25日は住宅シニアクラブのウオーキング、初夏のような温かい日になりました。
9時半出発、14名のメンバーが地下鉄で、港区役所駅の1番出口にエレベータで出ました・区役所の隣が港防災センターです。玄関に伊勢湾台風の記念碑があります、「台座の2m下まで水がきました」との説明がありました。
「伊勢湾台風の記録フィルムをご覧ください」と、3Fに案内された。
伊勢湾台風は、死者行方不明合わせて5000人を超す。関東大震災とか、先年の東日本大震災、神戸の震災など大きな被害をもたらした災害はあるが、台風だけの被害でこれだけ大きな災害をもたらしたのは、伊勢湾台風が最大ではなかろうか。
上映時間32分。被災者の仮設住宅での生活などを見て、フクシマの被災者はもっと厳しいなど思う。
3D画像をホームページで宣伝していたので、予約の際に申し込んだのだが、「3Dは子供用ですから年配の方には記録映画がおすすめです」と言われて30分の映画鑑賞になった。
10時45分センターを出て、裏手の津金文左衛門さんの顕彰碑を見る。江戸時代、熱田新田を開拓した功労者で、磁器製造も支援したので、傍らに「尾張磁器発祥の地」の碑も建っていた。
北へ歩くと、弘禅寺というお寺があった。昭和7年、名古屋港で漂流中の観音様を浚渫船の船員が発見し、昭和39年からこの寺に安置されている「流れ観音の寺」です。
更に北へ行くと新幹線が見えてきた。ガード下近くに公園がある。南郊公園といい、昔は川だったそうだが、埋め立てられて公園になった。だから、川のように細長い地形の公園です。ここで11時45分。時分時だから昼食にする。
12時20分、腰をあげて歩きを再開。公園の北の端に愛知機械熱田工場がある。ここから西へ向かうと、都心の伏見通りから南下する大通り。信号を渡って北へ歩くと「名古屋一番郵便局」という郵便局がある。一番という地名です。新田開拓で一番とか二番とかの地名が付けられた。
郵便局の北の信号を渡ると、「身代わり地蔵尊」という地蔵様が建っている。
新田開拓の際、作業の無事を祈って観音様を祀ったが、近年は、一号線が近くを走ることから、交通安全を祈って、平成一九年には新しい身代わり地蔵尊が寄進された(写真)。
地蔵様の北は白鳥橋。橋を渡ると、西側に白鳥庭園。平成元年(2089)の名古屋デザイン博の「日本庭園パヴィリオン」が整備され、平成3年公開された庭園です。
大きな池を中心に配置した「池泉回遊式」の日本庭園で、都市公園内の庭園としては、東海地方随一の規模を誇る。世界デザイン博覧会のパビリオンとして設置したため東海三県を中心とした中部地方の地形をモチーフにしている。公園の南側にある築山を御嶽山に、そこから各池に注ぐ川を木曽川に、中央・周辺の池を伊勢湾に見立てており、自然の雄大さを演出している。 園内のメイン施設の清羽亭は本格的数寄屋建築の茶室である。汐入(しおいり)亭で、庭を眺めながら、銘々がオーダーした抹茶やコーヒー、わらび餅などを楽しむ。清羽亭は第3水曜に来ると一般公開しているので抹茶など楽しめるとか。
2時前、庭園を辞し、白鳥橋を渡って北へ旗屋町まで歩くと、地下鉄の神宮西駅がある。
熱田神宮が駅の北東に広がる。
ここまで来たから「熱田様」にお参りしてから帰ろう、と本殿にお参り。
その後、「目の神様」にもお参りしたいというので、奥の「清水さま」にお参りする。その昔、平景清なる武将が目を洗ったという故事から、「目の神様」となる。奥の入り口には、「目の神様」ならぬ「根の神様」ともいうべき神木がありました。
http://guide.travel.co.jp/article/1120/
目標の石に3回水をかけると願いがかなうそうだ。美肌にも効果があるとかで、女性に人気があるみたい。
お参りを済ませ地下鉄で帰宅すると、3時半でした。「いい時間だ」とみなさん。今日のウオーキングを楽しまれたようで、企画者としてはうれしい1日でした。