古稀の青春・喜寿傘寿の青春

「青春は人生のある時期でなく心の持ち方である。
信念とともに若く疑惑とともに老いる」を座右の銘に書き続けます。

3年ぶりの50mバタフライ

2017-02-28 | 水泳
日本ガイシプールの50m温水プールで泳いできました。2月23日午後です。
以前はレインボープールと呼ばれましたが、日本ガイシが命名権を名古屋市から買って日本ガイシプールです。1992年に完成し、この時、バルセロナオリンピックの選手選考大会が開かれました。ですから、岩崎恭子さんの「今まで生きていた内で一番幸せ」はここから始まったわけです。50mプールが2面。競泳プールと温水ウールがあります。競泳プールは冬はスケートリンクになります。ですからこの日は温水プールだけ。久しぶりの50m温水プールです。
何故50mプールにきたのか。月曜日にいつもの北プールでワンポイントレッスンを受けました。最初25m泳いでコーチの講評を聞きました。
「50mは泳げる?」トコーチが言いました。「25mでしか練習していないので、どうしても25泳いだところで休んでしまいます。だから25mは泳いでいないので、一度50mプールで泳いでみます」。と返事しましたが、やっと泳ぎがさまになってきたか、とうれしかった。様にならない泳ぎでは、こういう質問はしない筈だからです。
 というわけで木曜日の23日正午、JR笠寺駅前のガイシプールに来たのです。およそ3年ぶりのガイシプールです。1コースと2コースは間のコースロープを外してフリーコースになっているので、そこで泳ぎ始めました。最初はクロールで泳ぎましたが、戻りで泳いでいる人にぶつかってしまいました。
女性助視員がとんできて「ここは右側通行です」という。3年も来ていなかったので、ここのプールのルールを忘れていました。20分ほど練習したら、午後1時の5分間休憩になりました。休憩後、フリーコースの右側通行でバタフライの50mに挑戦しました、泳げました。監視のコーチが来て、「それだけ泳げればフリーコースでなく、3コースからの個別コースで泳いでください。(泳ぐ人がフリーコースより少ないので)ぶつからないし、バタフライでもバックでも自由に泳げます。もちろん右側通行ですが・・」と言う。
「それだけ泳げるなら」と言われたので、うれしくなって3コースで3回ほどバタフライの50mを泳いでみました。何とか泳げます。その後30分クロールやバックを泳いで「50mバタは泳げると確信できたから今日の目標は達成」と引き上げることにしました。
 3年ぶりの50mバタフライでした。

ロボットの株式講演を聞いてきました

2017-02-24 | Weblog・人生・その他

22日午後、病院から戻ってベッドに寝転んだら、「そうだ、丸八証券のお姉さんが、「講演があるから、時間があればいらっしゃいませんか」と言っていたと思いだした。
「案内のパンフが郵便できていたはず」と机の上を探すと、
「3時半から名古屋証券所5Fホール、AIロボットパルロのプレゼンテーシヨンと、大平丸八証券取締役の『トランプ政権の行方と第4次産業革命の幕開け』と題する講演だ。
「おもしろそうだな!」と出掛けることにした。
2時半家をでて、3時5分に会場に着く。
会場は満員で、最後列の席だけ空いていたので、そこに腰を下ろす。
パルロ君の講演はもう始まっていた。少し甲高い声が会場に響いていた。
TCWアセット・マネージメントカンパニーが運用する投資信託エヌヴィデア、の説明だった。
昔の投信と異なり、いくつかのタイプがあって(例えば為替変動リスクのあるタイプと無いタイプ、投資先のカテゴリーを選択できるタイプなど)、好みのタイプを選択できる。
つまり、昔の投信は、どういう運用をするかは投信会社任せだったが、今のファンドは、投資家の相場観に基づいて、好みのファンドを選択できるようになっているらしい。
30分ほどで終り、次は大平取締役。
冒頭、「AIの進歩で、人間のやっている仕事のほとんどがコンピュータがこなす時代が近づいているようで、私の講演などロボットがやってくれるのも、間近のようです」と言う。
「講師の仕事がなくなるかどうかは、別として講演の前座ぐらいは、ロボットで充分務まるようになったんだ!」と、思った。
 『今後のマーケット環境について』という資料を基に、株式市場に影響を与える2016年の出来事、2017年に予想される出来事。トランプ政権下で予想されるインフラ投資。IMF,OECDなどの経済見通し。2017年日経平均の推移イメージ。外国人投資家の動向、それに裁定買い残の動向など話す。
それはそれとして分るが、そういうデータの分析なら、まさにAIの得意とするところだから、
ロボットがやるようになっても不思議でない。と、思う。
因みに来月からこの証券会社の店頭にロボットを置くそうである。
4時半に終わったので、会場の裏手にある丸善書店に寄り、新書本2冊を買って帰宅しました。


前立腺がんの再診

2017-02-23 | Weblog・人生・その他
前立腺がんの再診に西部医療センターに自転車を転がしました。22日9時です。
相変わらず混んでいて、受付、尿・血液の採取に10時までかかりました。その後、泌尿器科の窓口で再診申込みで、診察は12時頃だろうと、待合室で持参した新書本を読み始めました。このところ馴れてきて、待ち時間の過ごし方が上達しています。11時になって、受付表を窓口に預け、レストランに行き、昼食を済ませました。戻ってきて12時前に順番がきました。診察室に入ると、
「PSAは0.004です」、予想していた通りで大幅に減少している。でも「今の治療を続けましょう。薬を処方します。次は3月29にしましょう。この日に注射をします」。
これだけ、PSAが減っても、治癒したわけではない。前立腺がん細胞の活動が低下しているだけで、がん細胞がなくなったわけではないということらしい。
「薬の効果は確かで、尿検査の結果から見ても、副作用はないみたいなので、今の薬でいきましょう。」。
「薬が効かなくなることってあるのですか?」
「もちろんあります。そうなると、もっと強い薬に切り替えねばならないし、その結果、副作用の恐れがでてきます。まだ、その心配はないので、今のままでいきます」。
ということで、再診が終わりました。清算を済ませ帰宅したら、12時半でした。
西部医療センターの医師が言っていたが、前立腺がんを手術で除去するのは75歳以上は無理。放射線治療も80歳以上は無理。ということは、がん細胞の除去は出来ない。やれることは、がん細胞があっても活動しないようにすることで、それが薬治療ということらしい。
この調子では、死ぬまでのみつづけなければならないみたいです。


仏教について勉強しました

2017-02-21 | Weblog・人生・その他
。19日午前、姪のご主人の49日法要で半田市亀崎の姪の宅に行ったのです。10時半、真宗大谷派のお坊さんがきて始まりましたが、式次第のパンフをくれました。法事では、参列者が導師と一緒にお経をあげられるように経を載せた台本を配り、式終了後、和尚さんが集めて持ち帰るというのはよくあるのですが、その台本とは別にパンフレットです。表紙に故人の法名と今日の日付が記載されていますので、今日の法事のためのもので、持ち帰っても他では使えない。中身は式次第と忌明け法要の説明です。式次第を見ると、
総礼(そうらい) ご本尊・阿弥陀如来を仰ぎみて「ナムアミダブツ」のお念仏を称えます。
表白(ひょうはく)この法事の意味、私たちがどんな思いで勤めるかを宣言する。
和讃(わさん)漢文でかかれている「教行信証」に述べられている要の思想が、日本語の七五調で綴られる。親鸞聖人が晩年まで作成し続けられたものとか。
総礼
休憩
総礼
仏説観無量壽経
仏説
(ぶっせつ)お釈迦様がインドで説かれた説法を中国語訳したものがお経です。「仏説無量壽経」、「仏説観無量壽経」、「仏説阿弥陀経」を浄土三部経といいます。
二重念仏「勤行集」
二重和讃 煩悩にまなこ
伝説阿弥陀経
三重念仏 勤行集
三重和讃 仏恵功徳を
正信偈
(しょうしんげ)親鸞聖人の主著「教行信証」のエキスでm親鸞聖人の教えのすべてがここに集約されている。
同朋奉賛式
 念仏・和讃・
回向
(えこう) お勤めを通して聴聞した「私に南無阿弥陀仏が回向されている」という教えを、私だけでなく、すべての生きるものと共有し、ともに助かっていくことを、お勤めの最後に確認します。
お文(おふみ) 蓮如上人が書かれたお手紙。遠方の御門徒を当時の言葉でお手紙で用かされた。
こういう風に書いてあると、今何をやっているかわかります。
忌明け法要とは
 生きとし生けるものに必ずある日でありながら自分で知ることの出来ない日、それは誕生日と命日です。誕生日も分娩というように命日と同じく別れです。分かれて成長するのが生き物の常です。
 今日、誕生日を重くし、命日を軽くする傾向がありますが、かつての日本には、命日を重んじて誕生日を祝う風習はありませんでした。碑とはどう生きたかに重きを置いたことからきている。真宗僧侶の清沢満之は「生のみがわれらにあらず、死もまたわれら也。我らは生死併有するものなり」と言いました。亡き人との別れを通して、私の生き方を問い直す。それが七七日(49日)をお勤めする意味です。
親鸞上人は、「親鸞は父母の孝養のためとて一返にも念仏もうしたること、いまだそうらわず。そのゆえは、一切の有情は、みなもって世々生々の父母兄弟なり」(『歎異抄』)と言われる。救われなければならないのは、亡き人ではなく、すべての生きとし生けるものを、世々生々の父母兄弟なりとうなずけないわが身です。

真宗大谷派では、忌明け法要とは追善供養の仏事ではなく、命の尊さをかみしめつつ故人をしのびそれを縁として仏恩報謝の心を深める、皆様方一人一人が主役の仏事です。
これを読んで清沢満之って聴いたことがある、確か司馬遼太郎さんが激賞していたっけ。
その後、図書館で、週刊朝日(2月24日号)を見ていたら、「親鸞に新たな光を当てた思想家・清沢満之への思い」という記事があった。
 歴史の流れに浮き沈みしている膨大な人々から司馬さんが救い上げたことで、私たちが知るようになった人物は数多い。そのうちもっとも一般に知られざる人物は清沢満之だと私は思う。
この人を司馬さんが表に出したんは、「中央公論」昭和40年4月号の「近代日本を創った宗教人10人を選ぶ」。宗教学や近代日本思想史、日本近世近代史の方々を選考する場だった。神道の千家尊福、仏教の島地黙雷や大谷光瑞、キリスト教の上村正久や新島襄、大本教の出口王仁三郎など明治以降の宗教者の中で、司馬さんが誰よりも強く推したのが、清沢満之。
<明治後期では清沢満之の存在が大きい。それまであった浄土真宗という民間に根差した、比較的高級な信仰が、彼によって近代思想に耐えうるようになった。>
清沢満之は10人のうちに選ばれ、司馬さんが「清沢満之と明治の知識人」の欄で紹介している。(『司馬遼太郎歴史歓談.Ⅱ』(中公文庫所収)
幕末の尾張藩の足軽組頭の家に生まれた清沢がどうして東本願寺と関わるようになったか。東大文学部哲学科で最優秀な成績をあげながら東本願寺の僧に何故なったか。結核を発病し、長男、三男と夫人に先立たれ明治36年、41歳で逝った清沢の生涯と性格、その<驚くべき発見>とそれが及ぼした影響を、司馬さんは熱を込めて書いている(山形)
パンフの裏には真宗大谷派の最重要とみているらしい4人が紹介されていた。
ご本尊 阿弥陀如来。どんな者でも、選ばず嫌わず見捨てず、仏法の働きそのもの
お釈迦様 仏教の教祖。インドでブツダ(悟った者)となられその悟りの内容の阿弥陀如来の働きを説いている。
親鸞上人 真宗の宗祖お釈迦様の教えを聞き開き、阿弥陀如来の救いを自らの上に証かされその救いの内容を私たちに明らかにした。
蓮如上人
 本願寺第8代留守職 親鸞聖人没後見失われていた真宗を再興された。

お昼おごちそうになった後、弟の車で大府駅に送ってもらい4時過ぎ帰宅した。
仏教を勉強した一日になりました。


続・トランプは世界をどう変えるか?

2017-02-19 | 旅行
副島説とは別に、佐藤さんは、クリントンのメール問題について、小沢事件との相似で説明しています。小沢事件とは、2009年3月、自民党から民主党への政権交代が確実になっていた時期に表面化した事件で、西松建設がダミーの政治団体を通じて、小沢代表の資金管理団体(陸山会)に対して行った献金を東京地検が企業献金だと認定した事件です。
東京地検特捜部が西松建設に関連する政治資金の流れを調べていたら小沢代表と結びつきそうなカネの流れが見つかった。捜査に着手すると操作妨害が起きた少なくとも特捜部には思えた。政権交代前に手を付けておかないと、小沢代表が権力の座に就いたら手を出せなくなる、特捜部はそう考えた。政権交代前でも捜査妨害に会うのだから、小沢代表が首相にでもなったら、自分たちの組織が壊されるという恐怖感も手伝って小沢つぶしに全力を上げました。
クリントンの私用メール問題もその構造は同じです。7月5日、FBI長官が「素伯には値しないと」と操作終結宣言をした。ところが10月28日、FBIは使用メール問題に関し、新たなメールが見つかったとして捜査を再開、投票日の前日、操作終結をFBI長官が宣言したのです。
 クリントンが大統領に就任すれば私用メール問題は触れることが出来なくなる。だから今のうちに操作を進めようとしたら想定外の操作妨害があった。FBIはそれに恐怖した。クリントン政権が成立すると人員も予算も大幅に削減されて組織は弱体化させられる、早いうちにクリントンが大統領になる芽をつぶそうと「全面戦争」に突入したという構造で、トランプを大統領に当選させた最大の立役者はFBIだったと佐藤さんは説明する。
 もう一つ佐藤さんが指摘するのはマッカッシズムとの相似です。
マッカーシズムは、「不安の時代」を背景にして生まれた。「共産主義国ソ連」に対する不安の共有という土壌があって国内の共産主義者探しというマッカーシズム生まれたという。

佐藤さんの見解をまとめると、トランプ以後のアメリカは、1941年12月以前の非介入主義(モンロウ主義)への回帰、FBIの政治化による自由と抑圧のせめぎあい、国内の敵さがしが始まる兆候をみのがせない。 いずれにしても米国は変わるだろう、その時、「米国ファースト」で変わるから、従来の日本の政治化のように、米国についてさえいけば、日本は大丈夫とはいかない。日本はどう変わったらよいか、日本の政治家の頭脳が問われることになろう。

トランプは世界をどう変えるか?

2017-02-18 | 読書
「トランプは世界をどう変えるか?」という本をエマニュエル・トッドさんが書いたと聞き、早速朝日新書を購入してきました。
 元外務省官僚の佐藤優さんとの共著です。
第1章で「民主主義がトランプを選んだ」というトッドさん」の著述。
 「トランプ大統領の当選は、起きて当然のことだった」
「アメリカ人の生活水準がこの15年で下がりました」。米国の白人の一部で死亡率が上がったのです。』45歳から54歳の人達です。で、米国の有権者の中で、白人は4分の3を占めます。この人たちは、不平等や停滞をもたらしたのは自由貿易であり、それが世界中で働いている人間を競争の中に抛り込んだ(自由貿易と、ある意味で移民によってだ)、と理解しています。そして、自由貿易と移民の自由を問題にする候補が選ばれた。これは当然のことが起きたというほかありません。つまり、米国の有権者は全体として理にかなった振る舞いをした。米国は民主主義国だということです。逆にヒラリー・クリントンが勝っていたら、むしろその場合の方が、米国の人達は自分の利益に反する投票をしたのは何故か、という説明が必要になったでしょう。米国の人達は生活水準が下がり、余命が短くなるのを目の当たりにして政治に変化を求めたのです。
 本当の疑問はむしろこういうことです。「なぜ上奏階級には見えていなかったのか、何故大学人には見えていなかったのか」
 私も、トランプなる人物が全くまともというわけではないことは認めますが、後世の歴史家はこのことについて、「起きて当然のことが起きた」と書くことでしょう。
これに続く章末に資料として「共和党候補指名受諾演説」(2016年7月21日)が載っています。ここで書かれた米国の状況を読むと、トランプ候補が「米国ファースト」を叫ぶ背景がよく理解されます。
 
次の章は佐藤優さんの「トランプ現象」の世界的影響 そして日本は」です。
 「安倍首相はじめ官邸が怒り心頭に発しているようだ---」
2016年11月9日午前11時、鈴木宗男さんからそんな電話がかかってきた。首相は外務省が大統領選の結果を読み外したことを非常に起こっているというのです。
大統領選挙中、訪米中安倍首相はクリントンには会っていますがトランプをスルーしています。外務省の助言を受けた上での行動ですから、トランプ当選を想定していなかった外務省に対する首相の怒りも無理ありません。
そこで、今回の大統領選の予想を当てた人と、外した人を取り上げます。
 予想を外したのは外務官僚だけでなく、他省庁の官僚、それに論壇で活躍する多くの有識者。それでも代表格は外務官僚でしょう。逆に、トランプが当選することを確信をもって主張し、的中させたのは、評論家の副島隆彦氏です。
 副島さんの思考のエッセンスは2016年6月に刊行した「トランプ大統領とアメリカの真実」(日本文芸社)に集約されている。
私自身の予想はどうであったか。私は、雑誌や新聞への寄稿で、クリントンが勝利すると決め打ちはしませんでした。今回の大統領選で繰り返し強調したことは、国務長官在任時のクリントンが使用メールを使って公務の連絡をしていた問題が、彼女にとって最悪のタイミングで再燃する可能性についてでした。だから大統領選の帰趨は、最後の一か月が鍵になりという言い方をしていました。
 なぜ、副島さんはトランプ当選を正確に予測できたか、副島さんは二つの事実に注目しました。一つは2016年5月18日、トランプがヘンリー・キッシンジャーのもとを訪れたこと。それは「決定的に重要なことだった」ととらえる。
 トランプが本物のとんでもない人物だったら、キッシンジャーが会うはずない。ではキッシンジャーは、何故トランプとあったか、
<ヒラリー・クリントンに大統領をやらせたら「どうも大きな戦争を始めそうだ。ヒラリーの周りにいる危険な連中が戦争好きである。これではアメリカも世界も持たない」とアメリカの最高権力者たちが判断したようだ>副島さんの分析です。
 キッシンジャーは、多くの知識人やメデイアが「きわもの」扱いしているトランプに会うことにより、トランプが大統領になっても良いのだというメッセージを積極的に出したと見た方が良い。
 二つ目はトランプとアメリカの下流白人の呼応関係に注目したこと。
2016年2月23日、ネバダ州での勝利演説。「I Like people with lower education」私は低学歴の人達が好きだ。低学歴、ゆえに低所得層の白人大衆であるアメリカ下層国民(中流と絶対に呼べない人たち)が自分は大好きという発言が重要です。
 今まで投票に一度も言ったことのない流砂のような人々がトランプに触発されて動き出したのです。
自らの利害関係から戦争を回避したいエスタビリッシュメントと、既成権力が作り出したシステムから放り出され、職も生活も奪われたと感じている下層白人。この両者の気持ちをトランプはつかむことが出来た。副島さんには、そんなトランプの選挙戦術の本質が見えていた。(続く)