状態。今も現役で自営業のO君。九州から仙台あたりまで車で駆け回っているそうだが、「運転は得意だが、大きな会社に行くと、門の外に駐車場があって、足が弱っているから、目的地まで歩くのがたいへん!重い荷物のあるときは泣きそうな気持ちになる」。それでも「近所の退職者が、することがなくって喫茶店を毎日梯子してるのを見ると、ああなるより仕事をしてる方が幸せだと思う。俺って死ぬまで社長兼小使いで走り回ってるワ」と言う。
 税金から健康保険の話も出て、次から次へと話題がつきない2時間だった。 
 勘定をしてもらったら、一人頭で2千円を切ったから、「トヨタのビルにも安い店がある。覚えておこう」。外に出て「折角ここまできたから、展望台に登ってみないか」という話になって再びミッドランド・スクウアに入る。「オフィス・タワービルに入って左のエレベータです」とインフォーメーシヨンの女性。
 42Fまでいっきょに40秒で登る。そこからエスカレーターに2回乗って46Fの展望台、スカイ・プロムナードに入る。入場料はシニア(65歳以上)500円、一般は700円だ。ビルの四周が展望道になっている。お天気が良く、伊勢湾も伊吹山も御嶽山さんも遥かに望める。名古屋市内を一望に納めて壮観!
プロムナードには徳川慶勝(尾張藩の最後の藩主)など、幕末維新の写真の展示。会津藩主松平容保の写真もありました。小生も不勉強で知らなかったのですが、二人は兄弟なんですね。美濃高須藩主の次男と七男と説明がありました。当時の桑名藩主も弟(九男)だったらしい。慶勝は第一次長州征伐軍の総督も務めた。波乱万丈の生涯だったが、明治16年60歳を前にしてなくなったとのこと。
O君のカメラで記念写真を撮ってから降りることにする。帰りに気がついたが、エレベーターは全面ガラス張りシースルーの2階建てエレベータだ。一挙に降りると、耳がツーンとした。
 外に出て2時、「また会いましょう」と再会を約して食事会はお開きになりました。

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