古稀の青春・喜寿傘寿の青春

「青春は人生のある時期でなく心の持ち方である。
信念とともに若く疑惑とともに老いる」を座右の銘に書き続けます。

隠居のすすめ

2004-02-29 | Weblog・人生・その他
【隠居生活は実に面白い。
こんなに隠居がオモシロイものならば、もっと早くに隠居すれば良かった。
まったくもって、時間を無駄にしてしまったものだ。】
 このくだり、思わずにやりとしました。貴兄もこうした心境になられましたか。
私は退職の翌日、そう思いました。
 以下は貴兄のメールに触発され、私のデータベースから引き出した隠居の心得、ないし発想です。
【この歳になって言えることは、学校のときの成績の良し悪しなど、爪の垢ほどの違いでしかない。学歴や、運、不運の差でできた社会的地位の差も、それほど大きくはない。大きな差を作るのは、健康と配偶者の良し悪しである。
(配偶者)美人だの家に金があるだのというのは、結婚するときは問題になっても、70を過ぎれば、やはり配偶者は達者で、機嫌よく一緒に暮らしてくれる人が良い。
(健康)早死にした人を見ると、ある共通点がある。それは人間の部品には出来のよいのと、出来の悪いのがあって、その良い部分の能力のベースで働いていた者は、出来の悪い部品の故障が命取りになっている。
 頭の良い者は、弱い肝臓が足を引っ張り、筋肉の発達している男も、腎臓という意外な弱みにつまずく。アキレス腱というが、肉体の弱点を、人は十分に知っておくべきであろう。】
(作家・三浦朱門氏 ’98・12・7中日夕刊より))
【人間が能力に振り回される根底には、「能力というものは発揮しないと損だ」というケチクサイ考え方がある。(「持っている金は使いきってから死なないと損だ」という考えに似ている)
 この考え方をさらに進めて、与えられた能力を最大限に発揮することが人間のつとめであるし、それが実現されることが、人間の幸福だ、と考える人もいる。
 しかし、(この考え方が誤りであることは)例えばスリの天才はスリにならなくてはならないだろうか(と考えてみれば分かる)。】(土屋賢二・お茶の水大教授「棚から哲学」より)
 自分は、現役時代、十分に能力発揮の舞台が与えられなかったと悔やまれる方、土屋先生の言葉をかみしめてください。

 いずれにしても、「もっと早くに隠居すれば良かった」と考える生活が出来るかどうかは、隠居した時、自分がやってみたいことが何か?が分かっていることが必須だと愚考します。

ノリタケの森から

2004-02-26 | 美術館と美術展
 以下は、1週間前の19日、メールを送信しようとして、インタネットのトラブルで送れなかったメールです。ご笑覧ください。

 ’73年、慶応義塾大学法学部法律科を卒業した画家がいます。卒論は「法律と絵画の接点」だそうです。1987年初めてスペインを訪れ、感銘を受けたらしい。’88年からスペインに住んで、現地で作品を発表し、評価を受けていると言う。 滝・梅岡真理子画伯です。
 名古屋のノリタケの森ギャラリーで「薄墨の夢」と題する作品展をやっていると聞き、19日、4月並みの陽気の中、バイクを飛ばして20分、会場に着きました。
 個性のある絵でした。どんな絵か、言葉で言うより、見ていただこうと、作品の絵葉書をSCANしてみました。
 でも、法学部を出て画家になる。スペインが気に入れば、スペインで暮す。いい時代になったと思うべきか、それとも才能ある人にとっては良い時代になったと言うべきでしょうか?

 外国で暮すといえば、k-satouさんがこんなメールをくれました。
【私もニュージーランド撮影旅行は、永住を考えての感覚も持って
行ってきました。
 確かに、住みやすそうですが、永住はいかがなものか?と言う感じで帰ってきました。家の購入は1,000万ほどあればよく、年収も250万円あれば良さそうですから、日本の年金で賄える範囲のようです。
 ニュージーランドは観光国ですから、もの作り関係で仕事や収入は期待できません。ですから、私の場合は年金頼りで行くことになりそうです。
 主な街は、こじんまりしており、それぞれそこを拠点に移動しながら暮らすのが日本人には合っているのではないでしょうか。

 例えば、住居は手直ししながら売却して、次の街で中古住宅を購入してそこを拠点にノンビリと過ごすという生き方です。ただし、移動は車が無いと出来ないくらい、鉄道は完備されていません。
 自然の豊かさと広大な土地にわずか380万人の人口というのは、日本から見たら夢の国です。ニュージーランドの季節は、日本と逆ですから、半年ごとに日本とニュージーランドを行き来する生き方がベストかな?】
04/02/26

プロバイダーの切り替え

2004-02-25 | Weblog・人生・その他
 一月前、KDDIのパンフレットが玄関に放り込まれた。「貴住宅に『KDDI光プラス』のサービスを開始します」と言う。読んでみると、大幅にインターネットの料金を節約できそうだ。こうである。
 現行の料金
  NTT-Bフレッツ+アダアプターリース料+@nifty+電話基本料金+プッシュ回線使用料
3000      +700     +2000   +1750 +390=¥7840/月
 『光+電話』の場合
  すべて合算で¥4550/月
 になるというのだ。
 月3000円も安くなるのなら、即刻切り替えようと申し込んだ。
「ただし、初期費用として工事費¥3000とNTTの回線権利一時停止手続きに
2000かかります」というが、(NTTに払う¥2000の意味は良く分からな
かったが、要するに、NTTの客を奪うので挨拶料だろうと思った)5000円ぐらいで2月で元が取れる。それに「電話は全国一律3分8円です」というではないか。
 間もなく、案内が郵送されてきた。
『次の順でサービス開始します。
1.マンション構内の共有部分の工事(お客様宅内には入りません)
2.必要機器の送付(宅配便)
3.機器を接続すればすぐご利用できます。』(その後「接続には係員が訪問しま
す」との電話あり)
 さて、19日のことである。外出から帰ると、郵便受けに『工事終わりました』との案内が入っている。部屋に戻り、さて「TK-MLにメールでも送ろうか」。PCを立ち上げ、Bフレッツ起動ソフトをクリックすると、エラーメッセージが出るではないか!どうやってもインターネットが繋がらない!工事で変なことやったな!とKDDIに電話する。聞くと、
『KDDIの回線に切り替えたので、Bフレッツにはつなげません』と平然という。
『そんなことは聞いてないぞ!、何故、工事したら現在のBフレッツが使えないと言わないのだ。それに、工事日も事前の連絡がなかった』と抗議。電話の向こうで『上司に伝えてこれからのお客様にはそういうことのないようにします』とは言うが、工事したものを元には戻せないという。夜、宅配便が着いたが・・・
 その後、身内に不幸があって、この件は中断。23日、「明日、係員が伺います」の電話。
 24日、愛想の良いおねーさんがやってきて、アダプターと専用モデムを接続。なにやらPCを叩いて設定をしたようだ。メールの送信を確認して『これで終わりました』と帰っていった。
 その後、TK-MLにアクセスすると、30数通のメールが入ってきた。さて、久しぶりにメールするか。メールを作ると、送信人アドレスが自動的に新アドレスになっている。前のアドレスでないと、TK-MLが受け付けない、と前のアドレスに修正して送受信をクリック。ところが「配信できない」のエラーメッセージ。KDDIに電話すると、niftyのアドレスだと、一旦@niftyのプロバイダーに行くがその時、KDDI回線からniftyのアドレスが来るとエラーで刎ねてしまうという。
(@niftyと「KDDIを使うという契約変更をすればいいらしい)。「そんなこと俺聞いてない!」と抗議したがなんともならない。
 要するに、契約を取るセールスは、契約したら他社の通信がどうなるか一切説明しないし、工事する人は工事するだけで、現行の通信がどうなるか知ったことではない。設置に来るおねーさんは、自社の接続さえ確認できれば、現行の他社の接続は関係ない、ということ。
 最終的にはS様にメールを送り、編集長に新アドレスを登録して頂いたが、プロバイダーやブロードバンドの切り替えの契約時には、現行の通信がどう影響を受けるか確認しておくことが大事です。
 でも、Bフレッツ(光)にしたのは1年前ですが、1年経つと進歩するものです
ね。
 今までは、PCを立ち上げ、Bフレッツ接続の操作をしたのですが、今度は、PCを立ち上げると、アダプターの方が自動的に感知してインターネットに接続してしまいます。インターネットを特に意識する必要がない。細かいことですが、今までのアダプターはLANケーブルのつなぎ口が1個しかないので、ハブで分岐を取らねばならなかったが、今度は3個つなげますから、さしあたってハブ不要。
 なんと言っても、料金は吃驚するほど安い!

天竜二俣マラソン

2004-02-24 | マラソン
先日走りましたマラソン大会の状況です。ご笑覧ください。

 22日、「天竜市杉の里ロードレース大会」に出場しました。
 前日夜、豊橋駅前のビジネスホテルに投宿、朝6時半にチェックアウトし、駅構内でおにぎり弁当を買い、6:51の熱海行きに乗った。10分ほどで新所原着。天浜線(天竜浜名湖線)に乗り換える。一輌だけのワンマンカーがのんびり湖畔を走る。まさにスロー・トラベル。8時半、天竜二俣駅着。遠鉄バスに乗り換え9時前会場の船明(ふなぎら)ダムサイト運動公園についた。プログラムを受け取る。約460名のランナーが21Kmにエントリーしている。
 開会式で、ゲストランナーの中山竹通選手が紹介された。ご存知、ソウル、バルセロナのオリンピック代表。日本でただ一人2時間8分代の記録を4回出した往年の名ランナー。10Kmの部に出場とのこと。21Kmでは一緒に走れないか。もっとも折り返しコースでなく、周回コースだから、一緒に走っても走る姿は見られない。でも、折角の機会だからと開会式が終ると直ぐ歩み寄り、「こんにちわ」と挨拶して握手した。TVで見るとかなり大柄な人に見えるのだが、実際に会うと決して大きい人ではない。私と同じくらいの背丈にみえる。マラソン選手はTVでは大きく見えても実際は小柄な人が多い。
 10時スタート、全天雲が覆う。天気予報では夕方から雨ということだが、どうも雨は予報より早まりそうだ。3Kmほど走って天竜川の橋、橋げたに「すわ湖から185Km」と大きく書かれている。
 右に杉の美林、左に天竜のダム。中間点を過ぎると間もなく横山橋。橋を渡ると標識が右は佐久間町、左が東栄町37Km、いずれも郷里の懐かしい地名だ。今度は湖畔の西側を戻る。17Kmで時計を見ると、1時間34分。これなら1Km6分で行っても2時間は久しぶりに切れる!と思った。20Kmに来た時突然シャワーのように雨が降りだし、びしょぬれ。なおも粘ってゴールの飾りゲートが見えた時、時計を見たら2時間ジャスト。「アレッ2時間切れない!」そうか、と気づいた。このコースは未公認コースで正確なハーフの距離でない。およそ21.7Kmだと言っていた。
 2時間は切れなかったが、ゴール前、ラストスパートで前の一人を抜くスタミナが残っていたことが収穫。フィニッシュして完走記録証を受け取ると「2:01:15」のタイム。5年前にこのコースを走った時は、「1:53:07」。5年で8分遅くなった!それに5年前の記録証は手書きだったが、今回はパソコンがアウトプット、記録証にはカラーでこの町売り物の「秋野不矩美術館」の写真入り。IT技術の進歩を物語る。
 弁当を貰い12:30のバスで駅に戻り、待合室で弁当をつかう。その後、15分ほど歩き秋野不矩美術館(駅で入場券の割引券をもらった)。「京都・輝きの画家たち」という企画展もやっていた。秋野画伯は明治41年の生れというから私の母と同年になる。建築家藤森氏の設計がユニーク。展示室はスリッパを脱ぎ素肌の感触で絵も見なさいという。
 美術館を出て今度は、海洋センターの温水プールに行く(マラソン出場者は無料入場券をもらえる)。900mほどゆっくり泳ぎ、切り上げて3:17の天浜線に乗車。6時過ぎ名古屋に帰宅した。

ご先祖に感謝

2004-02-24 | Weblog・人生・その他
 19日、老衰のため義父がなくなりました。享年91でした。
 連れ合いの郷里(愛知県新城市)の斎場で、21日葬儀がおこなわれましたが、読経の間に、和尚が「ご一緒に読み上げてください」と配った文書の内容が、心に沁みました。
 会場に集った一族、無邪気に遊ぶ孫など見つつ、自分の積み重ねた歳月を思ったとき、単純な内容ながら、心に沁みたのです。
 以下に再録してみます。

【 私のいのちを誕生させてくださった父と母に深く感謝いたします。
 父と母のいのちを誕生させてくださった祖父と祖母に深く感謝いたします。
 祖父と祖母のいのちを誕生させてくださった曽祖父と曾祖母に深く感謝いたしま
す。
 曽祖父と曾祖母のいのちに連なる数知れぬご先祖に深く感謝いたします。
 ご先祖お一人お一人の命が脈々と受け継がれて私のいのちがあるのです。なんと不可思議で尊く、ありがたいことでしょう。
 私は、ご先祖へ感謝のまことを捧げ、そのご恩に報いるべく、二度とない人生を悔いなく生きることを誓います。
 私は、ご先祖からいただいた、かけがいいのないこのいのちを、多くの人々の幸せづくりに役立てることを誓います。

 わがいのちをいただいた母あるは幸いなり。
 父あるも幸いなり。
 ご先祖あるはさらにさらに幸いなり。】


私の確定申告

2004-02-16 | 経済と世相
 今年は確定申告一番乗りをやるかと、16日9時名古屋北税務署に行ったが、一番乗りどころか、会場は満員、受け取った番号札は28番だった。
 日本国民は本当に納税意識の強い国民だ、日本は、政治家はたいした事ないが国民はたいしたものだ、と感心しました。
 一時間ほど待たされたが、用意していった文庫本を読みながら順番を待った。これだけ女性の社会進出が盛んなのだから、税務署も可愛い女性が対応できないかと、かねてから思っていたが、今年は心がけの良かった所為か、利発そうな若い女性税務官だった。

 申告方法で、今年一番変わったのは、株式売買に関する申告で、今までは、証券会社で売買時、分離課税を選択すれば、確定申告は不要だったが、今年からは(売買時、税は掛からないが)確定申告をすることになる。

 例年、記入済みの書類に目を通してもらうだけで、直ぐ終るのだが、今年は違った。「株式譲渡の所得がある場合、別の用紙を使いますから、書き直してください。」と言う。
 税務署から送ってきた用紙を使ったのに、書き直せはないだろう!と不満そうな顔をしたら、彼女は「これだけ書いてください」と「株式等譲渡所得等の金額の計算明細書」という書類を出し、後はさっさと、私の持参した申告書を見て、新しい申告書を書き始めた。
 で結局、彼女が全部書いてくれて、最後に住所記入、署名をしたのみ。時間は45分ほどかかったが、今年も確定申告は無事に終った。
 株式等譲渡所得の申告は、今年初めてしましたが、他の所得と分離して、国税が7%、地方税が3%課税されるということのようです。
 以上、皆さんの今年の確定申告に、ご参考になればと、メールしました。

新聞を読んで

2004-02-14 | 経済と世相
 面白い新聞記事がありました。
【「今や失業状態」
 経済産業省米州課の職員が冗談めかして言う。同課は1980年代から90年代前半にかけて自動車など日米経済摩擦が過熱した際、米国との難交渉に当たった部署だ。
 今では摩擦がなくなり、「開店休業」状態だ。・・・昨年の米国内日本車販売シェアは過去最高の28.6%に達した中での昨今の「摩擦なし」だ。・・・トヨタが2004年3月期決算で日本企業として初めて利益1兆円を突破することが確実となり、ここにきてビッグスリーの一角を崩す勢いになっても「摩擦が起りそうな警告サインはまったくない」。・・・
 日本は円高阻止のため政府によるドル買い介入を続けている。ブッシュ政権は支持を得る産業界を考えれば、ドル買いは阻止したいはずだが、G7では、日本を批判しなかった。
 エドワード・リンカーン氏は「米国が日本のドル買い介入に何の異議も唱えなかったことには驚いた。ブッシュ政権が自国の問題に目をつぶった結果だ。だが長期的に見れば問題化する」と話す。
 経済評論家の守田実氏は、こう懸念する。「海外では日本を実質的な”独立国”とみる専門家は少ないが、最近では当の米国人ですら『米国のためにも日本は独立すべきだ』と主張し始めている。日本が米国の属国と見なされている間に、アジヤのリーダーとして中国が台頭しているからだ。米国にとっても望ましい事態ではない」】
(2月13日中日夕刊3面)
 つまり、G7で米国が日本に文句を言わないのも、経済摩擦が起きないのも、今や日本は米国にとって属国ないしは51番目の州? 外国でないのに外交問題は起きないというのだ。
 同紙の別のコラムでは、こう書いている。
 【・・・最近注目すべきは外国為替市場での巨額のドル買い介入だ。
 日本の輸出産業を守り景気回復を確固にするという目的で、昨年1年間で20兆円という巨額の資金が介入に使われ、見合いに調達されたドルはほぼすべて米国へ「派遣」された。今や米国の国債発行の半分近くを日本の通貨当局が買い上げているとの推計もある。
 この結果、米国の長期金利は低く押えられ、米国景気を支えているといえる。
 一方で外貨特別会計に巨額の評価損も発生している。米国景気の回復という国際貢献の大義のため、どこまで国民負担を甘受するかという、イラク問題と似た構図がここにある。】(2月13日夕刊ファインダー)
 自衛隊だけでなく、円資金も大量に派遣されているのだ。その結果どうなるか?確定申告の時期ですが、来年からは大幅な増税がやってくる?

マラソン代表選手選考

2004-02-12 | マラソン
 マラソン代表選手の選考のご意見拝読しました。

 最初に”選考の目的は何か?”、多分”オリンピックで勝つ選手を選びたい”ということだと思います。これが難しい。世間は公平に選べと言うが、何が公平か?というと、選考大会の結果どおりに選べば、一応、公平と選手も世間も納得する。いわゆる実績主義だが、分かるのは、過去の実績です。過去の実績で選んでも、オリンピック大会と言う未来の大会で強いかどうか?というと、保証はないわけです。 そこで、陸連はいくつかの選考大会の結果を参考に、専門家の意見で決めたいと考える。しかし、選考大会で調子が良くても、本番で良いかどうかは、神のみぞ知る。専門家の意見と言うが、所詮、選考委員の主観である。選手の側から言うと、到底公平と思えないから、4年前の水泳の千葉すず事件のようなことが起る。
 選考対象が四つ(世界大会、東京、大阪、名古屋)で選ばれる枠が3人だからややこしい。選考大会を一つにして上位3名にしたら、という意見も過去にありましたが、それぞれの大会のスポンサーが別々で調整できなかった。
 私見では、世界大会は対象から外し、残る3大会の1位で決めるということにす
る。それではオリンピックに勝てない、という人もいるだろうが、所詮、スポーツです。スポーツはルールでやるもの。それがルールだと思えば、納得できると考えます。
 
 さて、企業人事の実績主義は妥当か?
 実績といっても、会社の中の実績は複数の人の仕事の結果で実績が上がるものだから、個人の実績と言うのは、特殊の場合を除いては分からない。
 にも拘わらず、何故、実績主義が必要か?必要と考える人は、企業は業績を上げなくてはならない、と言う。しかし、実績は分かるとしても、過去の実績である。過去、実績を挙げた人が未来も実績を挙げるかどうか分からない。
 「いや、過去の実績で収入が多くなれば、皆が頑張る。」・・・馬に人参の思想ですか。でも、この間の裁判みたいに200億円払え!なんて話しになるかもしれませんよ。要するに、最近唱えられる「実力主義」、「能力主義」は、人件費を下げるシステムだと、私は僻んでいます。
 先日の新聞にこんな記事がありました。
【(人事制度を)昔ながらの「日本的経営」に戻るべきだと主張する。一理はある
が、時価会計によって株の含み経営が困難になった今、米国的リストラは経営の一部になっており、昔には戻れない。
 景気の繁閑に応じてリストラするため、正社員以外に派遣やパートなどに頼らざるを得なくなってしまった。そのような職場は「実力主義」を主張せざるを得ない】
(2月4日中日夕刊ファインダー)
 つまり、日本の「実力主義」や「能力主義」とは、派遣やパートを使うことだった? 

韓国の唄

2004-02-11 | Weblog・人生・その他
「連絡船の唄」という演歌があった。確か昭和20年代末だったか、菅原都々子なる女性歌手が唄い一世を風靡した。「レンラクセーンーヨー」という嫋々たる歌声をご記憶の方も多いでしょう。

 昨年、韓国語を習い始めた折、折角ハングルを習うのなら、韓国の唄をカラオケで一曲ぐらい歌えるようになりたいものと思い、「そうだ。『朝の国から』を唄おう!」と目標を定めました。
 ”風が風であるように  人が人であるように
  熱い想い       結び合って   オオ ソウル コリヤ”
 ご存知の方も見えるかと思いますが、この『朝の国から』は、’88年のソウル・オリンピックのテーマ曲です。目標は決めたものの、なかなかハングルは上達しませんが、先日、ボツボツ唄を覚えようか、とレコード屋に行き、「韓国語の入った『朝の国から』のレコードない?」と聞くと、「こういうのが有ります」。”桂銀淑(ケイ・ウンスク)・金蓮子(キム・ヨンジャ)が唄う韓国歌謡16”なるCDを出してくれた。
 早速、買いこんで、帰宅してからプレーヤーで聞いてみた。日本で流行している韓国の唄って随分ありますね。
「釜山港へ帰れ」、「大田プルース」、「黄色いシャツ」などお馴染みの曲と並び、「朝の国から」がありました。
 驚いたことに「連絡船の唄」が入っているのです。驚いたというのは、私は「連絡船の唄」は日本の歌だとばかり思っていたんです。
 作曲・金梅松(目出度い名前ですね)とあって、これが韓国の唄だと50年経って知りました。
 それに『J』という、よくTVで門倉有紀が歌っている歌もありました。
「J あなたが好き    J 愛してます
 J 二人だけの     J 思い出の道
 面影抱いて       一人歩くの  」
 という私の好きな唄、これも日本の歌と思っていたら韓国の唄だった。
 こうしてみると、日本の演歌と韓国の演歌は、訳詞で聞くと、知らなければどちらの唄か分からない。これは、歌に感ずる心情が、日本人と韓国人は同じDNAから来ているからではないか?と思った次第です。
 『朝の国から』を練習しようと、その後、カラオケを2~3軒のぞいてみました
が、『朝の国から』がないんです。残念でした!
 以上、閑話休題です。

国家破産はあるか?

2004-02-10 | 経済と世相
 先日、友人からメールが入りました。「『国家破産サバイバル読本』という本が出ています。一度、読んでから感想を聞かせてください」という。本屋で見たら、浅井隆という人が、自ら起こした第二海援隊という出版社から出している。平台に積んであるところを見ると、かなり売れているらしい。政府が現在の政策を続けると国家破産が起きるから、対策を準備せよ!という内容の本ですが、一冊、下巻だけ購入し、読後、感想を返信しました。
 ご参考(になるかどうか)までに、TK-MLの皆様に以下のコピーをメールします。

 『国家破産サバイバル』読みました。コメントする前に、内容を三つに整理して置きます。
1.政府の放漫な財政政策が、猛烈なハイパーインフレを来たす。
2.サバイバルのための心得(サバイバル戦略の基礎)。
3.個人の国家破産(ハイパーインフレ)対策。
 以下、各項目について
1.毎年60兆円も借金が積み上っていくような財政運用を続けていけば、当然インフレになるという著者の主張は、10年前までなら、つまり、グローバリぜーシヨン前なら、全く正しい。
 しかし、通貨の流れが一国内で完結しない現在では、そう単純には言えないのではないか?
 若し、そういう事態になったなら、政府も金融機関も保有する米国債を売り払って資金繰りするではないでしょうか?そうなると、米ドルが暴落し世界経済が大混乱に陥ります(政府・日銀は、7000億ドル以上の外貨準備を抱え、その殆どは米国債です)。そんな事態を米政府もIMFも容認できない。つまり、世界経済にとって日本は、破産するには、その存在が大きすぎる。要するに、日本は経済的に(イラク問題で軍事的にも)アメリカと心中する体制になっている。ですから日本が破産するのは、米国が経済的に破綻する時だけです。その可能性はなしとしません。米国が双子の赤字を積み重ね、改善の兆しが見えないからです。
 単純に日本だけが破綻するとは思いませんが、世界経済の大転換がある確率はかなり高い。その兆しは、最初に長期金利の上昇に現れると考えます。
2.「サバイバルの心得」、面白いですね。私の同感したのは以下の項目です。
(2) 先手必勝
(3) 正しい(と思うこと)は誰が反対してもやれ!
(4) (資産の)分散を必ずやれ!
(6) 中・長期的にものを考えよ
(7) 戦略・ビジョンをしっかり持て
(11)自分で考え、自分でしっかり判断できる力を身につけろ!
(12)人のせいにするな!
(13)良きアドバイザーを必ず身近に置け!
(14)健康には十分留意せよ!
3.日本破産への対策については
(1)資産は分散せよ!これはその通り!ただし、分散する程の資産があればの話ですが・・リスク対策とは、要するに分散です。保険も、事故があった場合の損失を加入者に分散することですから。
(2)海外で暮す(著者はニュージーランドを推奨してますね)。私は、日本にまだ愛着がありますから、外国で暮らそうとは思いませんが、でも、これからの世代は、そうする人が増えるかも?21世紀、政府が国民のためにならない政策をとりつづけると、国民は政府に見切りをつけ、別の国に移転するようになるというのは、あり得ることと考えます。04/02/10