古稀の青春・喜寿傘寿の青春

「青春は人生のある時期でなく心の持ち方である。
信念とともに若く疑惑とともに老いる」を座右の銘に書き続けます。

金メダルは取ったけど・・・

2008-04-28 | 水泳
 日本マスターズ短水路水泳大会に、27日出場しました。10時前、家を出て地下鉄でなごやドーム前の東プール。大会は安城のスポーツセンターですが、なにしろ全国から1600名のスウィマーが集まるので、25mプールでは超満員、アップの練習が出来ません。そこで、いつも泳いでいる東区プールで泳いでから出掛けようと考えました。大会の出番は3時15分の予定ですから、午後現地に入ればよい。
 東プールでは、500m、20分強泳いで上がりました。その後、図書館で11時半まで時間をつぶしてから地下鉄で金山経由、名鉄新安城。バスで1時前、総合運動公園のプールにつきました。
 速報を見に行き、午前中で帰ると言っていた友人のOさんの結果を見た。クロール25mで金、〃200mで銅。流石です。
 支度してプールサイドに行き、スタッフに聞くと、予定通りに進行しているから、100バタは3時15分の予定と言う。プールの端の椅子に腰を下ろしてレースを見ていた。
「こんにちわ」と声を掛けられたので、見るとどこかで見た顔だが、名前が出てこない。「東プールで良く泳いで見えますね」。あぁそうか、プールで時折顔を見る人だ。「私、IIDA AKIRAです」と名乗られたので、私も「NOZUEです」。「100mのクロールに出ます。今日はなんとか、1分を切りたいですね」。「凄いですね。僕はスピードではダメですから、遅くてもメダルの可能性に賭けてバタ100mです」。「どこのクラブですか」、「中日スウィミング。県体育館のプールで練習しているクラブです。あなたは?」、「私の名の頭文字、A・Iに因んで泳愛クラブというのを作っているんです」。
 自分の名で水泳クラブを作っちゃう、そして100mを1分で泳ぐと言うからたいへんな人だ。クロール100m女子が始まり、男子の招集が始まった。「では」、「頑張ってください」。
 集まった選手を見ていたらHANAIさんが見えたので近くに行って挨拶。「おーNOZUEさん、久し振りだな」。私より10歳年長なのだが、いつも繰り返す。「NOZUEさん若くていいな、俺より10歳若い!」。
 A・Iさん、59.75秒で金メダル(50歳グループ)だった。

 プール仲間のT女史が来たので、手を振って合図。女子の100バタが始まり、T女子は70代の銀メダルだった。
 3時15分、予定の時刻にスタート台に上る。1組7コースだ。「ヨーイ!ピー」で飛び込んだ。思ったより水が温かいと感ずる。スタートの時は心臓がドキドキしているが、飛び込んじゃったら、ただただ泳ぐだけ。50mターンで「少しピッチを上げないと、かなり離されてる!」
 バタフライという泳ぎは、ゆっくり泳ぐと全然きつくないが、速く泳ごうとすると、めっちゃきつい泳ぎだ!。無事にフィニッシュ。タイムは?2分19秒!
 「うわぁ、遅かった!ゆっくり泳ぎすぎた」。大会のタイムとしては、ワーストでした。
 結果の速報が出るのを待って確認。なんと、生まれてはじめての金メダルでした。100バタ男子70歳以上の出場は私一人だった。先日のマラソン大会(富山)に続いて最高齢だったわけです。
 レースは6時過ぎまで続くようでしたので、金メダルだけ頂いて、お先に失礼し、名鉄で帰宅しました。

鶴舞公園

2008-04-26 | 素晴らしき仲間たち
 25日は住宅のシニアクラブのウオーキングで鶴舞に行きました。その報告です。ご笑覧ください。
 鶴舞公会堂には時折来ることがあるが、公園を仔細に見て回るのは50年ぶりです。
 鶴舞の語源は、「つるま」すなわち「水の流れるところ」という意味の言葉から「つるま公園」と名付けられたのが「鶴舞」の当て字が宛てられるようになり、駅名も「つるまい」になったそうです。
http://www7.ocn.ne.jp/~urban/

 9:30集合、地下鉄で鶴舞公園駅、10時過ぎには散策を始めた。つつじが真っ盛り。「つつじ」と「さつき」はどう違う?と聞くと、メンバーのデイスカッシヨンの結論は「咲く時期はつつじの方が早い。葉の大きさが違う。さつきの方が小さい」ということでした。
 公園の中に、銅像の台座がある。愛知県出身の首相加藤高明の銅像が建っていたのだが、昭和19年、戦時中の金属類供出で、取り去られた後、再建されず台座だけ残っている。銅像が台座だけ残っているのは珍しいのではないか。
 幹事さんが、どんどん歩いていくので、ついて行ったら、八幡山古墳という円形の緑地に出た。こんな古墳がこの地にあったとは、名古屋に来て50年を越す私も知らなかった。このあたりは御器所台地と呼ばれるが、昔から人が住みついていたらしく、所々に古墳があるようだ。古墳を一周し公園に戻り、緑化センターの前で弁当を拡げた。久し振りにゆっくりした時間を過ごしました。昨日までの雨は上がり晴天、池の亀が甲羅干しをしている。
 2時前、公会堂に入り、地下のすこぶるクラシックな食堂に入り、珈琲でおしゃべり。「サア帰ろうか」と玄関に来たら、「世界人権宣言――講演会と映画会」のポスターが表示されている。「入ってみようか」と大ホールに入ったら、池田香代子さんが講演をしていた。池田香代子さんとは「世界がもし100人の村だったら」という本を翻訳した人です。終了の10分ぐらい前だったので、結論だけ聞くことが出来た。
 「国会図書館のホームページにアクセスすると、「憲法」のページがあって憲法の一次資料(制定に関る)を見ることが出来ます」。
 「憲法は国(の為政者)を拘束するもので、国民を縛るものではないのです。」
「もちろん「国民の義務」という言葉が憲法にありますが、3ヶ所だけです。子女に教育を受けさせる義務(26条)、勤労の権利と義務(27条)、納税の義務(30条)だけです。このうち納税の義務も、国民は国の主人公であり、従って、国を運営する費用は当然国民が持つという意味で、義務というよりむしろ権利で、この意味では、もっと国の税金の使い方に物申すべきなのです」。
 「最近、日本の治安が悪くなったと言われますが、世界的にみたら、一番犯罪の少ない国であり、歴史的にみても犯罪は少ない。たとえば、”3丁目の夕日”の時代、犯罪による死亡者は年6千人台でしたが、今は千人台です」。
 これは、講演者の述べたことでなく、私の仮説ですが、犯罪件数は国民の経済格差が少ない時少ないが、大きくなると増える。日本は今までは格差が少なく犯罪の少ない国であったが、経済格差が増えるに従って、犯罪件数も増えるでしょう。
 終わって外に出てから、皆さんの言われたこと。「最後の一番良いところだけ聞けたね」、「無料で勉強させてもらった」、「講演会の配布資料の封筒を持って歩くと勉強家に見えるな」。
 上前津駅まで町並みを見ながら歩き、地下鉄で帰宅、午後4時でした。

名古屋高裁判決と食料自給率

2008-04-20 | 経済と世相
 「自衛隊のイラク派遣は武力行使放棄などを定めた憲法九条一項に違反」という名古屋高裁の17日の判決は、私は当たり前のことを言っているだけだと思うが、政府にはショックだろう。新聞各紙が論評しているが、概ね、判決に好意的な批評が多い中で、軍事評論家の江畑謙介さんが「世界常識と離れる」との批判を中日朝刊(18日)に載せていた。
【水や食料、燃料はいいが兵員や弾薬はだめなんて世界の常識と懸け離れている。兵員を運ばないことで自分の手が汚れていないというのは自己満足だ。・・・日本は食料自給率が低い。海外貢献せずに飢えてしまっていいのか。】

 実は、今、野口悠紀雄さんの『モノづくり幻想が日本経済をダメにする』(ダイヤモンド社、07年10月刊)を読んでいる。とても面白いので、紹介のメールを後日送信したいと思っています。
 副題が「変わる世界、変わらない日本」というのですが、副題を主題にした方が内容にぴったりでは?と思いました。「世界がどんどん変化していくのに、日本は今までの日本から変わろうとしない」ことを憂いる本だからです。概ね、著者の主張には賛成なのですが、一つどうしても同意できない記述がありました。
 【今、食料の自給率を上げないと心配だとの意見が圧倒的に多い。
 しかし、供給源を世界に求めることによってこそ、豊かな食生活を享受できるのである。世界のさまざまな産出国から最も有利なコストで調達できるというだけではない。食料供給の安全は、供給源を分散化してこそ確保できるのだ。】
 筆者は、資源は国内調達にこだわらず、世界各地から集めることが効率的で、食料の安全保障も可能であると主張する。しかし私は、食料だけは非効率的であろうとも、地産地消に拘るべきだと思っている。将来、地球上の人口増加によって、食料輸出を制限するという動きが出る確率を否定できないと考えるからです。
 ところが、この江畑さんのコメントから、現在の世界は既に、食料自給率が低いと、言いたいことも言えなくなっている、と知りました。

 若し江畑さんの意見が正しいとするなら、政治家は、その実態を国民に説明して、だからこういう行動が必要なのだ、と訴えるべきです。
 国民に何の説明もせず、口先だけで「非戦闘地域」であるとか、「国際貢献」であるとか、ごまかしの答弁を繰り返す政治家には、うんざりです。

さくら道マラソンを見送る

2008-04-19 | マラソン
今朝は5時に早起きしました。
さくら道ウルトラマラソンの日、名古屋城から金沢兼六園まで250kmを駆け抜ける勇者たちを見送るためです。
軽い食事、メールをチェックした後、6時10分前、ジョギングで名古屋城正門前に行きました。
お天気に恵まれ、正門前は見送りの人たちで賑やかです。6時をやや過ぎていたのでもう出発です。
2~3分毎にランナーが3~4づつ人グループを作ってスタートしていきます。
今年はおよそ100人ぐらいが250kmに挑戦とのことです。制限時間は明日の夕刻6時まで。
毎年、そう思うのですが、想像を絶する距離に挑戦する人たちは、どのような思いで走り続けるのでしょうか。

拍手でランナーたちを送った後、お城と名城公園を2周、公園内ジョグコースを1周してから、7時家に帰りました。
シャワーを浴びて、このメールをたたいています。


竹中教授に反論

2008-04-16 | 経済と世相
 雑誌VOICE3月号の巻頭で、竹中平蔵さんが『法人減税を「スーパー特区」で』という論文を寄せている。

 要旨は、「日本の株式市場が冴えないのは、”改革”のメッセージが発信されないから」、「経済は何故悪化したのか?総括がない」と述べ、具体的に三つの政策(以下の『 』内)を提言している。

 一読、「間違ってる」と、腹が立って(年をとると怒りっぽくなります)、身の程わきまえず、大教授に反論してしまいました。

 『第一に、05年度末に日銀が量的緩和の解除を行ったことが景気悪化の原因、デフレに対応する金融の量的緩和へ政策転換を求める。』
 「金融の量的緩和が、国内の景気を刺激する」というのは、金融が自由化される前の国民国家経済の時代で、今日のように金融がグローバル化されていると、緩和した円がすべて国内で使われる保証はない。日本の金利が低ければ、いわゆる円キャリートレードで、外資が日本で調達した円をドルに代えて、海外で運用する。この際、円を売ってドルを買うから、円安にする効果はある。だから、輸出企業の景気は刺激できたが、それが人件費に波及しなくなっているので、輸出企業以外の景気はさっぱりだ。
 「金融の量的緩和が、国内の景気を刺激する」という実証は得られていない。

 『第二に、世界が採用しているのに日本が採用していない政策がある。
 それは、「法人税の引き下げ」。これが海外企業の対日進出を低下させ、日本企業の海外進出を加速している。企業は良いが、生活者が苦しいといった情緒的議論を繰り返していると、結局は企業も生活者も沈んでいくことになる。と、法人税引き下げを含む思い切った特区制度を提案している。』
 日本の場合、「法人税の引き下げ」が、企業の海外進出に直接の影響を及ぼすとは思えない。海外進出の最大の要因は、人件費の安さと関税、市場への距離だ。日本の法人税が安くなったからといって、海外生産を止めるという企業はない。また、海外の企業は、日本が法人税を安くすれば、日本に進出してくるだろうか?海外企業の日本進出には、もっと別の要因があると思う。



 『第三に考えられる政策は、国際化に対応して小学校から英語教育を行うこと。日本では、まず日本語教育という主張が強いが、日本語教育と英語教育が矛盾するわけではない。
 英語力と経済力が強く結びついているという現実と、われわれは素直に向き合う必要がある。』
「英語を小学校で教えよ」という意見については異論があるが、それについては一先ず置くとして、エコノミストの論文であるから、「英語力と経済力が強く結びついている現実」につてのコメントが欲しい。
 実際、近年、一人当たりGDPが成長している国の多くは英語圏に属する国々である。何故、英語圏の国が国民所得を増やしているのか?それは「オフショアリング」が可能になったからである。
 欧米の多くの企業が、データ入力やデータ処理、或は給与計算などのルーチン的バックオフィス業務をアイルランド、インド、シンガポール、オーストラリヤなどに移している。更に、ソフトウェア開発や税務、会計、法律関係などの専門サービスを、オフショアリングする動きが広まっている。
 こうした業務のオフショアリングを受けるには、英語を話し理解できることが必要条件になる。しかし、明らかなことは、英語を話せさえすれば、オフショアリングができるわけでない。小学校で、ごく初歩的な英語を教わって、そうした人材が育つわけではない。

聖火リレー

2008-04-15 | 経済と世相
 北京5輪の聖火パレードが、各地で問題を起こしているようです。

 いったいチベットで何が起きているのか?誰か説明してくれる人はいないかな、と考えていて、思いつきました。

 チベットといえば、ヒマラヤ登山の入り口だから、登山家にとっては、「我が家の庭」みたいなものじゃないか。

 早速、「登山家 チベット 北京」でグーグル検索を試みました。

直ちに沢山の項目のリストが出ましたが、すぐ目についたのは「登山家の野口健・・・」です。

 野口健というのは、99年にエベレストに登頂して、世界7大陸最高峰登頂の最年少記録を達成(当時25歳)したアルピニストです。

http://blog.livedoor.jp/fuji8776/archives/51052593.html

 興味のある方は、ご覧ください。



 『私が初めてチベットに訪れたのは1996年。ショッピングセンターやディスコがズラリと立ち並びさらにビルの建築ラッシュの様子は抱いていたチベットの区都のイメージとは全く違っていた。約二ヵ月間のヒマラヤ遠征を終えてからのラサ入りであったため、その想定外の都会ぶりにある意味満喫(例えばお風呂にサウナなどの健康ランドやレストランなど)していたのも事実。帰国し外交官であった父に「チベットが想像以上に都会だった」と報告したら、

 「お前は中国の意図も分からんのか。チベット人にある程度の物と金を与えて独立運動を抑えようとしているだけだろう。便利な生活をおくったチベット人が元の生活に戻れないようしているわけでね、何故ならば中国も以前ほど表立って人権侵害が出来なくなってきた。したがってチベット人の精神構造を崩していこうということだよ。まあ~戦後のアメリカが日本にしたような事だね」』



 中国は、近代文明の恩恵を、チベットの人々に及ぼすつもりでも、現地人は昔からの生活をしたいのかも?戦後の日本の場合は、軍部の圧制に困り果てていたので、アメリカ文明にすぐなびいたが、ダライ・ラマは圧制を布いていたわけではない。

 中国の弾圧は、相当なものらしい、と上記のホームページで分かる。

 アメリカが新大陸と呼ばれた頃、欧米からの移住民が、インデアンを虐殺しても、その当時は問題とされなかった。今、同じことをやろうとしたら大問題になる。

 シナ事変・太平洋戦争の頃、日本は帝国主義でアジヤの人々を苦しめたと今も非難されている。でも、19世紀の欧米はアジヤに植民地を求めて、相当な暴虐をしていたはずだ。彼らが非難されず、日本が非難されるのは何故か?帝国主義が悪とされる時代になってから日本がやったからだ。

 中国も「現代がアメリカインデアンと戦っていた西部劇の時代でない」ことを知るべきでは?

アンチエイジング

2008-04-14 | Weblog・人生・その他
 図書館で雑誌を見ていて面白い記事を見つけました。
 週刊文春の先週号(4/10)、心理学者の和田秀樹さんが阿川女史との対談で、こんな話をしていました。

 アンチエイジングに関心のある方は、お読みください。

「・・たとえば70になっても80になっても、脳梗塞の後遺症とか骨折の後遺症がない限りは、若い人と同じ速度で歩けるんですね。何が違うかというと、使ってなかったときの衰え方、廃用と言われることが年をとればとるほど起こりやすくなる。」

「若い人であればスキーで骨を折って1ヶ月寝てても、翌日から歩ける。ところが、お年寄りの場合は風邪をこじらせて1ヶ月寝てるだけで歩けなくなっちゃう。使わないときの衰え方がひどいわけですね。(私が「運動は継続が大事」と言ってるのはこれが理由です。折角やっていた運動が中断すると筋肉は元に戻ってしまう)一番大事な使い続ける意欲や感情が年をとるほど衰えちゃうわけです。」

――どうすればいいんですか――

「前頭葉を刺激する生活を続けないといけない。だから年をとればとるほど派手にならないといけないし、遊ばないといけない。」

――じゃ、年をとればとるほどエッチになった方がいい・・・

「と思いますけどね。よく年とれば若い男や女だったら誰でも良くなると言うけど、こんな嘘はないわけで、若い頃の方が性欲を満たせさえすれば多少・・・でも我慢できる。」

――あらそうだったの

「年をとればとるほど強い刺激とかよい刺激とか与えていかないと、老化が進んで枯れた老人になっちゃう。だから、貪欲にグルメになって、エッチになって、ギャンブルだって投資だってやったほうがいいんですよね。」

――いいお話・・

和田さんは「老人は年をとると丸くなるというのは嘘だ」ともおっしゃってる――

(年をとると怒りっぽくなるという話、同感です。)

「前頭葉が縮むと感情のコントロールは悪くなりますから、年をとればとるほど怒りっぽくなる。」

「前頭葉が縮んでいると「保続」という現象が起こるからです。年寄りのほうがバカにされることを許せないし、感情の抑えが利かないから、「年寄りを大事にする文化」は正しい。

 欧米はキリスト教を信じている人が多いけど、キリストは30で死んでるから年寄りの気持ちがわからないじゃないですか。孔子は70代まで生きたから「年寄りを立てろ」と言ってるし、釈迦は80まで生きたから「運命を受け入れろ」と言ってる。」

――ほぉ―。神様がいつ死んだかによるんだ(笑)。――

「だから、アジヤの宗教の方が超高齢社会に適してるんです。」

 (介護保険はあるけど、介護の必要を最小限にする身体作りが必要と思います。)

「厚生労働省は在宅介護路線を進めていますね。今、38万ベッドある療養型病床群を2012年までに15万ベッドに減らそうとか。」

――それはお年寄りを追い出そうということですよね。――

「そう、今、要介護の親は80代後半。それを看てる人って60前後の団塊の世代なんです。当時の出生率って4.5ぐらいだった。ところが10年後に2.0ぐらいになるんですね。そしたら、支え手が全然少ないから、在宅介護は絶対無理なんですよ。」

「後期高齢者保険」

2008-04-12 | 経済と世相
 国民健康保険の納入通知書が来た。年額で、昨年より1万円弱多い。収入が増えてなくても、医療費が増えれば、保険の料率は高くなるから仕方ないか,

と見ていくと「28日に銀行口座から引き落とす」とある。

TVニュースで「年金から自動引き落としする」と言ってなかったかな?と、考えたらそれは、「後期高齢者保険」とか言って75歳以上の人のことらしい。

それで、インターネットで調べてみると「後期高齢者保険」とは、75歳以上の人を他の保険から切り離す。切り離すと、今まで子どもの扶養家族になっていた人は、子どもの健保組合の保険証を使えたが、「後期高齢者保険」と「健保組合」とは別の保険だから、別の保険証を使うことになる。別の保険証になると、その保険証に保険料金を払わないといけない。

 つまり、今まで扶養家族は保険料を払わなくても良かったのが、これからは払い込みが必要だ。75歳以上なら年金があるから、年金から控除すればトラブルなく納入させられると、政府(官僚かな?)は考えたらしい。もっとも昨年の参院選で敗北した与党は、国民の反発を恐れて半年間は保険料免除(扶養家族の保険料)にした。

そうか、扶養家族になっているお年寄りは気の毒だな、と思ってから気づいた。

これは、子どもの扶養家族だけの話じゃないぞ!

たとえば、私が75歳になって「後期高齢者保険」とやらに加入することになった時、私は75歳だが連れ合いは75歳未満である。すると、私の加入する「後期高齢者保険」と、連れ合いの加入する「国民健康保険」とは別の保険だから、連れ合いは私の保険証を使えない。つまり、連れ合いは75歳になるまで「国民健康保険」の払い込みが必要になる。連れ合いが必要になると言ったって、私と財布は一緒だから、結局は私が払うことになる。

更によく調べたら、「後期高齢者保険」では、保険証は一人ひとり別になるそうだ。扶養家族という考えは「後期高齢者保険」にはない。すなわち連れ合いは75歳になるまで国民健保を払い込み、75歳以後は「後期高齢者保険」を払い込まねばならない。

要するに、保険料の値上げってことじゃない?

(連れ合いの年収が33万円以下の場合は、均等割りのみなので、二人の健康保険料金額は、合計では変わらないので値上げにはならないが・・・)

一人一人の年金から控除するから、ご夫婦共に年金33万円以上ある場合ば、確実に年金の手取りはマイナスになる。言葉を変えれば、年金の引き下げだとも言える。

値上げと言わずに値上げする。官僚は実に頭がいい。でも、その良い頭は、もっと別のことに(例えば健康保険というシステムそのものの改革)に使ってほしい。

この制度って、小泉内閣時の強行採決(2006年6月)じゃなかった?これが構造改革?

さが桜マラソンの思い出

2008-04-08 | マラソン
 6日、佐賀で行われていた市民マラソン大会で、ミツバチがランナーを襲い、32名が病院に運ばれた、というニュースをTVが伝えていました。滅多に聞かないハプニングです。

 「佐賀さくらマラソン」は、毎年4月の第一日曜日に行われています。私も平成4年と10年に出場しています。ニュースを聞いて、その折のことなど思い起こし、手帳を調べてみました。

 『平成4年4月4日(土)21:00名鉄バスセンター発福岡行き乗車。
      4月5日(日)佐賀桜マラソン 1時間51分58秒、21:15博多発。
      4月6日 7:40名鉄バスセンター着 直ちに犬山出勤 』

とありました。つまり、「土曜の夜の高速バスで博多まで行き、博多でJRに乗り換え佐賀に朝到着。ハーフマラソンを走って、また夜の高速バスに博多から乗車、月曜の朝、名古屋駅に着き、直ちに出勤した」というメモです(当時はまだ現役でした)。

 更に驚いたのは、一週間前のメモです。
『3月29日 鳥取日本海マラソン 3時間55分28秒
17:35鳥取発新大阪行き高速バス 21:39ひかり新大阪発23:15帰宅
3月30日 出勤 』

 一週間前にフルマラソンを完走している。(因みにこのときの記録は生涯のベスト記録でした。)
 55歳の時の記録でしたが、随分スタミナがありました。

 次は平成10年です。この年、佐賀空港が完成し、「佐賀桜マラソン」は空港開港記念マラソン大会として、例年より一週早く(3月末)、フルマラソンとして、飛行場の滑走路をスタート、ゴールにして行われました。

 手帳を見ると、平成10年3月29日に『4時間33分11秒(目標タイムより23分遅い)、福岡メルパルク泊』のメモがありました。更に、前日『 3月28日 明石海峡大橋ハーフ 1時間55分29秒 佐賀ワシントンホテル泊』とメモしてあります。

 この年、明石海峡大橋が完成し、前日の3月28日、記念のハーフマラソン大会が、明石から淡路島を往復するコースで行われ、それに出場、完走後、新幹線で博多へ。長崎本線に乗り継ぎ、佐賀へ。翌日フルマラソンを完走したが、さすがに前日の疲れで目標より23分遅かったというのです。この日はすぐ帰らず(もう現役ではありません)福岡に泊まりました。

 昔は随分スタミナがあった。この時61歳です。今では考えられない強行軍でした。それにしても、ミツバチが出るなんて、これも地球温暖化の所為でしょうか?

以下は、インターネットで見たKBCのニュースです。

【6日午前、佐賀市で、市民マラソン大会の出場者少なくとも32人が蜂に刺されました。症状はいずれも軽いということです。刺された出場者は、「頭を2~3箇所刺された。(群れが)自分のところに来たら髪の中に入ってくるし、上手に払わないと刺されちゃう」などと話していました。6日午前11時前、佐賀市で開かれていた「さが桜マラソン」のハーフマラソンの部に出場していたランナーが蜂に刺されました。少なくとも32人が病院で手当を受けましたが、いずれも症状は軽いということです。消防などの調べによりますと、刺したのは「ミツバチ」で、コース沿いには、菜の花が咲き、近くには養蜂場もあるということです。大会は、佐賀陸上競技協会などが主催したもので、一般のランナーなどおよそ6200人が参加していました。】

私撰第一四半期の10大ニュース

2008-04-03 | 経済と世相
あっという間に3月も終りです。

1~3月の10大ニュースを選んでみました。

1.新テロ法、衆院で再可決(洋上給油)

 国民には、ガソリン値下げに抵抗しているのに、何故、外国には気前良く無料給油?

2.原油価格暴騰

 通貨は今や原油本位制、100ドル原油は米ドルの信認低下を示すのでは?

3.毒入りギョウザ事件

 食品は地産地消が原則、食品運搬距離の縮小策が必要では?

4.ガソリンの暫定税率法案、期限切れ

 国民の目線に立てば、ガソリン価下げは良いこと。「衆院で再可決などしないで」と思う。

5.小麦価格、4月から30%アップ

 「食品は安い国から輸入するのが効率的」と言ってた人は誰?

6.イージス艦、漁船に衝突

 軍隊は、国民の命を守ることは出来ない?

7..日銀総裁空席に

 国民の目線に立った金融政策を打ち出せない総裁なら空席の方がマシ。

8.株価暴落 3月末で前年比27%ダウン

 外人さんお任せの東京市場から、サブプライム・ショックで外人さんが逃げ出した?

9.新東京銀行に都が400億円の追加投資.

 最初の狙いは良かったが、そもそも日本の銀行は多すぎたのでは?

10.「誰でも良かった」殺人事件

 教育改革で、こうした事件はなくせるの?

 こうして見てみると、不愉快なニュースばかり。(尤も4は、衆院再可決がなければよいニュース)。

今年も多事多難の年のようです。