古稀の青春・喜寿傘寿の青春

「青春は人生のある時期でなく心の持ち方である。
信念とともに若く疑惑とともに老いる」を座右の銘に書き続けます。

浪速の街を駆け抜ける

2001-02-28 | マラソン
 25日第4回大阪シテイマラソンに参加。このマラソンの参加者は抽籤で決める。過去3回申し込み,今年やっと当選、出場することになった。
 8時半ホテルを出て,地下鉄で淀屋橋。市役所前が受付。ゼッケン等を受け取,市庁舎の一階が更衣所だが、たいへんな混雑。プログラムを見ると,エントリーランナーは車椅子の部36名含め3107名。60歳以上が190名だ。中之島公園中央公会堂前スタート、ゴールが長居陸上競技場のハーフマラソン。コースがワンウェイだから、荷物をゴールまで運んでもらわないといけない。スタートが10時35分で10:10までに荷物を預けてくださいという。着衣をすべてバッグに入れて預かり所に行くと,ゼッケン番号で区分した軽トラックが並んでいて受け取る。スタート時間まで寒いのでビニール袋をくれる。頭からかぶり、上部に首を出す穴が開いているのだ。かっこ悪いから私はビニール袋を断り,暖房の効いている庁舎の中でスタート時刻まで待った。
 気温7度。10:35スタートの号砲。3000人余のランナーがいると直ぐには走り出せない。スタート線を越えたのは1分20秒。招待ランナーはワイナイナ(一週間前東京国際フルに出場ご苦労様)、浅井えりこさん等、しかし折り返しと違いワンウェイでは、招待選手は影も形も一般ランナーには見えない。すぐ御堂筋に出て淀屋橋で東進。今日は体調が良くない(後述)ので、第一関門までは慣らし運転のつもりでゆっくり行くことにする。北浜,天満橋で南に折れ城南、4Kmの関門。「後1分で閉鎖します」というので、びっくり。ゆっくりしすぎた。走ってみると調子は悪くなさそうなのでギアチェンジしてスピードを上げた。大阪城の周回コース。国際女子マラソンの実況でお馴染みの上り下り,上り下りがある。最初が内堀沿い,続いて外堀沿いに大阪城公園噴水出口が第2関門。「閉鎖まで2分」の声。大都市のマラソンは関門規制が厳しいが、ここの大会は関門500m前に「500m先収容地点何時何分」と表示があるので時計と相談しながら走れる。コースは森ノ宮駅前に出て南へ。勝山通りで左折生野区民センター前が第三関門(11.3Km)、ここで「閉鎖まで4分」。閉鎖時間は1Kmあたり5分40秒で計算しているので、それより速いペースで走っていると確認,今里筋に出て一路南下、17km辺で長居公園通りに出て右折。「長居は近いぞ」と沿道から応援の声がかかるが、このコースは公園に近づいてからが長い。公園外周を延々と(約3Km)走る。まさにナガイ競技場。グランドを一周しゴール、すぐコースを振り返り,帽子を取り一礼した。関係者のご配慮で無事
完走できた謝意を表したつもり。タイムは自分の時計で1:54:20。スタート
ロスが1:20あったからネット(正味)1時間53分。記録証は後日送付とのこと。
 体調が悪かった割りには,順調なタイムと納得した。実は風邪で起床から2時間程下痢、心配になってスタート前、血圧を測ってもらうと190、「測定器が壊れてるんじゃない?」と再測定を要求したが同じ結果。無事に走れて良かった!
 終わって,地下鉄で梅田,川のある地下街で遅い昼食,喫茶店で休憩。16:10の高速バスで帰宅した。

丸亀マラソン

2001-02-06 | マラソン
 丸亀ハーフマラソンの報告です。
 2月4日,8:33丸亀着。ランナー送迎バスが駅前に待ち構えていた。乗車しようとしたら「おはよう」の声がかかる。鳥取のNさん、昨日瀬戸大橋線の車内で偶然隣り合わせになった。トライアスロンの専門家だと言う。互いに今日の健闘を誓う。丸亀陸上競技場に到着,受付でゼッケン2761を貰う。
コースは競技場から坂出折り返しの21.0975M。 スタートは10:45。
気温6.2度,湿度66%という。まずは絶好の条件,コースも平坦だからそこそこ良いタイムが出るだろう。事実、4年前この大会に出場し1時間46分と60歳代ではベストの記録だった。10時半,集合場所に行く。
陸上競技場を一周してからロードにでるので、グランドの端がスタートラインになるが、2000人余の出場者がゼッケン番号順で並ぶので,競技場入り口でスタートの合図を待つことになる。スタート3分前、歓声と拍手が沸き起こる。
多分、高橋尚子さん(以後Qちゃんと記す)がスタートライン先頭についたのだろうが、私の位置からは全然見えない。今日は招待選手25名という豪華版で、富士通の高橋健一選手(ハーフの日本記録保持者)も来ているのだが,そちらの高橋さんは全然話題にならない。
 スタート、まずは順調にすべりだした。丸亀駅,丸亀城、宇多津駅,を過ぎる。歩道は人、人、人。凄い高橋フィーバーだ。「ようこそ丸亀へ。高橋尚子選手,金メダルおめでとう」というカンバンまで出ている。スタート40分,もう先頭の男子選手が二人折り返してくる。一人は富士通の高橋,もう一人がわからない(順天堂大学の野口(優勝)と後で分かった)。ランナー全員がコースの右いっぱいによっていく。折り返してくるQちゃんを見る魂胆だ。私も右による。43分でOHKテレビの放送車,女子だ!と思ったのだが、ピンクのゼッケン(女子招待選手)がチラと見えたと思ったら放送車の陰。あれっ?Qちゃん?分からない。その後数十秒,私の前を行くランナーが「居った!居ったア!」と大声をあげた。Qちゃんが走ってくる。しかし、テレビで見るナオコスマイルはない。時折顔をしかめる。かなりきつそうだな,やはり彼女は練習不足。それでもメダリストとしては中途半端な走りは出来ないので懸命に走っているのだ、と思った。坂出の折り返し(10.8Km)は56分で通過。折り返しは目に見えて観衆が減ってきた。Qちゃんが通過して満足した人は帰ったらしい。帰途も順調にはしる。20Km,競技場が見えたとき,これは1時間50分を切れると思った。ラストスパートだ!競技場に入って一週半600mでゴール。年甲斐もなく全力疾走で前のランナーをかわす(こんなに急ぐのなら
最初から早く走れば良いと反省しながら)。2年3ヶ月ぶり(酒田マラソン以来)に1時間50分を切った。完走証をもらうと【1:49:01、1084位。あなたの脚力と健闘を心から称えると共に完走されたことを証します】とあった。完走証を受け取り,預けた手荷物を取りに行くと,黒山の人だかり。何事ならんとジャンプ一番人込みの中をのぞくと,非常口にタクシーが一台横付けしているだけ。「Qちゃんがくるの?」傍らの女性に聞いたら「そうです」とにっこり。宝塚の大女優みたいだ!まことに、Qちゃんフィーバーに沸いた大会でした。01/02/06