古稀の青春・喜寿傘寿の青春

「青春は人生のある時期でなく心の持ち方である。
信念とともに若く疑惑とともに老いる」を座右の銘に書き続けます。

今年は銀メダルでした

2007-04-30 | 水泳
 日本マスターズ水泳短水路大会愛知県会場が、昨年と同様安城市総合運動公園の
プールで29日開催されました。今年も100mバタフライにエントリーしました
(他の種目では入賞の見込みがないので)が、100バタは予定時刻は15時21分。ガールフレンドのJさんが、「一緒に行くのなら7時に車を出します」と言ってくれたが、8時に着いてpm3時まで待つのもたいへんだから「電車で行くわ」と答えた。
 朝10時に家を出て、まず東区プール(名古屋ドーム北)に行く。安城ではサブ
プールがないので、練習、アップが出来ない。市営プールで一泳ぎしてから行く事にしたのだ。プールで500m軽く泳いで上がり、西側のJUSCOで弁当を買って、安城に向かった。名鉄安城駅には12時に着いた。バスで10分ほど、公園に着く。
 公園の木蔭で弁当をつかってからプールまで歩く。大きな公園で色々な運動施設が揃っている。とにかく広い。
 昨年もそう感じたが、企業からの税金がふんだんに入る市でないと、作れない公園だろう。
 会場に入ってJさんたちは何処かな?と見たが分からないので、水着に着替え、上にTシャツだけ羽織ってプールサイドに降りたら、すぐJさんが声をかけてくれた。
「選手控え室が満杯で席を取れなかったから、玄関の正面、外の芝生にシートを敷いて席を作ったの」と言う。今日は青空だから、外でも構わないわけだ。愛知会場と言っても、全国から水泳愛好者がくるから3000人近い。大混雑だ。
 温度表示は水温29度、室温30度。一寸高いから記録は出ないな、と思う。
 顔なじみの選手が次々と見えて挨拶。自由形のOさん、もう200mはすんでこれから100mと言う。
 間もなく100mが始まり、Oさんは1分21秒の力泳。私より年上なのにすごい。
 プール仲間のK女史が来た。「バタフライ、どう?」と言うので、「プログラムを見たら70歳以上は二人しかいない」。
「じゃ、金か銀メダルね」。「いや、もう一人の申告タイムみたら、僕より20秒早いから勝てっこない!今日は完泳さえすれば、銀メダルだよ」「いいわネエ」など雑談。
 競技プールの横に幼児用のプール(水深60cm)があって、大勢泳いでいたので、少し身体を濡らしておこうかと入ってみたら、泳ぎ難いの、これが。バタで泳ぐと膝で底を打ってしまいそうで、すぐ止めてしまった。でも、器用にバタフライを泳いでいる人がいるので感心。
 ほぼ予定の時刻に飛び込み台に立つ。1組第2コースだ(第1コースは空)。組合せは申告タイム順の編成です。「用意っ、ピー」で飛び込んだ。予想通り水は温かい。
マイペースと決めていたので75m折り返しまで一かき一呼吸、後ゴールまで二かき一呼吸でフィニッシュ。2分13秒03だった。昨年は2分14秒77だったから、実力どうりだが、ベストには3秒及ばなかった。
 昨年、一昨年は銅メダルだったが、今年は銀メダルになった。「もう4~5年経てば金メダルかも?」と言ったら、Jさんが「そうなるね」と笑った。4時前、Jさんが駅まで車で送ってくれた。
 100m平で銅メダルのJさん、この後リレーに出るのだが6時ごろになので、「駅まで送りましょう」と言ってくれたのです。
 以上、連休初日の水泳大会でした。

聚楽園に遊ぶ

2007-04-30 | 旅行

「細井平州」という名前をご存知でしょうか。
上杉鷹山の師といえば思い出されるでしょう。江戸時代の著名な儒学者。
尾張の国荒尾村の出身、現在の東海市です。

http://blog.livedoor.jp/ijinroku/archives/50299271.html

「平州と大仏」の郷を訪れようと、わが住宅のシニアクラブは27日、ハイキングに出かけました。
 名鉄知多線で大きな大仏が見える「聚楽園」で降りればよいのですが、ウオーキングのため、一つ向こうの「新日鉄前」で下車。お天気は申し分ない。
名鉄知多線は久しぶりに乗りましたが、次々と中部国際空港行きの特急が、追い越して行き、嘗てはローカル線だったが、世界に通ずるメインルートになった感です。

 暖かい日差しの中を、聚楽園大仏まで歩きました。何故、ここに大仏があるの?
私もよく知らなかったのですが、昭和天皇のご成婚を祝賀して地元の素封家が、昭和2年建造したといいます。
http://www.city.tokai.aichi.jp/~hokenfukushi/shiawase.html

大仏の周辺を散策した後、芝生に座ってお弁当を広げた次第です。
 その後、公園内の「櫻鳴庵」という茶室に。(実はこの「櫻」の字、正しくは木ヘンでなく口ヘンですが字が見つからなかった)

 細井平州が江戸で開いた塾に因んだ名前とのことで、そういえば、昔名古屋大学に「櫻鳴寮」という学生寮がありました。

 和菓子付き抹茶が¥300というので、頂く。これが、美味しかった!本日最大の収穫でした。
 室内に、山田無文の筆になる書の掛け軸がありました。
「花開く万国の春」とあります。「花」という字が、「心」のようにも見えて面白い。山田無文は禅の学者として著名ですが、愛知県北設楽郡稲武町(現豊田市)の出身と初めて知りました。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E7%94%B0%E7%84%A1%E6%96%87

 茶室を出てから駅に向かうと、池に浮かぶ倒木に数十匹の亀が並んで甲羅干しをしていた。
絶好のシャッターチャンスと、Sさんがカメラを向けた時、「あっ、亀!」とFさんの声に驚いたか、いっせいに亀たちは池に飛び込んだ。「わぁ残念!」とSさん。シャッターチャンスって難しいですね。
 聚楽園駅前には、平州の言葉「学思行あいまって良となす」が建てられていました。
「学んで、その内容を考え、実行して、初めて良である」の意味らしい。

 以上、「文化の旅」の報告です。

さくら道マラソンと最高齢のガールフレンド

2007-04-21 | マラソン
 4月の第3土・日は、さくら道ウルトラマラソンの日です。名古屋城から金沢兼六園まで250Kmを駆け抜けるランナーたちに敬意を表すべく、6時10分前家を出て、お城の正門前までジョギング。丁度、最初のランナーが出発したところでした。次々と正門を出て行きます。応援の人たちに元気に手を振りながらのスタート。今年はおよそ100名のランナーが明晩6時まで36時間内で兼六園を目指します。
 拍手していたら、「おはようございます。お元気ですね」と声をかけられた。見ると、82歳の老ジョガーIDOさんです。半年振りかな、最近私の走る時間は8時前後なので6時台に走る彼とは会っていなかった。
 「おはようございます。東京マラソンはどうでした。」
 「あれダメだった。抽選に外れた!」
 「そうですか、残念でしたね」
 「仕方ないから来年また申し込む、第1回を走りたかったのになァ」
 「IDOさんは何処にお住まいですか?」
 「私、駅前」
 名古屋駅から、名城公園まで来て公園内周回して、また駅までだとおよそ10Km。 82歳で毎朝10Km走れれば元気なもの。これなら、フルも走れるわけだ。

 「走ってきます」と公園に向かったIDOさんの後ろ姿を見て、これが80代とはとても思えない。先日TVで荒川静香さんが、コメンテーターになって、ベテランのアスリート(阪神の金本、横浜の工藤、女子マラソンの弘山など)のトレーニングを伝える番組があった。「老化は最初に足にくる」と言っていた。全く同感です。
 一見達者に見える人でも、立ち上がって歩く姿をみると、「歳は争えない」と思うことが多い。「足を鍛えている人は若い!」と改めて思いました。

 話は別ですが、いつも通っている市営プールで、顔なじみになった女性がいる。いつもクロールとバックで、泳ぎはゆっくりだが、特にクロールの泳ぎ方が素晴らしく綺麗だ。大体50mで一休みの泳ぎだが、時には100mをすいすい泳いでしまう。
 彼女は私に「若い人はいいね、沢山泳げて」と言うので、「若いったって、もう70ですよ」と言ったら、「若いんだねぇ、私より15歳も若い!」と言われた。
 この泳ぎ方なら、若い頃は水泳選手だった?「水泳大会には出られるんですか?
と聞くと、「もう出ない」と言う。「85歳で出れば、入賞できるのに」と言うと
「(メダル)沢山貰って一杯家にあるからもういいわ」
 先日は一番若い友人M君を紹介しましたので、今日は一番年上の友人と
ガールフレンドの紹介をさせていただきました。

http://shirotori.gujo.to/sakurainr/HP/sakurainr1.htm

資本主義のルール

2007-04-17 | 経済と世相
 図書館の雑誌をのぞいていたら、「自動車のバイオ燃料の普及と食料価格の上昇」を論じた記事を見つけました(世界3月号「食べるのか燃やすのか」石弘之氏)。以下、その一部です。
 【今年に入ってメキシコ各地で、トウモロコシの値上がりに抗議するデモが相次いでいる。この粉を練って薄く焼いたトルティーヤは、メキシコ人のもっとも重要な主食だ。國際相場の高騰のあおりで、地域によってトルティーヤは6割も値上がりした。現地からの報道では、市民の間から「エタノールをつくるために、米国がメキシコから大量に輸入したのが高騰の原因」という非難の声が上がっているという。】
 【こうした穀物価格の値上がりは、他のエタノール原料におよんでいる。・・・
 砂糖は長い間、価格低迷の代名詞であり、欧米日などは巨額の補助金で国内価格を支えてきた。だが、世界のサトウキビ生産量の10%がエタノールに回されただけで、砂糖価格は跳ね上がった。砂糖相場と原油価格との連動性が強まり、今後は消費者への影響が広がりそうだ。】
 【食用油も10年ぶり高値圏にはいった。スーパーなどの特売品のスターだった食用油は、店頭価格も値上がりしそうだ。ナタネ油の価格高騰で、これを原料に使っているマーガリン、マヨネーズ業界は価格の見直しを検討している。
 05年の世界のナタネ油生産量は約4600万トンあったが、その半分はバイオ
デイーゼル燃料に回されたとみられる。日本は世界最大のナタネ油の輸入国である。】
【日本は世界最大のトウモロコシの輸入国で、その95%までを米国に依存している。 飼料のトウモロコシが値上がりすれば、さまざまな食品が値を上げることになる。しかも、トウモロコシの作付け拡大に伴って、やはり日本が大きく依存している米国の小麦や大豆の作付面積が減少している。日本は食料や飼料の安定輸入を維持する戦略の見直しが、緊急課題だろう。】
 【原油が高止まりして、このままバイオ燃料の需要が増え続ければ、小麦、トウモロコシ、砂糖、食用油などの価格が上昇して貧困層を苦しめることは間違いない。そして、穀物価格が危険水準にまで高騰すれば、裕福な乗用車所有者と飢えた人々の間で、早晩食料の奪い合いに発展する可能性は高い。現時点で前者は6億2000万人、後者は8億5000万人である。米国で年間にエタノールに回されるトウモロコシだけで、世界の1億人が食べるのに十分な量だ。】
 この問題は16日NHKのクローズアップ現代でも取上げられたようですが、この私のメールは、「食べるか燃やすか」という問題ではなく、次の問題意識からです。
 資本主義のルールは、食料がなければ、お金を出して買ってくるのは正しい行為
で、食糧生産者にも感謝される。しかし、それによってお金を持たない食料生産国の貧困者が、食料を入手できなくて餓死者が出たとしたらどうか!今言ったように、資本主義のルールでは問題ない!
 本当に問題ないと言えるか?資本主義のルールがおかしいという人々が出てきた
時、それを説得できる論理を、資本主義社会は持っていないと思うのです。
 この意味で、日本の自給率40%は極めて危険な水準であり、
資本主義のルールは過信すべきでない思うのです。

南アルプス桃源郷マラソン

2007-04-10 | マラソン
 7時半にホテルをチェックアウト、M君が迎にきてくれた。車のラジオが、「今日は南アルプス桃源郷マラソン、5000人のランナーが出場して行なわれます」。そう言えば昨夜のTVの地方ニュースでも伝えていた。この地方では年間のビッグイベントなのだろう。
 10数分で富士電機の駐車場。ここからは主催者の用意したシャトルバスで
櫛形陸上競技場に8時。競技場の観覧席になっている土手の芝生に荷物を置いて
着替えをする。絶好の日和、今日は暑くなるかもしれない。
 間もなく開会式で、ゲストランナーの資生堂弘山晴美さんが挨拶。今日は3.5Kmの部に出るというから彼女にとってはお遊び程度。来週は岐阜県恵那峡マラソンの招待選手だから、いつも長距離を走るわけにもいかないのだろう。
 M君に「今日は何分で走る?」「1時間10分」。彼は10Kmの部に出場する。10Kmと言っても、ここの10Kmは約10.6Kmある。
「じゃァ僕と同じ頃ゴールだ」。10Kmはハーフの後、1時間遅れでスタートする。
「今日は2時間10分目標だ。これだけ高低差のあるコースじゃ、いいとこ、それくらい。」
 間もなく放送「9時半現在気温16度、湿度57%」。スタート時刻が迫り、出発点に並ぶ。「ハーフの部は915名の出場です」と放送があった。スタートは10時15分、号砲がなって46秒後、スタート線を踏む。コースは最初6.2Kmまで上り坂で118mの高さを駆け上がる。その後は16Kmまでゆるやかな下り坂で150mくらい下る。16Km過ぎから1.5Kmで50mほどの登り。それから30mの下りと登りでフィニッシュになる。
 最初の6Km、「ここを辛抱すれば後はなんとかなる!」と我慢の走り。
10Kmを1時間2分で通過。コースは、桃の畑を通り抜けると桜の並木といった具合に、桜の淡いピンクと桃の花の濃いピンクが交互に現れる。まさに「桃源郷」の名に相応しい。
 しかし、16Km過ぎからの上り坂には閉口した。一直線の上り坂が目の前に出現。これは「登坂車線だナ」。最初の6Kmと違い、大分疲れが出てからの登坂だ。
「粘るしかない」、「ゆっくりでいいから腕を振ろう」と、懸命に登る。
 なんとかフィニッシュして、完走証を受け取ると、2時間11分34秒。328位(45歳以上男子430名中)だった。スタートロスの46秒を引くと、2時間10分48秒、1分未満を誤差と見れば目標時間で走ったことになる。
 引き替え証を持って弁当を貰いにいく。選手接待所で、甘酒を馳走になり、着替え場所に戻るとM君が汗を拭いていた。「どうだった?」。1時間15分の完走証を見せながら「10Kmは1時間10分で走ったから納得です」、
「まァコースが厳しいからな」
 弁当を広げるとハンバーグ弁当。「これは若者向きだ」。
 食べ終わった後、土産物屋のテントをのぞくと、「fe羊羹」なるものがある。
「feって?」と聞くと「富士電機のfeです」、自分は鉄分を多く含む羊羹かと思った!
fe羊羹¥300と、ついでに是も富士電機のチョコレート¥700、あわせて
千円を話の種に買い求めた。
 富士電機の駐車場にシャトルバスで戻り、甲府駅前までM君が送ってくれた。
3時の高速バスで中央道経由、名古屋駅には7時前に着きました。
 帰宅後、4年前のこの大会の記録を見たら2時間14分34秒。今日は3分
早かったのだと、自分の粘りの走りに納得しました。

甲府vs神戸

2007-04-09 | マラソン
 M君は甲府郊外に住む(今は中央市というらしい)私の友人です。友人といっても私と40歳違いの若者。10年前、山梨県の西湖マラソンを走った時宿泊した民宿で偶々相部屋になって知り合った。
 以来、何故か私は彼に気に入られたらしく、マラソン大会に出る度にメールを呉れたり電話を呉れたりする。年に最低一回は名古屋に会いに来る。多くはマラソン旅行のついでだが、時には長躯、愛車の軽四輪で名古屋まで来てくれる 聞くところでは、幼時父親を亡くしたとのことで、私を父親の代わりと思ってるのかな?「もうフルは引退したら」など私の身体を気遣ってくれる。
 4年前、彼の勧めで彼の地元の「第1回南アルプス桃源郷マラソン」を走った。
白根町他の町村が合併して、全国でも珍しいカタカナ市名の市が誕生した時である。桃源郷は桃畑の中を走ることからの命名と思う。
 走った後、「来年も走らない!」というので「毎年来るわけにはいかないが4年後は第5回、小生も70だからキリがいいから来て見よう」と答えた。
 その時の約束を果たすべく、8日の大会に出場することにした。
 7日朝、新幹線は定刻8:08静岡に着いて、すぐ隣のホーム、東海道本線の特急「ふじかわ1号」に乗り継ぐ。「ふじかわ」は富士駅から進行方向を逆にして、
身延線に入ってゆく。車窓一杯に富士の山容が迫る。間もなく富士と別れれて山間を北上。沿線のサクラは満開です。
 甲府の手前で、10:08東花輪という鄙びた駅につきました。下車すると、M君が待っていた。マラソン出場のためだけなら、こんなに早く来る必要はなかったのだが、M君が是非一緒に行きたいところがあるから早く来いと、インターネットで電車の時間を調べて知らせてくれたのだ。
 車に乗り込むと「ハイこれ!」と一枚のチケットをくれる。見ると、「Jリーグデビジョン1 ヴァンフォーレ甲府vsヴィッセル神戸」とある。サッカーを一緒に見に行って欲しいということか!
 サッカーは一度も見たことないが、話の種にみておこうか、と彼の車で小瀬陸上競技場に行った。11時開場なので、駐車場で30分待った。車は便利だが、時間丁度では駐車場の確保が難しいという不便がある。入場すると、M君は甲府のサポーターの特等席に案内してくれたらしい。周りはヴァンフォーレのユニフォーム色、ブルーのシャツで一色。試合開始は1時だが、45分くらい前に選手が入ってきて練習開始。これを見るのもファンではないサポーターの楽しみらしい。このあたりはプロ野球とおなじだが、それにしてもチケットは¥1500だから、野球と比べるとずいぶん安い。15分前から甲府の選手紹介で名前が呼び上げられる。そのたびに周囲は大歓声、足を踏み鳴らしたり応援歌を歌ったり旗を振ったりと大騒ぎ。
 試合開始後数分で向こう側のゲートにボールが蹴りこまれた。途端に耳をつんざく大歓声で、「あァ向こう側が神戸のゲートか?」何しろサッカーのルールは、相手のゲートにボールを蹴り込むと1点ということしか、知らないのである。
 その後、ほとんど向こう側でボールを蹴りあっているので、甲府が押し気味なんだな、と思ったが全然点が入らない。ところが前半戦終了間際にボールがこちら側
に飛んできたと思ったら続けて2本ゲートに蹴りこまれた。2:1で前半戦終了。
後半戦は陣地入れ替えらしく、甲府のゴールキーパーが向こう側のゲートに位置した。後半戦開始しばらくで、向こう側ゲートにボールが入って3:1。その後はまったく点が入らない。これで終わりかな、と思い始めた時、立続けに甲府がこちら側のゲートに蹴り込んだ。同点である。周囲は大歓声!更に終了間際にもう1点、甲府が蹴り込んだ、その瞬間の大歓声。私の鼓膜が破れるんじゃないかと思って、思わず耳を押えた。帰途についても興奮の収まらないM君はケイタイで友人に「大逆転、4対3だ」と電話をかけまくっていた。甲府は今シーズン初めての勝利だったらしい。
 4時ごろ、マラソン会場に行き、受付をして、ゼッケン・プログラムなど受け取り、ホテルまで送ってもらった。明日を約して、彼が帰っていった後、ホテルのレストランで夕食を摂ったが、田舎のホテルだけに、お袋の味的な料理が多かった。料金もリーズナブルだ。(続く)

大学院の聴講

2007-04-06 | 放送大学
東大に3回合格した平岩正樹さん(53)という人がいるそうです。以下、3月11日の朝日の記事です。

『3度目の東大合格である。

工学部を出て就職したが、翌年再受験して医学部へ。・・・今回はまったく畑違いの文科系である。歴史学を学びたい。・・・
 工学部でも、医学部でも、実験が不可欠だった。

「実験は神との会話だった。神と会話せずに、どうやって真理をつかむか。それが人文化学の最大の謎であり、あこがれでもあった」』

 実は、私もかねがね「実験ができない人文科学は、どうして真実か真実でないかを判定出来るのだろう?真実を確認できないとすると、それは科学だろうか?」と疑問に思っていました。

平岩さんの「実験は神との会話。神と会話せずに、どうやって真理をつかむか。」も同じ意味だろうと思います。世の中、同じ発想をする人っているものですね。

 でも、放送大学で、「経済学」のゼミに参加してから、少し考え方が変わりました。
『科学とは「人間の知の体系」である。知とは、人類が知りたいと思ったことについて知りえたことの記述です。

人類が知りたいと思うことはいろいろある。中には、実験が出来ない分野もある。
そうした分野は、知ることを諦めるのか?そうはいかない。
 それが実験出来ない分野である場合、実験以外のなんらかの方法で真実を確認できないかを考えるだろう。そうして集められた知識の体系が人文科学なのだ!』
 人文科学で重要なことは、「この分野の科学においては、真実の確認はどうやって行うか?」です。

 話は変わりますが、司馬遼太郎さんのエッセイに「小説を作るにはマヨネーズを作るほどの作法もない」というくだりがあったことを記憶しています。

「経済学の論文作りには、マヨネーズを作るほどの作法ありやなしや」というのが、放送大学で、卒業研究のゼミに参加したときの私の疑問でした。

 ゼミの作業プロセスを通じて、実はこの「真実の確認をどうやって行うか」が、作法ではないかと思うに至りました。
ところが、そのように作法を定義した時、現在、経済学者の間に共通した作法が、実はない(と私は思う)のです。
ですから、その作法を、それぞれ個人が確立しなければならない。

 そうした思いで、放送大学院の新学期に入ります。
今日は大学院の授業の聴講に行きました。
新学期は法とシステム1(生命・医療と法)、法とシステム3(情報と法)を勉強します。70の手習いです。

桜と入学式の季節

2007-04-05 | 経済と世相
5日、9時過ぎ,朝のジョギングに出かけました。いつもはもっと早い時間に走るのですが、
大会が迫ると、なるべく大会のスタート時間に身体の調子を合わせようと遅い時間に
走るのです。名古屋城を回って東側に来たときです。「何、これは?」
 お城の東門までの道は、学生服姿の若者が黒山のよう。人波みをかき分けかき分け
前へ行くと「祝入学」とか「入部歓迎」などのビラを配っている学生もいる。
「オカシイな、この近くには大学はないのに?」
 考えながら走っていて「なーるほど」と気付きました。名大の入学式なんだ!
豊田講堂が使えないので県体育館でやるんだ!
(夕刊で確認したら、大学、大学院とも約2200名計4400名とのこと)
52年前は、自分もこんな風だった。と、紅顔可憐の美(?)少年だった半世紀以上昔を思い出しました。
 名城周辺の桜は満開です。今日はお城が一年中で一番華やかな日です。
 桜の中、10Kmほどを1時間かけて走りました。私のジョギングコースの桜を一つ紹介しましょう。
コースの終点、我が家の隣の教会の桜です。 


拉致被害者と残留孤児

2007-04-03 | 経済と世相
二日の名古屋はすっぽり黄砂に包まれ、小生の部屋から見るJR・ツウィンビルもトヨタ・ミッドランドスクウェアも霞んでいました(視界3km)。

 ところで、3月30日朝刊に、「東海、北陸7県に住む中国残留孤児168人が、国に総額155億円の賠償を求めた訴訟、3月29日、名古屋地裁は棄却」の判決要旨を見ました。中に、拉致被害者と残留孤児を比較した箇所がありました。一寸長いけど引用してみます。

【拉致被害者支援法においては、その目的として、帰国後の自立促進を規定しているのにとどまらず、失われた生活基盤の再建をも掲げていることに着目する必要がある。原告らが被告の自立支援義務違反に起因して生じたと主張する損害は自立支援施策の不十分さが原因で帰国後に初めて生じた孤児の人格的損害をいい、帰国後に強いられた犠牲に対する補償を求めるものではないのに対し、拉致被害者に関しては、生活基盤の喪失という犠牲について、諸般の政治・社会・国際情勢を配慮した上での高度の政治的判断として、これに対する補償的処置を行って生活基盤の再建を図ることとし、拉致被害者支援法が制定され、その支援施策においては、自立促進といった側面以外に過去の犠牲に対する補償という側面を並有することとなったのである。したがって、孤児に対する自立支援施策と拉致被害者に対する支援施策とでは、これにかかわる立法等の政策的趣旨・目的を異にし、両者を同一線上にあるものとして法的な自立支援義務の観点から比較対照するのは相当でない。】

 分りにくい言い方をしていますが、簡単に言うと、『拉致被害者支援法は拉致被害者を対象にした法律で、そこに規定された内容を、残留孤児に適用して考えることは出来ない。』と言っているように、私には思えます。

 残留孤児も拉致被害者も、国家(政府)が、国民の生命・財産を守るという使命に失敗した、あるいは使命を放棄した結果、生じた犠牲者だと思います。

 ですから、残留孤児にそうした規定の法律がないなら、そうした法を定めていない国の責任に、何故、裁判官は言及しないのか?と思いました。

3月の10大ニュース

2007-04-01 | 経済と世相
 3月も去っていきました。以下、私の私撰「3月の10大ニュース」です。

1. 能登半島地震

 その時、書斎の電灯がゆらゆらかなり長時間の横揺れ。
「縦揺れがなかった。震源地は遠いぞ!横揺れが長い、これは大きい!」と思いました。TVが石川県と伝えるのを見て、金沢(娘の嫁ぎ先)は大丈夫?「大丈夫だって」と連れ合いの一声に安心しました。

2. ホリエモン判決

3.日興コーデイアル上場維持
 ライブドアはつぶれてかまわないけど、日興は潰すには大きすぎた?

4.北朝鮮への金融制裁解除
 「拉致問題」は当事者同士ってこと?総理、どうします?
その金融制裁解除で、お金が北に戻らないって揉めてるんだって!

5.ダイエイがイーオンGに
  時代が変わったんですね。昔の岡田屋に吸収されるなんて!

6.東電、北陸電気の原発事故隠蔽発覚
 「美しい国」にするには、エリートの教育改革が必要!
7. 東京の桜開花宣言が全国最初
これも、温暖化の影響?

8. ボリビヤ大統領、来日記者会見で「わが国も憲法に戦争放棄を盛り込みたい」(9日毎日報道)
  9条は、世界に先行しているらしい。

9.「パスモ」18日営業開始
 中央のコンピュータにデータ送信して処理するのでなく、その場のコンピュータが処理する分散処理とのこと。

10.植木等 逝く
 すぐ次の歌詞を思い出します。
「カネのないヤツ! オレントコヘ来い!
 オレもないけど心配スンナ!
 見ろよ!青い空、白い雲
 そのうちナントカなるだろォ」
一時代を画する俳優逝きて、昭和は遠くなりました。
時あたかも甲子園球児は皆平成生まれとか。