古稀の青春・喜寿傘寿の青春

「青春は人生のある時期でなく心の持ち方である。
信念とともに若く疑惑とともに老いる」を座右の銘に書き続けます。

甘利大臣の事件

2016-01-31 | 経済と世相
甘利大臣の事件を聞いたとき、不思議に思いました。
週刊文春の報道に対して「なぜ甘利さんは週刊文春を告訴しないか」と思ったのです。報道されたことが事実なら、当然、甘利さんは告訴され処罰されるでしょう。そんな事案を報道されたのですから、「名誉棄損」で訴えるとか、週刊誌の販売差し止めを裁判所に要求しなければ、報道されたことが事実であると認めることになります。ところが、「記憶があいまいで事実関係を辿っているので、その後説明責任を果たす」と言うのみです。これが第一の不思議。
事案は、千葉県白井市の建設会社S社とUR(旧住宅公団)との間にトラブルがあって、S社は、甘利事務所にあっせんを依頼した。記事はS社の総務担当者の告発で、その報酬として、13年11月14日は大臣室で、14年2月1日は大和市の甘利事務所でそれぞれ50万円をお渡しした。大臣室では、社長が、木の箱に入ったとらやの羊羹と一緒に紙袋の中に封筒に入れた現金50万円を添えて『お礼です』と言って手渡した。甘利氏は『あぁ』と言って50万円の入った封筒を取り出しスーツの内ポケットにしまった。」というものです。
 その後、28日の記者会見で、「現金の入った封筒をスーツの内ポケットに入れたというようなことはない。「政治献金として処理するよう」秘書に渡したというのです(記憶があいまいで事実関係を確認と言っているのはこの部分?)。が、現金を受け取った事実は認めているんです。
 これは完全に斡旋利得罪に相当します。なぜ、検察は捜査に動かないのでしょうか。これが第二の不思議です。
大臣であろうと、一庶民であろうと、法に違反したら、法に基づき処分されるのが、法治国家です。なぜ検察は動かない?これから動くのかもしれませんが・・・
法治国家というものは、トラブルが起きたら、法に基づき解決されなければなりません。法治国家でなければ、その解決には、やくざが登場します。発展途上国では、やくざでなく政治家が登場することがあります。日本は発展途上国並みということでしょうか。

奥浜名湖の旅

2016-01-27 | 旅行
 奥浜名湖の旅の報告です。
寒波と雪に驚かされた25日、新幹線で浜松に向かいました。
12:56のこだまに乗車すべく12時半待ち合わせ場所の名古屋駅新幹線口の銀時計前に行くともう全員顔をそろえていて私が最後でした。幹事のO君が「切符かった?」、「買ってある」、「じゃ乗ろう」。新幹線は雪で40分ほど遅れ、11:56のこだまが今入るところと言う。予定より20分早い電車に乗れた。
 D社勤務時代、ともに労組で活躍した仲間たちと、今も年1回は懇親旅行をやっています。今日は9名の出席と言う。
浜松駅で2時、舘山寺温泉協会のシャトルバスに乗る。暖かくなりうとうとしていたら50分ぐらいで温泉協会前に着き、そこからそれぞれの旅館の送迎バスに乗り換える。3時前、サゴーロイヤルホテルに着く。

1人車で来た郡上のY君が着いていた。「雪が大変じゃなかった?」「ホテルに電話してきいたら、ここでは雪が積もることはありませんというので安心してきました」。
 さっそく、部屋に入り持ち込んだビールや酒で酒盛り。「出世城」という地元の酒を冷で飲んだ。甘口の酒でした。夕食は入浴後、6時からバイキングでした。最近は絶滅危惧種に指定されたとかで、口にする機会がすくなくなった鰻のかば焼きを賞味した。
この地は、来年のNHK大河テレビ「おんな城主井伊直虎」の舞台で、来年の観光客増加を当て込んで、もう客集めの企画が始まっていた。宿泊翌日の午前は「井伊家ゆかりの地をバスで回るオプシヨナルツアが1500円で回れます」と宣伝していた。
 しかし、翌日はこのツアはパスして、宿泊客には無料サービスの浜名湖遊覧船に乗った。
舘山寺港はホテルのすぐ前で9:15から30分ほどの乗船。かもめの飛翔姿を楽しみました。
「この湖は塩水かな?」、「いや、この辺りは淡水。東名高速のH氏の辺りから海側は塩水のまざった汽水湖になる」とMさん。
舘山寺と言うのは、お寺なのか神社なのか。ネットで調べたら、曹洞宗 秋葉山 舘山寺とあったからお寺である。弘法大師の開創よいう。しかし、鳥居を見ると神社みたい。日本人のことだから、どちらでもよいのかも?
鎌倉時代・文治三年(1187)
兵火により焼失したが、源頼朝がこの地を訪れ、道中安全・武運長久の祈願寺として諸堂を再建した
http://kanzanji.jp/

帰りは前日のコースを逆にたどり、旅館のバスで温泉協会前。
バスの待合所にはレンタル自転車が並んでいました。暖かくなれば、自転車旅行も他の住めるようです。そこから駅行きのバスに乗り換え、10時発、浜松駅には11時前。11:04のこだまに乗り12時前名古屋に帰りました。

今年の確定申告

2016-01-25 | 経済と世相
 25日目覚めてすぐ外を見ると、雪景色。路面は凍っているみたい。今朝は税務署に確定申告に行こうと思っていましたが、自転車はヤバイと思いました。しかし、窓から見ていると、自転車で走っている人もいるようです。
 8時半、地下鉄で行こうと下に降りると、スファルトの上は雪が無い。これなら自転車で行ける、と自転車を引っ張り出して転がし始めると、日陰に入るとタイヤがスリップする。これは危ないととりあえず地下鉄の駅まで自転車で、後は電車と徒歩にしました。こんな日に税務署に行かなくてもいいのですが、こんな日だから空いているだろうと、地下鉄で黒川まで行き、北税務署までは歩きました。
9時前に着きましたが、予想通り、空いていてすぐ受け付けしてくれました。申告書は昨日PCでプリントしてきましたので、書類に漏れがないかチェックするだけで、控え書類に受付印を押して返してくれて終わりです。
 PCで書類をプリントする際に思ったのは、何故、このソフトの説明書というかマニュアルをインターネットに載せないのかということです。それがあれば、最初にダウンロードして読んでから操作すれば、間違いがなく、手間も省ける筈です。
 毎年、少しずつ変わっています。それは改善されているのですから良いのですが、前と違うので操作を間違えてしまいます。
私も2回操作ミスをしてやり直しました。そのあたり国税局はまだサービス精神がたりないなぁ、と思ったのですが、受付は直ぐ終了し、今年の確定申告は終了しました。
多分3週間ほどで還付金の3万1千円余を受け取ることが出来ると思います。
 帰りも地下鉄駅からは、凍りついた道をこわごわ自転車で、9時半帰宅しました。


高齢化と医療費

2016-01-24 | 経済と世相
先日1本8万円の注射を打った話を報告しましたが、高齢化に伴い、政府の医療費負担が大きくなると、心配になりました。
「日本は何故貧しい人が多いのか」(原田泰著、新潮社2009年刊)を読んで,
すこしほっとしました。


「高齢化で医療費増」は本当か、について原田泰さんの本(「日本は何故貧しい人が多いのか」、新潮社、2009年9月)はこう述べている。
 厚生労働省「医療費の動向」によれば2007年度の70歳以上の高齢者の一人当たり医療費は75.7万円。70歳未満のそれは16.1万円どある。高齢者の1人当たり医療費は高齢者以外の人の医療費の4.7倍にもなる。確かに、この数字を見れば、4.7倍も使う人が増えるのだから、医療費は急速に膨らむように思える。しかし、人口構成の変化がもたらす医療費の変動は、実はマクロでみるとそれほど大きくはない。
高齢者と高齢者以外の一人当たり医療費に年齢別の将来人口を乗じて推計すると、国民医療費は2007年度の33.4兆円から2025年には37.8兆円へと1.132倍にしかならない。(国立社会保障・人口問題研究所の「日本の将来推計人口」2006年12月による)を使って推計した医療費の予測値とGDPの予測値(20~64歳人口の伸びで労働力人口が伸びて労働生産性が毎年2%上昇と仮定して推計した)及び医療の対名目GDPの比率をグラフにプロットすると、医療費の増加よりもGDPの増加の方が大きい。また、医療費の対GDP比率は6.5%から2025年には5.9%に低下する。生産性の伸びは医療費の増加率を上回るのだ。
原田さんはこうも言っている。
医療の進歩には疑問を呈したい点がある。どんな産業の進歩でも、生活を快適にする進歩とそれを安価にする進歩がある。薄型テレビは、大画面、高画質、高音質になりながら安価になった。ところが、医療においては、治療向上の進歩はあっても、コスト低下の進歩が起きることが稀であるように思える。

原油の値下がりが続いている

2016-01-21 | 経済と世相
原油の値下がりが続いている。バレル30ドルを切ったというから驚きです。100ドルを越えていたのもそれほど昔ではなかった!原油価格の値下がりと言うと、私は1971年のニクソンショックを思い起こします。当時、金本位制だったドルの金交換を止めるという米国政府の発表でした。ドルは金と交換できるから国際通貨としての価値を認められていました。交換できないなら、紙切れに過ぎない。当然ドルは暴落しますが、値下がりはやむを得ないにしても、国際基軸通貨としての地位は保ちたいと米政府は考えました。そこで、政治力を駆使して原油の取引は米ドルで行うように産油国に認めさせました。金とは交換できなくとも、原油に交換できれば、ドルは基軸通貨としての価値は保ち得ると考えた知恵者がいたのです。このルールに挑戦したのが、フセインでした。これが米国の湾岸戦争を起こす真因でした。
 つまり、この時以来、国際通貨は、金本位制から原油本位制になったと私は考えています。
 原油本位制になると、今回のように、原油が値下がりするとどうなるか?原油はエネルギー源であると同時に通貨ですから、世界の通貨量が減少することになる。猛烈なデフレ圧力が世界経済にかかります。 かくて世界の株式市場は暴落することになりました。
しかし、原油の値下がりは日本の実体経済には、神風になります。原油の購入にとなる支払が節約できますから、まるで突然ボーナスをもらったようなものです。日本企業のコスト低減効果は莫大ですから、日本の株式は上がる筈ですが、暴落しています。これは日本の株式を購入しているのが、日本人よりも外国企業だからです。外国で金融が縮小すれば、日本からも株式を売って資金を引き揚げます。
コスト低減効果があっても、海外が不景気になれば、日本企業の製品は売れなくなるという考えもありますが、そこです。どうしても日本から買わざるを得ない高い技術力を有する企業の製品は売れます。 どこの会社がそうした技術力を有しているかを見極めるチャンスだと、私は考えていますが、どうでしょうか。

日本人はどう住まうべきか

2016-01-19 | 読書
「日本人はどう住まうべきか」(新潮文庫、1月1日刊、養老孟司・隈研吾著)という新刊を本屋で見つけました。本を買うときは、まえがきとあとがきを立ち読みします。
前書き(養老孟司さん)「初めて隈さんと出会ったのは、国技館のイベント。以来隈さんとうまが合う。熊さんだから馬があうということではない。隈さんと一緒に誰が同席していたか、その場で何を喋ったかも記憶がない。70歳を過ぎたら人生のたいていのことは、このように消えてなくなっている。ありがたいことですなあ。
そのうち、隈さんの『負ける建築』(岩波)という著書が出て、これが私の心の的を射たから勝手に書評を書いた覚えがある。」
隈さんは、先般来話題の新・国立競技場の設計をされた方で、この本は日経ビジネスオンデマンドの対談を本にまとめたものということです。
更にあとがき(隈研吾さん)にいう。
「養老先生と僕はイエズス会の経営する学校(栄光学園)の先輩・後輩である。
イエズス会の理念は、一言でいうと、現場主義。日本でも馴染みの深いフランシスコ・ザビエルらによって設立さえた(1534)
 ルターたちは、個人が個人の内省により神の国に至るという近代的個人主義を宗教に導入したのに対し、イエズス会は、個人主義・内省主義は人を頭でっかちな観念主義におとしめると考えた。
 現場主義者は肉体を重要視する。強靭な肉体を持っていなければ、現場という過酷な場所を生き抜くことはできない。われらの栄光学園も徹底した肉体主義。毎日、2限と3限の間には上半身裸で、真冬も校庭を走らされた。「お前たちは運動が不足しているから、余計な妄想にとらわれる」。養老先生の思想の根幹もまた、肉体主義である。肉体をおろそかにしていると、脳ばかり肥大して、ろくなことを考えないというのが、養老哲学の中心思想である。都市と言う甘やかされた環境にいると、肉体がふやけ脳ばかり活性化した不自然な状態に陥り、まともなことを考えられない。
 イエズス会は考えた。ヨーロッパという閉じた小さな世界の中で、宗教改革対反宗教改革という観念的論争を続けるのは時間の無駄。そんなことにエネルギーを費やすくらいなら、ヨーロッパの外のアジヤに出て、具体的布教活動に汗を流した方がましだ。

 ここまで立ち読みして購入を決断しました。
縦横無尽に語るお二人の対談が面白い。
養老 経済成長の要因として資本や労働の重要性は低く、エネルギー消費量の増大の方がはるかに重要だというモデルで、アメリカと日本と西ドイツの経済成長を計算したらぴったり当てはまった。
隈 建築の基本はやっぱり人間同士に信頼関係なのです。コンクリートが主流になった20世紀の建築と言うのは、基本的には信用で成り立っている危ない世界です。だって、一度コンクリートを打ってしまったら、中に何が入っているのかわからない。鉄筋がなくたってわからない。 


天下人の茶

2016-01-18 | 読書
「天下人の茶」という本を読みましたので、その紹介です。
伊東潤という作家に数年前から着目しています。
2年前、「天地雷動」という小説で、長篠合戦を題材にしました。
小生の郷里は長篠の近くですので、興味を持ち。刊行されるとすぐ手に入れて読みました。
昨年は、「武士の碑」で西郷隆盛の西南戦争を語り、いずれも構成のたくみさ、行き届いた調査に感服し、私にとって、このところ注目している作家でした
『天下人の茶』(文藝春秋社)という小説が出ましたので、早速購入して読みました。
秀吉と千利休の葛藤を主題にした小説で、
第1部は序章の秀吉の独白「俺の人生は誰かに繰られるままだった」に始まり、
第1章以下、牧村兵部、瀬田掃部、古田織部、細川忠興と、各章で利休の高弟の物語りを繰り広げ、利休と秀吉の関係を浮き上がらせる。
それぞれの章が一話完結ですが、全体で利休の死を語るという凝った構成になっています。
例えば、「ひつみて候」の章で、古田織部と小堀遠州を語り、利休が才能を認め後事を託した織部は、
なぜ師と同じように天下人に疎まれたか(織部は、大阪の陣後切腹を命じられる)を語ります。利休、織部、遠州のそれぞれの茶道と、権力者との関係を述べて、茶道と言う精神世界の指導者たることと武家社会の秩序の最高位たることの矛盾を述べる。
小堀遠州は茶の湯に、王朝文化の美意識を取り入れ、遠州流は、徳川の世に、武家社会の本流となった。
 第2部で、本能寺の変の真相、利休と秀吉の合作であることに話が及び、
利休の切腹は「知りすぎた男の運命」であったとの新説を述べている。
 構想の斬新さに、小説の面白さを堪能しました。
伊東潤という作家はこれからも注目すべき存在と思いました。。


スポーツ医事相談

2016-01-16 | 水泳
15日夜、白鵬が勝ったのを見届、直ぐ出掛けました。年1回の「スポーツ医事相談」です。毎年、12月に受診していましたが、昨年11月、申し込むと「2月17日まで空いていません」と言われたのですが、数日前、「キャンセルが出たので15日にできます」との電話があり、この日になったのです。
 10年以上、継続して毎年受診するのは、運動能力、筋力などの測定をしてもらい、現在の運動を続けてよいか、専門医師の見解を聞くのが目的です。私にとって、いわば「スポーツ維持相談」。
 6時55分、笠寺駅前の総合体育館に着き、診断室に行きました。寒かったので、先に検尿を採り、受付け。受診料は500円です。
 運動着に着替え検査を始めました。
 身長、体重、体脂肪(10.1)、肺活量測定と進み(身長が169.5、昨年より11mm縮んだ?)、次は 脚伸展パワーの測定です。
 これは、シートベルトで体を座席に固定し、両足でペダルを蹴飛ばし、その時の力をワット数に換算して表示する検査です。結果は、299Wで、前まで400Wを越していたから、脚の筋力はかなり落ちている。 昨年6月以後、ジョギングを止めているから、その影響だろう。体脂肪は、以前の11~12より増えていない。
 その後、ベッドに横たわり、心電図をとり、最後は自転車エルゴメーター。これは、自転車をこぎながら心電図をとり一定の時間間隔で血圧、脈拍を測るものです。脚にかかる負荷(ワット数で表示)は徐々に増加させていき、1分ごとに血圧を測りながら「きつさはどうですか?」と聞く。(非常に楽6点、楽7点など)。
測定は、8分余、「終わります」、血圧が200に達した時点(最高負荷110W)で負荷終了、後3分間はダウンでペダルをゆっくり回して終了です。
いつも、この検査は、10分以上、最後は汗びっしょりになりますが、今回はほとんど汗なしのうちに終わる。医者が「被検者の年齢を考慮したため」早めにストップをかけたようです。
 着替えをすませてから、担当医師のコメント。
私は質問事項をあらかじめプリントして持っていき、医師に診てもらっていました。
1. ジョギングを止めたので、体力は落ちていないか。「たしかに脚力はかなり落ちているが、年齢からすると、相当であり、心配する必要はない。
2. バタフライが泳げなくなったが、脚を動かす神経が異常なのか、筋力が落ちているのか?(バタフライが泳げないのは、要するに足が水を押す力が弱いものだから、ストローク毎の浮き上がりが少ないので口が水面上に出ない。従って呼吸が出来なくて泳げないのです。「腕の力だけで泳いでいるので泳げないのだ」と、コーチは言う。)
水泳は専門外でわからないが、神経の異常は腰のMRIを撮るなど調べるなど調べねばわからない。脚の筋力は確かに落ちている。
ジョギングを止めた所為らしい。頸の怪我で(いわゆる鞭打ち症状)、左足の動きが悪くなった。左足を、たとえば30㎝上げたつもりなのに、実際は10センチしかあがっていないので道路の凹凸に左足が引っ掛かり転倒するのです。それまでやっていたジョギングを、昨年6月以降全然走っていない
総合的にいうと、「昨年までの体力が維持できているようで、全身持久力(予測最大酸素摂取量)は57.8(ml/kg・分)は年齢からすると、非常に良い。
予測最大酸素摂取量(ml/㎏・分)は57.9(前回69.6、前々回57.8)ですから、前回がよすぎただけで、持久力はほぼ維持されているようです。
最後はスポーツ・アドバイザーのアドバイスです。
「脚力が落ちているので、これを高めるには、水中トレーニングだけでなく、陸上のトレーニングが必要です。総合的に言って、体力は維持されていて、運動継続に問題ありません」。
結局、ジョギングを止めたので脚筋力が落ちているのが問題ということのようです。
9時帰宅しました。

最近大病院事情

2016-01-14 | Weblog・人生・その他
 「前立腺がんのその後」の報告です。
13日午前10時、自転車を転がして西部医療センターに出掛けました。治療は昨年12月25日から1日1錠の薬を飲むことで始まりましたが、注射も併用する必要があると、この日から注射を始めるようになったのです。
受付で、診察券と保険証を出すと、当日の受付番号と指示をプリントした紙をくれました。「⑬の処置室で検体検査を受けなさい」とある。⑬の受付機に診察券を通すと、血液検査の番号票と小生の名前を記した採尿紙コップがでてきた。トイレで採尿し窓口に出した後、採血室で順番を待つ。番号表が表示された窓口に行き採血。ここでも採血前名前を確認する。ここまでは流れ作業的に進行したが、ここからが時間がかかる。指示プリントには「泌尿器科の窓口へ」とある。窓口に行くと「②診察室の前で待ってください」という。予定時刻は11時~11時半で、まだ1時間ぐらいありそうです。②診察室前の待合室に座って、バッグから本を取り出した。ここで待たされるだろうと、昨日北図書館で本を借りてきた。新潮新書の曽野綾子著「風通しの良い生き方」。著者が「新潮45」に連載したエッセイをまとめた本です。
 11時半になったが、私の受付番号がまだ診察室入り口に表示されない。表示でデイスプレイに「混雑中」と出ている。受付に行って聞くと、予定より「1時間ほど遅れそう」というので、先に昼飯を済ませようと思い、4Fのレストランに行き、簡単なランチを済ませた。
 待合室に戻って、曽野さんの本をほぼ読み終える頃、私の番号が表示された。
入室して自分の名前を言うと、採決検査の結果のプリントをくれた。見ると、PSA値は3.421(ng/dl)。健診で引っかかった結果は5.6だったからから随分良くなっている。「良くなっているのは薬のせいですか」。「そうでしょう」。
高い飲み薬だった(直径5mmぐらいの小さな錠剤が1粒500円もした(1割負担だから50円で済んだが)が、高いだけの効果があったのかも。
「体調はどうですか」、「異常ありません」、「肝機能も異常ないので予定通り注射をやりましょう」
「⑬の処置室でリュープリン注射」という指示書と次回診察予約2月24日及び4月6日の注射予約、次回まで42日間の飲み薬の処方箋がプリントされて出てきた。待ち時間は長かったが、あっという間に診察は終わる。
処置室に行き、注射をしてもらう。看護師が「おなかに注射します」、「皮下注射ですか」。「そうです。注射量が多いので腕だと痛がる患者さんが多いのでお腹に注射します」、「今日午後プールに行く予定ですが、注射後泳いでもかまいませんか」、「いいですよ。日常生活を変える必要はありません」。 小生の腹にズブリと注射針を刺し、11.5mlと記入された薬液を注射した。
 帰宅後、処方箋を持って向かいの薬局に行った。入り口が閉まっていたので、どんどん叩いて開けてもらった。「水曜午後は定休日なんです」と言いながらおなじみの薬剤師が出てきた。「すまないがこれ頼む」と処方箋を出すと、「これ、注射と併用ですね。注射はしたのですか」、「今済ませてきたところ」「高い注射だったでしょう」。
よく知ってるなぁ、と思った。実は請求書を見た時吃驚した。8千円を超す金額だったからです。1割負担だから、注射料は8万円近い。今までの人生で最高価格の注射だった。
 先日妹と逢った時、妹は5年前脳腫瘍を患い治療を受けたが注射が高くて月数十万円になったと言っていたから、がんの薬や注射は高価なのかもしれない。
という状況で、治療は順調に進んでいるようです。