確かに夜は暑さはない。しかし、人が多いのは変わらないようだ。企業パヴィリ
オンなど、今の時間からは入場出来ない。ウッドデッキの回廊を散歩するだけなら、万博気分を味わうことが出来るかと、歩き始めたが、折角来たのだからパビリオン一つ位はのぞいて見るかと、愛知県館の行列に並んだ。待ち時間40分と、札が立っている。
中では、アイスマンを取り上げた出しもの。12~13年前発見された5000年前の人間のミイラ。発見されたのは地球温暖化で氷河が溶けたためと、環境問題の材料にしている。館の電力はすべて風力発電で賄っていると説明するのだが、風車が見えるわけでもないので、「ああそう」と思うだけ。
外に出たらもう8時。日本館に行くと「もう本日は入場できません」。隣の名古屋市館は、まだ入れそうで、並んでいるが、「ここから40分です」の札が立っている。
ここなら並んでいても、館の外壁から舞い降りる霧が涼しそうで、建物も凝ったつくりだから入ってみようと列に並ぶ。世界最大の万華鏡だということだったが、並んで中を通り過ぎただけという感じだった。
もう、9時に近い。後は、外を散歩して帰るかと、歩き出したらマレーシヤ館。喉が渇いたので、ソフトアイスクリームを買って、ベンチに腰掛けて味わう。その後ブラブラして、一応、万博気分を味わうことが出来たからいいや、閉場の10時も近いと北ゲートに戻ると、「お帰りのリニモは、只今、待ち時間50分!」
帰りの電車も並ばないと乗れないの?これは、想定外だった。輸送能力が基本的に不足している!
結局一時間20分並んで、リニモに乗れたのはなんと11時6分だった!こんなに待たされるのなら、地下鉄の駅まで歩いた方がはるかに早い!協会は藤ヶ丘駅までの道に照明をつけて歩きたい人は歩けるようにすべきだった!とか、名古屋駅直通のバスに乗って一旦名古屋駅まで行ってから帰宅した方がまだ良かったなどと思ったが、今更、どうにもならない。
地下鉄も超満員で自宅に帰宅できたのは12時過ぎて、まさに午前様でした。
新聞は「大成功」と書きたてている。
そもそも、万博は何をもって成功とするのか。入場者が2200万人になった(予定は1500万人)ことか、黒字が100億円を越したことで成功と判断するのか?
万博だからということで、インフラ整備の公共投資が進んだから、地元としては大成功さ、という声もある。確かに東海環状自動車道は出来たし、リニモも出来た。(追記)
しかし、これほど来場者に難行苦行を強いて、万博は大成功と言えるのか!
私は、これだけの人を集めるには、会場の面積があまりにも狭いと思う。堺屋さんの言地方博しかできない広さに世界博を乗せてしまった。だから、顧客満足度最低?の万博になってしまった。
それにしても、これだけの人が集まったのは、三つ要因があると言う。
第一は、勿論、トヨタ。トヨタがやろうと言えば企業はいやと言わない。マスコミもトヨタがバックにいれば、悪いニュースは書かない。トヨタが何も言わなくても、自粛してしまうのだ。
第二にテレビ。地元テレビは連日、万博のニュースを流していたから、見に行かなくてもどんな展示があるか分かってしまう。私などTVで見ているから、現地に行かなくてもよいかな、と思ったぐらいだ。
第三は、ご近所衆の底力。期間入場券の売り出しはアイデアだった。185日間皆勤でニュースになったご婦人もいる。
文句をいわず行列に並ぶ日本人の忍耐力は素晴らしい。それにしても、そもそも万博は人を並らばせるのが目的か?何かの情報を民衆に伝えるというのなら、テレビだけで充分!実際、私の見たパビリオンはテレビで見た以上の情報量はなかったと思うのだが・・・いずれにしても万博とは何だったのだろう!
以上、さえない万博見学記でした。
追記:10月2日の中日新聞で元愛知県副知事の甲斐氏はこう述べている。
「この万博が残した最大の財産は何か。・・・・・
名古屋を核とした半径約50kmに及ぶ大都市圏の陸上交通体系が飛躍的に向上したことである。
中部国際空港の完成も大きいが、新たに東海環状・第二東名・東海北陸・名古屋第二環状線が完成する見通しがついたことによって、まさに広域の高速道路交通体系が出来上がりつつある。」
オンなど、今の時間からは入場出来ない。ウッドデッキの回廊を散歩するだけなら、万博気分を味わうことが出来るかと、歩き始めたが、折角来たのだからパビリオン一つ位はのぞいて見るかと、愛知県館の行列に並んだ。待ち時間40分と、札が立っている。
中では、アイスマンを取り上げた出しもの。12~13年前発見された5000年前の人間のミイラ。発見されたのは地球温暖化で氷河が溶けたためと、環境問題の材料にしている。館の電力はすべて風力発電で賄っていると説明するのだが、風車が見えるわけでもないので、「ああそう」と思うだけ。
外に出たらもう8時。日本館に行くと「もう本日は入場できません」。隣の名古屋市館は、まだ入れそうで、並んでいるが、「ここから40分です」の札が立っている。
ここなら並んでいても、館の外壁から舞い降りる霧が涼しそうで、建物も凝ったつくりだから入ってみようと列に並ぶ。世界最大の万華鏡だということだったが、並んで中を通り過ぎただけという感じだった。
もう、9時に近い。後は、外を散歩して帰るかと、歩き出したらマレーシヤ館。喉が渇いたので、ソフトアイスクリームを買って、ベンチに腰掛けて味わう。その後ブラブラして、一応、万博気分を味わうことが出来たからいいや、閉場の10時も近いと北ゲートに戻ると、「お帰りのリニモは、只今、待ち時間50分!」
帰りの電車も並ばないと乗れないの?これは、想定外だった。輸送能力が基本的に不足している!
結局一時間20分並んで、リニモに乗れたのはなんと11時6分だった!こんなに待たされるのなら、地下鉄の駅まで歩いた方がはるかに早い!協会は藤ヶ丘駅までの道に照明をつけて歩きたい人は歩けるようにすべきだった!とか、名古屋駅直通のバスに乗って一旦名古屋駅まで行ってから帰宅した方がまだ良かったなどと思ったが、今更、どうにもならない。
地下鉄も超満員で自宅に帰宅できたのは12時過ぎて、まさに午前様でした。
新聞は「大成功」と書きたてている。
そもそも、万博は何をもって成功とするのか。入場者が2200万人になった(予定は1500万人)ことか、黒字が100億円を越したことで成功と判断するのか?
万博だからということで、インフラ整備の公共投資が進んだから、地元としては大成功さ、という声もある。確かに東海環状自動車道は出来たし、リニモも出来た。(追記)
しかし、これほど来場者に難行苦行を強いて、万博は大成功と言えるのか!
私は、これだけの人を集めるには、会場の面積があまりにも狭いと思う。堺屋さんの言地方博しかできない広さに世界博を乗せてしまった。だから、顧客満足度最低?の万博になってしまった。
それにしても、これだけの人が集まったのは、三つ要因があると言う。
第一は、勿論、トヨタ。トヨタがやろうと言えば企業はいやと言わない。マスコミもトヨタがバックにいれば、悪いニュースは書かない。トヨタが何も言わなくても、自粛してしまうのだ。
第二にテレビ。地元テレビは連日、万博のニュースを流していたから、見に行かなくてもどんな展示があるか分かってしまう。私などTVで見ているから、現地に行かなくてもよいかな、と思ったぐらいだ。
第三は、ご近所衆の底力。期間入場券の売り出しはアイデアだった。185日間皆勤でニュースになったご婦人もいる。
文句をいわず行列に並ぶ日本人の忍耐力は素晴らしい。それにしても、そもそも万博は人を並らばせるのが目的か?何かの情報を民衆に伝えるというのなら、テレビだけで充分!実際、私の見たパビリオンはテレビで見た以上の情報量はなかったと思うのだが・・・いずれにしても万博とは何だったのだろう!
以上、さえない万博見学記でした。
追記:10月2日の中日新聞で元愛知県副知事の甲斐氏はこう述べている。
「この万博が残した最大の財産は何か。・・・・・
名古屋を核とした半径約50kmに及ぶ大都市圏の陸上交通体系が飛躍的に向上したことである。
中部国際空港の完成も大きいが、新たに東海環状・第二東名・東海北陸・名古屋第二環状線が完成する見通しがついたことによって、まさに広域の高速道路交通体系が出来上がりつつある。」