古稀の青春・喜寿傘寿の青春

「青春は人生のある時期でなく心の持ち方である。
信念とともに若く疑惑とともに老いる」を座右の銘に書き続けます。

尾張名古屋の大先輩

2007-06-26 | 美術館と美術展
 6月24日午前は小雨の降る中を市博物館へ。
尾張名古屋の大先輩に拝顔するためです。
「城からのぞむ尾張の戦国時代」という企画展が7月16日まで開かれていて、教科書
や歴史書でお馴染みの織田信長の肖像画(三河(現豊田市)の長興寺所蔵)が展示
されています。重要文化財に指定されているという。今日まで本物の展示で来週からは模写ということなので、「これは今日行かなくっちゃ」と出かけました。
 入口でシニア料金¥100を払って入りました。
 絵はおよそ縦70センチ横30センチぐらいで、掛け軸になっていました。天正11年の作とありましたので、信長没後1年内に描かれたと思います(本能寺の変は確か天正10年)。だから、実際、信長はこういう顔をしてたんだな、としげしげ見つめました。
 比叡山であれだけの大虐殺をした人物にしては、おとなしい顔立ちですね。

 なんでも、日本全国には信長の像と伝えらる絵がおよそ30ほどあるそうですが、肩衣姿のものは是を含めて4点のみで、他はすべて衣冠束帯姿だそうです。

http://www.museum.city.nagoya.jp/tenji0616.html

 見終わって今度は2階へ。「常設展 尾張の歴史」を見ました。こちらも入場
¥100です。
 こちらにも信長先輩がいました。総見院所蔵の信長木像で、これは衣冠束帯でし
た。


今年も咲きました

2007-06-26 | マラソン
蒸し暑い一日でしたが、朝のジョギングは8kmを走りました。
ジョギングコースに、梅雨時になると咲き始める君子蘭が、今盛りです。
毎年、10日ぐらい咲いて散りますが、翌年になると律儀に、顔を見せます。
あぁ一年経ったんだ。と走りながら思います。

今年は今日までに733kmを走りました。一日4kmの目標はクリアしています。

歌は3分間のドラマ

2007-06-25 | Weblog・人生・その他
 6月24日は、美空ひばりの命日で、毎年TVやラヂオが特集番組を放送します。昨夜も衛星放送の“ひばり番組”を見ていたら、珍しい歌を放映しました。

 『女の階級』という戦前の流行歌を1番を五木ひろし、2番をひばりが歌ったのです。

歌のタイトルは、新聞の連載小説の題名で、映画化された時、主題歌のタイトルも同じにしたのですが、古賀政男の作曲です。

 この歌、実にメロデイが良い。ただし、元歌はすごくテンポが速い。(子供の頃、この歌が好きだった長兄がレコードを擦り切れるほど聞いていたので覚えたのです。)

 戦前の流行歌手 楠繁夫が歌ったのですが、とにかく早口で歌わないとついていけない。

 実にメロデイが軽快なので、若しかしたら、WEBのカラオケのURLで聴けるかも知れませんから、関心のある方はお試しください。

 で、ここからは私の推論です。

天下の古賀メロデイの作者は、何故かくもテンポの速い曲に仕立てたか?

 古賀さんは、このメロデイがとても気に入っていたので、3番まで歌詞のあるこの歌を、伴奏もたっぷりつけてレコードにしようとしたが、戦前のレコード盤(78回転の1フィートぐらいの径の、何盤といったか忘れましたが・・)では、片面で3分しか入らない。

伴奏も削りたくない。そこで、急げ急げと3分に押し込んだ。

『歌は3分間のドラマ』というセリフをアナウンサーがしばしば言いますが、この3分間はレコードの記憶容量からきた。これが私の仮説です。実際、最近の新曲は3分でなく5分ぐらいが普通です。

 昨夜の放送では、さすがに元歌よりテンポを遅くして歌っていました。、しびれましたが、3番は時間の関係か?カットでした。残念!

 実は、私の一番好きな歌詞は3番だったのです。

3番は

『君を信濃の高原に 涙隠して見送れば

なびく煙も一筋に 燃えて火を吐く浅間山』

という歌詞でした。

坂井泉水

2007-06-18 | 経済と世相
 6月18日のNHKクローズアップ現代が、坂井泉水を取上げていた。
 坂井泉水って、つい先日(5月27日)死亡のニュースがTVや新聞で報道されるまで、全然知りませんでした。新聞を見て「坂井せんすい?」、「坂井いずみ?」、
どっちだろう?男かな?女かな?と思った位です。「ZARD]というバンドも知りませんでした。クローズアップ現代が取上げるほどの人気歌手だったのですね。
 改めてインターネットで調べて見ました。ロックバンドZARDのボーカリスト、勿論「いずみ」、女性です。TVで初めて見ましたが、なかなかの美人でした。享年40歳とありました。
 歌手としての活躍は91年以降のようですが、90年代、若者に人気のある歌っ
て、もう私には分かりません。
 Aさんご推薦の竹川美子の「江釣子の女」は知っていても、坂井泉水
は知りませんでした。
 新聞報道を見て、急死したのは尾崎豊に似ているな!と思ったのですが、彼が死んだのはもう15年も前、享年26歳だったそうですから、生きていれば、41歳。坂井泉水とほぼ同世代。私の娘も同世代です。
 と言っても、実を言うと、尾崎豊も死の報道があるまで、私は彼を知りませんでした。どんな歌手だったの?と、「I Love You」を聞いて中々の才能だ!と認識したのでしたが・・・

 如何に、小生が若者の人気歌手を知らないか、10数年前気づかされた出来事がありました。
 休日にレインボープールに泳ぎに行ったとき、隣のレインボーホールは黒山の人だかりで行列が並んでいました。「何事だろう?」とみると、「チャゲ&飛鳥」のショウだったのです。今は「CHAGE&ASUKA]と言うのだそうですね。
 でも、当時、「チャゲ&飛鳥」って何のことか、男か女かも分からず、翌週出勤して、新入社員の女の子に聞いたら、実に嬉しそうな顔をして、人気ミュージシャンであることを教えてくれました。

  今の若者の好みで、歌と食べ物の好みは、私にはどうも良く分かりません。

40分の1の法則

2007-06-17 | 経済と世相
 池内了さん(総合研究大学院教授)が6月13日の中日朝刊に“技術革新「40分の1の法則」”と題する面白い寄稿を載せていました。

着想が面白いので、そのさわりの部分を、以下に紹介します。

【人類最初のハイテク革命は火の使用であったろう。・・・火を燃やし続けることによって危険な獣を寄せ付けないだけでなく、夜を明るくし、暖をとり、肉類が保存でき、料理に使い、砂や鉱石を燃やしてガラスや金属を取り出すことができるようになったのだ。これは約40万年前のホモエレクトス(北京原人やジャワ原人)の時代といわれる。人類は最初に「エネルギー革命」を経験したのである。・・

 その40分の1の約1万年前、人類は「農業革命」を成し遂げ、定住生活を送るようになった。・・・農業革命は、人間の社会を根底的に変えることにつながった。余った食糧を飢餓のときに備えることができた上に、それを交換物にして自分では生産不可能な物品を手に入れることができたからだ。交換の場が市場となりやがて都市に発展し、生産者・売り手と買い手・それを監督する者・輸送者など分業が通常となっていった。併せて数字や文字が発明されるというように、農業生産力が基礎となって新しい社会の構造、つまり文明を生み出す根源となったのである。

 さらにその40分の1の約250年前、ワットをはじめとする「産業革命」がもたらされた。・・動力源が石炭に置き換わって何十倍もの威力を発揮するとともに、蒸気機関の発明が身内の者だけで営む家内制工業から労働者を雇用した大規模な機械性工業へと生産形態を根底的に変革したのだ。・・・

 二度あることは三度ある。その40分の1の約6年前に「情報革命が起こった(少し強引かもしれない)。コンピュータの普及が通信技術を大きく変えただけでなく、工業製品の稼動原理や商習慣も変えつつある。これによって社会システムがグローバル化したのだが、やがて国家の概念さえ変貌させるかもしれない。

 つまり、エネルギー革命、農業革命、工業革命、情報革命と、技術の革命を40分の1ずつに時間を短縮して達成してきたのである。むろん40分の1は大雑把な数だが、人類が時間において「加速度的に」(あるいは指数関数的に)新しい能力を獲得してきたのだ。・・・が

 人類は行き着くところまで行き着いたのではないか。そろそろ加速度的に生き急ぐことを止め、ゆっくり流れる時間を楽しみつつ、知的で自足した生活へと人生の価値観を切り換えるべき時を迎えているのではないだろうか。】

 というのですが、・・・皆様はいかが思われますか。


バイオ燃料

2007-06-10 | 経済と世相
 G8サミットは「温室効果ガスの半減を真剣に検討する」という結論になったそうです。
 話題のバウオ燃料について、6月6日の中日朝刊に、敬愛する生物学者の中村桂子さんが寄稿をしていました。「バイオ燃料を懸念する。 生態系全体を見通さねば」という文です。
 内容は、テーマの通りですが、一部を紹介すると、

【最近、バイオエタノールという形で、久しぶりに技術の世界にバイオという言葉が出てきた。気候変動に関する政府間パネル(ha[)が温暖化対策の重要性を指摘したところから急浮上した課題であり、サトウキビやトウモロコシなど、特別の技術なしにアルコールに変換できるものを利用して、二酸化炭素の収支の帳尻を合わせようという乱暴な話である。生態系、食糧生産など、地球上の生物のありようを見た上で、利用可能な最新技術、コストなども検討し、生物材料のエネルギーを考えることは重要である。しかし、ここで登場したバイオ燃料は、そのような過程を経たものでない。・・・人間も生き物であり、生物研究とその成果の技術への活用は重要だが、それには生態系にしても個体にしても全体を見る必要がある。】

 バイオ燃料は、二酸化炭素を吸収してできる植物から作るのだから、地球環境の温暖化ガスを増やさない。というような簡単な話ではないというのです。

たとえばバイオ燃料の原料としてサトウキビを増産すれば、その時、何が減産されているのだろう。

また、サトウキビを動物が食べる場合と、燃料として燃やしてしまう場合では、地域の生態系に与える影響は全然違うだろう。

 そうした面の総合的研究なくして、バイオ燃料に直進すると、思わぬところに問題を発生する(食料価格の高騰もその一つ)危険があるという論旨のようです。

熱海・箱根の旅

2007-06-09 | 旅行
 6月1~2日はD社OB会のバス旅行に参加しました。
 約30名が元本社前でバスに乗り込み、名古屋高速・東名経由上郷SA。
ここで犬山から来るもう一台に合流。沼津ICで国道に下り、三島駅で関東から来たOBを拾う。
 沼津道の駅で昼食。ここからグルメの旅が始まった。
 行き先は箱根・熱海という代わり映えのしない旅行だが、その分大いに美食を楽しんでもらおうと、幹事は企画したようだ。昼飯から次々とご馳走を並べて、食べきれない。

 食事後十国峠に向かう。ケーブルカーで富士・芦ノ湖・駿河湾を一望におさめる筈だったが、ケーブルカーが動いていない。「車輌点検中で運行休止」の表示が出ている。エキスポランドのジェットコースターの事故の影響がここまで及んでいた。
 「十国峠の白い花」という島倉千代子の歌を思い出す。小生の好きな歌だが、他
のヒット曲に押されたのか、彼女の歌としては、あまり流行らなかった。

 熱海温泉には16時ごろ到着。OB会の総会だったが、珍しくH社長が新幹線で駆けつけて挨拶した。会社ともう縁の切れた退職者を、ここまで面倒見る会社はないと思う。
 夕食の懇親会。久しぶりに顔を合わせる人が口々に「まだマラソンやってる?」と聞く。「今年は1月から5月まで毎月1回マラソン大会に出場した」と答えると、みんな呆れたような表情。
 先輩のOさんに「大学も今年の3月卒業した」というと、「それって何か役に立ってるの?」と聞くので、「人間は身体(筋肉細胞)を使ってないと、身体の老化が早い。だから、マラソンや水泳をやっている。同様に、頭を使ってないと脳(神経細胞)も老化が早い」。「と言ってますが、まァ道楽ですね」と言ったら笑っていた。
 イヤー良く食べた。次々と出る料理を、すべて片付けるのはたいへんだった。
 太平洋戦争中に子どもだった世代は「出された料理を残すのはモッタイナイ!」と教えられて育った。

 翌日は、9時に出発。箱根神社に参詣。芦ノ湖を眺めながら「21年前(49歳)の時、芦ノ湖一周マラソンを走ったナ」と思い出した。一周20Kmだが、当時、湖の東側の道は岨道(そばみち)と言ってよいような道で、木の根がごつごつ路面に顔を出すような道だった。
 御殿場で昼食。これまたご馳走攻めで、岐阜からきたKさん「胃袋が吃驚してるよ!」
 その後、三島駅に関東組を送って、帰路。沼津で海産物ショッピングセンターで土産物物色した後、東名で名古屋に帰りました。

増税!

2007-06-08 | 経済と世相
 真夏日の6月7日、プールから帰り、缶ビールを1本飲んだら、ついうとうとと午睡。30分ぐらいして目覚めたら玄関で何か放り込まれた音がする。
行ってみると、封筒。手に取ると市民税・県民税の通知書だ。開けてびっくり。税
額は昨年の7割増しだ。去年は一昨年より若干所得は減っていたのに、何故7割増税なんだ?快き午睡から一挙に現実に戻り、同封されている課税明細書と説明書を穴のあくほど見つめた。
『税源委譲(所得税から地方税)が実施され、所得割りが一律10%になりまし
た』とある。更に『定率減税(所得割額の7.5%)が6月以降廃止されました』
昨年までの私の地方税率は5%(所得により5,10,13%)だったのが、10%
になれば倍になるわけだ。だから10割増だが、小生の場合、所得が減っていたから7割増で済んだ?
 しかし、何かおかしい。
『ほとんどの方は市民税・県民税が増えて、所得税が減る。合計は変わりません』
と説明書にはあるが・・・しばらく考えて分かりました。
サラリーマンの場合、今年1月から源泉控除額が減っている。しかし給料のない人
の税金は来年の確定申告で決まるので、それまで所得税が減ることはなく、6月からの地方税分だけ増税になるのだ!
 確かに国の年金にかかる源泉控除は少なくなっている。しかし、その額は(調べてみたら)地方税増加分の3分の1だった。今年の負担税額について言うなら、説明書にあるように『合計は変わりません』とはならない。
それに、来年の確定申告で、今回の地方税の増税分が戻るかと言うと、所得税の増
税(定率減税廃止など)がありますから、その分戻りは減りますから、やっぱり『合計は変わりません』とはならない。
百歩を譲って国の財政が厳しいのだから、増税は止むを得ないとしても、何故、高
所得者を減税する必要があるのでしょう?地方税率一律10%にするということは、所得の高い人の地方税は13%から10%に下げている。何故、所得の低い人の税率を5%から10%にするのか?格差社会が言われるのに!

 古人曰く。「苛税は虎より猛なり。
「苛税」とは、単に税額が高いことを意味するのでなく、格差を助長するような税
制を意味する。

「今度の参院選挙を覚えておれ!」と、内心、おおいに立腹した次第です。

メナードとリトルワールド

2007-06-07 | 旅行
 6月6日は小牧のメナード美術館と犬山のリトルワールドに出かけました。
11時、待ち合わせた小牧駅前。Mさんの車が待っていた。すぐ、メナード美術
館。中学生らしい団体が玄関にいたが、駐車場は空いている。
「魅惑する街」という企画展で、都市にゆかりの絵画を展示。パリでは佐伯祐三の
「パリの裏通り」、鳥海青児の「ノートルダム」、東京では岸田劉生の「道と電信
柱」、北京では梅原龍三郎の「瑞門と天安門」、平山郁夫の「紫宮観望」、奈良では杉本健吉「奈良幻想」といった具合です。
「奈良幻想」が特に印象に残りました。

 見終わった後、Mさん「招待券を2枚貰ったからリトルワールドにいってみない
か」と言うので賛同。犬山に勤務中は、ついでがあったら、見てみるかと思いつつ、20年一度もいかなかった場所だ。
途中で昼飯を取ろうといったのだが、さしたるレストランもなく、リトルワールド
に1時前着いてしまった。
「名鉄は駐車料金を取るから嫌いだ!」とMさん。入場料金を取るのだから、駐車料金をその中に含めるべきだの意味だ。
 入口で係員にMさん「どうして駐車料をとるの?」、係り員「私も生活かかってるんで!」ごもっとも。
中でも、バス料金が入場料とは別で、¥500(乗り放題だが)。これが名鉄商法
だろう。
 駐車場には、平日にも拘わらず、バスが10数台。どうやら中学校の遠足らしい。入口近くのレストランで、「味噌ひれかつ」を食べる。

リトルワールドは、宣伝文によると
【私たちの地球には、さまざまな民族が暮らし、独自の文化を創造し、発展してき
ました。近年、「国際交流」、「異文化理解」などの言葉をよく耳にしますが、こうした中、世界のさまざまな民族の文化に触れ、理解を深めることがますます求められています。

 リトルワールドは、愛知県犬山市と岐阜県可児市にまたがる緑ゆたかな愛岐丘陵の中に、123万平方メートルの敷地を有し、世界で初めての野外民族博物館として昭和58年3月に開館しました。

 世界各地から集めた4万点の民族資料と22カ国、33施設の野外展示家屋を有し、『生きた博物館』として、世界の生活や文化に手軽に触れ、学ぶことができ、そのすばらしさを味わうことができます】
沖縄、北海道アイヌから始まって、台湾、アメリカインデイアン、バリ島etc、
原住民の住居の展示。これは原住民の住宅展示場だな!
 フランス、ドイツまで原住民と言ってしまうと、文句がくるかも知れないが、まァそんなところだ。ドイツの家で、レストランを見て、「ここでドイツビールで昼飯を取るべきだった!」
 ざっと見るだけで、1時間半。お天気が良すぎて汗びっしょり。最後にソフトク
リームを味わってから門を出た。
「もう少し上手に商売すればもっと繁盛するのに」Mさんの意見で、私も同感だ。
小牧駅まで送ってもらい、4時半帰宅しました。

07なごやマスターズ

2007-06-03 | 水泳
 6月の第一日曜は、名古屋マスターズ水泳大会です。9時過ぎに家を出て会場の日本ガイシアリーナプールには10時頃着きました。名古屋レインボープールはこの4月から名前が変わりました。財政が苦しいためか市はこの施設の命名権を6億円で日本ガイシに売却したのだそうです。
受付で、プログラムを貰い、すぐ確認すると、100mバタの70~74歳は二人だけ。小生ともう一人は中村区のSATOU KENさんだ。2月の日進市の新春水泳大会と同じです。後、75歳グループが二人いて、70歳、75歳グループが二人づつ4人で第一組になっている。
 サブプールへ行き、アップで700m泳いで、後は時間まで観覧席で見ていようと更衣室に戻ると、H先輩(80歳)がきた。
「NOZUEさん、今日は楽勝だナ」プログラムを見たらしい。
「楽勝言ってもSATOUさんには40秒ぐらい差をつけられちゃうんですヨ」
「アハハ」と笑って「それじゃ一寸頑張らんといかんナ・・でも、そういうのはショウガナイヨ!」
 午前中は自由形、背泳、平、バタの順で100mのレース、午後は同じ順で50mのレースだ。観覧席に11時半までいて、女子平が始まった時プールサイドに降りた。プール仲間のJさんが平泳ぎの2位入賞するのを見てから召集所近くに行くと、顔なじみが続々。70ぐらいになって、100mバタフライを泳ぐとなると、メンバーは限られてくるのだ。「去年は同じ組でしたね」と知多市のYさん。今年はまだ彼は65歳グループで、第2組になっている。
SATOUさんが来た。「隣のコースです。よろしく」と挨拶した。「100mは
きついですわ。死にそうになる」と彼。そりゃ、あんなスピードで泳げば死にそうにもなろうと思った。並んで立つと私よりずっと小さいのだが、腕っ節は太くて、この太さだからスピードが出るんだ」とも思った。
12時過ぎになったが、75歳グループがこない。「棄権したのかな?」、「こ
りゃ二人だけでこの大きなプール借り切りだ」とSATOUさんが言ったとき、三重県のGさんが駆けつけた。もう一人は結局棄権で3人で泳ぐことになった。4コースGさん、5コース小生、6コースがSATOUさん。
スタートの笛で飛び込んだ。すぐ6コースが先を行くのが見えたが、マイペースに
決めた。50mターン、75mから一呼吸二掻きに切り替えてラストスパート。フィニッシュタイムは2分17秒06だった。「ゴールしたら次の組のスタートが終るまでコースロープに掴まっていて!」と言われていたので、待っていたが、4コースがかなり遅れたらしく(3分以上)、スタッフが横に移動して上がれと合図するので、6コース側に移動して上がった。
第二組のスタート後、放送「6コースは泳法違反で失格です」。気の毒に!75歳
で3分もかかって100バタを泳いで失格とは!草臥れて途中で平泳ぎでもやったの?
小生のタイムは、ここ4年、この大会では総て2分17秒台です。
参考のため下記すると
平成16年 2分17秒46
平成17年 2分17秒89
平成18年 2分17秒28今年が一番記録が良かったが、去年より0.22秒早かったのみ。これを進歩がないと見るか、年々筋肉が老化していくのに同タイムを維持しているのは、真面目に練習している成果とみるか。
結局いくら練習をしても(先月はバタフライで7Kmの泳ぎこみをやった)、漫然
と泳ぐのでなく、早く泳げるには泳法をどう改善するかを考えて練習しないと早くはならないのだ。たとえば、今75mから一呼吸二掻きにしているが、50mからそうすれば2秒は短縮できる。
1時半、二位入賞の賞品(ウェイストポーチ)を貰って帰途につく。出口で、年配
の男性から「よく頑張りましたネ」と声をかけられた。知らない人だったので、ドギマギして「えぇ、まァなんとか」と意味不明瞭な返事。私のレースを見ていた人らしい。