古稀の青春・喜寿傘寿の青春

「青春は人生のある時期でなく心の持ち方である。
信念とともに若く疑惑とともに老いる」を座右の銘に書き続けます。

司馬遼太郎記念館

2002-02-05 | 旅行
 以下は2,3日の旅行記です.ご笑覧ください.
 司馬遼太郎記念館を見てきました。2日、10:51の新幹線で大阪に。昼前、新大阪に着き、駅前のメルパルクに荷物を預け、さて昼食をと思ったらホテル前の食堂に「¥840!昼食バイキング」の張り紙。明日のマラソンに備えてカーボローデイング(炭水化物の摂取)をしようと入ってみた。ビルの中だが、靴を脱いで上がり、坐って食べるスタイル。食べ物はすべてお袋の味、「食べ残したら罰金」の張り紙もある。それにしても安い.新大阪駅の前にこういう食堂があるのが「食い倒れ大阪」の大阪たる所以、と感心した。
 食事の後、地下鉄で難波に出て、近鉄奈良線の鈍行に乗る.司馬さんも多分この電車をいつも利用していたのだろうと思いつつ約15分、八戸ノ里(やえのさと)駅で下車。駅員に聞いたら、出口(西友側)をまっすぐ行くと、曲がるべきところは表示が出ています.徒歩8分です」という。
 すぐ見つかる.入場料¥500で、中に入ると、左手に雑木林のイメージの庭(ク
ス、シイ、クヌギなどの樹々、ナノハナ、ツワブキなどの花々)が拡がり、庭に面し司馬さんの書斎がガラス戸越しに見える。尚も左に小道をたどると、コンクリート打ち放しの記念館。壁面沿いに玄関までのアプローチ。設計は安藤忠雄氏。入ると直ぐに展示室が広がる。
 高さ11mの壁面一杯に書架が取り付けられ、司馬さんの蔵書ニ万余冊が並べられている。実際の蔵書は4万冊を超えると言うが、その量に圧倒される。司馬作品は、この圧倒的な文献の読みこなしと思索からのもの、と納得される.
「写真は撮れますか?」と聞いたら「ご遠慮ください」という。
 地下には小ホールがあって、「時空の旅人」(NHK放映のビデオ)を映してい
た。”来館された方に、何かを考えることのできる、そんな空間でありたい”と受け取ったパンフに記載されていたが、司馬ファンには一見の価値はあります。
 一時間ほど見学してから駅に戻り、難波の高島屋で竹内栖鳳展をやっていたので、覗いてみた。
 ホテルには4時過ぎ戻りチェックイン。明日に備え、英気を養いゆっくり休みました。(続)
02/02/05