大日本赤誠会愛知県本部ブログ版”一撃必中”

当ブログは金銭目的ではなく、飽くまでも個人的な主義主張(思想や言論の自由)を表現する場として開設しています。悪しからず!

政府、米「トマホーク」購入検討 反撃能力の保有念頭

2022年10月28日 10時34分36秒 | 我が国の安全保障問題

トマちゃん。米国が1970年代から開発を始めた長射程巡航ミサイル。ジェットエンジンで低空を飛来するため迎撃が困難。射程は用途によって異なるが、通常弾頭型で1300キロ以上とされる。基本は艦艇発射だが、潜水艦発射や地上発射の改良型もある。
参考:最新タクティカル・トマホークには2つのバリエーションが含まれる。RGM/UGM-109Eは、ブロック IIIと同じ軽量単弾頭を搭載し、RGM/UGM-109H TTPV(Tactical Tomahawk Penetrator Variant)は、防護強化もしくは地下の目標を攻撃する強化型徹甲弾頭を搭載する。どちらも軽量化に伴って燃料搭載量が増し、射程が延伸した。

政府が進める防衛力強化の一環として、米国の長距離巡航ミサイル「トマホーク」の購入を検討していることが27日、分かった。複数の政府関係者が明らかにした。敵ミサイル拠点などへの打撃力を持つことで日本への攻撃を躊躇させる「反撃能力(敵基地攻撃能力)」の保有を念頭に、政府は複数の長射程ミサイルの取得を計画。トマホークの性能は実戦で証明されており、国産より早期配備の可能性がある利点がある。
政府は、年末に向けて進める国家安全保障戦略など「安保3文書」の改定で反撃能力の保有を検討している。その際、島嶼部へ侵攻してくる敵の艦艇や上陸部隊を遠方から狙える長射程の「スタンド・オフ・ミサイル」の活用を念頭に置いている。
その中心に据えてきたのは、飛距離を現在の百数十キロから1000キロ以上へ延伸する改良が進められている国産の「12式地対艦誘導弾」だ。だが、開発と量産に時間がかかることから、運用開始は前倒しを図っても令和8年度以降となる見込み。必要数が配備されるまでの抑止力や対処手段が課題として残っていた。
トマホークは米軍が各地で既に運用している上、英国による購入実績もあり、性能の信頼性が高い。海上自衛隊イージス護衛艦の迎撃ミサイル「SM3」を発射する垂直発射装置(VLS)を改修すれば、トマホークも運用が可能となる。
トマホーク購入をめぐっては、平成25年末に改定された防衛計画の大綱で、敵基地攻撃能力を含む「弾道ミサイル発射手段等に対する対応能力」の検討が盛り込まれたことを受け、日本側が非公式に打診した。しかし当時は、米側から「売却しない」との方針が伝えられた。
だが、中国軍の台頭を踏まえ、現在は米側も日本の反撃能力の保有に理解を示している。
ただ、海外産の装備をめぐっては、昨年度にスタンド・オフ・ミサイルとして導入を進めてきたノルウェー産「JSM」の納期が遅れ、予算執行できない問題も浮上し、課題を残した。政府内には「米国の出方を含めて状況をよく分析する必要がある」(防衛省幹部)との慎重意見もある。政府は年末に向け調整を進め、最終判断する方針だ。

@生前の安倍さんが力説していた「切れ目ない防衛体制」を念頭に、宜しく頼みたいものだ。抑止力の強化こそ最大の防衛力であり、独自開発とは別にトマホークを常備させることで、敵の攻撃気力を削ぐ事になる。


ロシア 核戦力誇示 核戦略の三本柱 ミサイル発射実験で「性能を確認」

2022年10月28日 07時39分02秒 | ロシア軍

参考:演習では、露北部アルハンゲリスク州のプレセツク宇宙基地から、極東カムチャツカ半島の標的に向け、多弾頭型大陸間弾道ミサイル(ICBM)「ヤルス」を、北極圏のバレンツ海では、潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)「シネワ」を発射した。戦略爆撃機「Tu(ツポレフ)95」も巡航ミサイルを発射した。
そもそもプーチンは、核を通常兵器として使用すると宣言しているし、この戦略を戦争の「エスカレーション解除」と呼んでいます。
これとは別にプーチンは、どのような場合に核兵器を使用するかを定めた文書「核抑止の国家政策の基本」に署名しています。ロシアや同盟国に対して弾道ミサイルが発射されたと信じるに足る情報が入った時点で核兵器を使用。通常兵器による攻撃でも国の存在が脅かされる場合は核兵器で反撃できるとしています。

ロシア大統領府は26日、プーチン大統領の指揮の下で、陸海空の核戦力運用部隊がミサイルの発射実験を実施したことを発表した。「全ての任務を完了し、性能を確認した」と表明。ウクライナ侵攻をめぐる緊張が続く中、ロシアはウクライナと同国を支援する欧米諸国に対し、自国の核戦力を誇示する狙いがあったとみられる。
またプーチンは26日にオンライン形式で出席した会議で、放射性物質をまき散らす「ダーティーボム」(汚い爆弾)の問題に言及。ウクライナが「挑発目的で汚い爆弾を使うことを計画している」と述べ、ロシアがここ数日、展開している主張に加わった。戦略兵器の発射実験と汚い爆弾に関する問題を絡め、ウクライナへの圧力を強める狙いのようだ。

@プーチンは、核を通常兵器として使用するとか、領土を守るためには核の使用も辞さないと言い続けているが、ウクライナでの使用に関しては、軍事的にも政治的にも意味がないと語っている。どっちやねん!


水深7000m?無人探査機開発へ…EEZの98%カバー、数年以内に実用化の方針 水深10000mだろ!

2022年10月27日 19時02分35秒 | 我が国の安全保障問題

現在政府が運用するAUV「うらしま」

政府は、水深7000メートルまでの海底を探索できる自律型無人探査機(AUV)の開発に着手する方針を固めた。完成すれば、日本の排他的経済水域(EEZ)の98%が探索できるようになり、地震研究や海底資源の調査が大きく進展する。将来的には安全保障分野でも活用する考えだ。
新たに開発するAUVは全長10・5メートル、幅1・3メートル、高さ1・5メートル。潜水できる最大深度として、日本海溝の最深部と同じ8000メートルを目標に設定する。1回で約110キロ・メートル、24時間の航行を目指す。
現在政府が運用するAUV「うらしま」を基礎に、水圧に耐える性能などを向上させ、数年以内に実用化する方針だ。2022年度第2次補正予算案に関連経費を盛り込む。
自動で航行するAUVは、操作が不要であるため、安全かつ省エネルギーでの調査が可能だ。海上の船舶とつなぐケーブルが必要なく、広範囲で稼働できる利点もある。
新型AUVを投入することで、海底の断層の活動履歴を調べ、地震や津波の研究に役立たせたい考えだ。高周波の音波を使い、高い精度の海底地形図を作ることも可能になる。
EEZの深海底部分には、ハイテク製品に欠かせないレアアース(希土類)が泥状になって存在する。海底資源を広範囲で探査し、経済安全保障上、重要な鉱物資源の確保も見込む。将来的には、複数のAUVの同時運用や、海底に充電設備を設置することで長時間の航行も視野に入れている。
現在、政府が運用するAUVの最大深度は、「AUV―NEXT」の水深4000メートル。世界6位の面積を持つ日本のEEZは、水深4000メートルを超える海底が約50%を占め、深海域を調査する際の基礎となる海底地形図の作成などは手つかずのままとなっている。
一方、米国や英国はすでに水深6000メートル級のAUVを所有する。中国は近年、日本のEEZ内で無許可の海中調査を活発化させ、AUVの深度が7000メートルに到達したと発表している。経済安全保障の観点からも諸外国並みの性能を持つ国産のAUVの開発が急務となっている。

@安全保障や海底資源の探査がスムーズに行えるよう、そして最深部の日本海溝8000mをクリアする、水深10000m潜航可能なAUVを開発してください。

米海軍、極超音速ハイパーソニックミサイルの実験成功 防衛用データも収集

2022年10月27日 16時05分42秒 | 米軍 米軍との合同演習
米海軍は26日、音速の5倍以上の速さで飛行し、迎撃が困難とされる極超音速兵器の飛行実験を南部バージニア州で実施し、成功したと発表した。国防総省ミサイル防衛局は極超音速兵器に対する防衛システムの開発に向けたデータも収集したとしている。極超音速兵器の開発は中国やロシアが進めており、米軍も優先事項として取り組んでいる。

@速いですね! 出遅れ感は否めないアメリカだが、スクラムジェットエンジン技術を応用し12種の実験を行った。


B-52J 100年運用されるB-52爆撃機のネクストバージョン!

2022年10月26日 10時22分58秒 | 米軍 米軍との合同演習

B-52J B-52の運用は100年を超え!?2050年代まで運用されます。

アメリカのボーイング社は2050年まで運用が決定している「B-52ストラトフォートレス戦略爆撃機」の次バージョンアップモデルである「B-52J」のCG外観モデルを明らかにしました。
AirandSpaceforcesMagazineによれば、ボーイングはエンジンをイギリスのロールスロイス社製の新しいF130ターボファン エンジンに置き換え、新しいアクティブフェイズドアレイ(AESA)レーダーを搭載したB-52 ストラトフォートレスの新しいイメージをリリースしました。この新しいバージョンはB-52J、もしくはB-52Kと命名される予定です。

@これもまたすごく息の長い爆撃機ですネ。1982年(昭和57年)に沖縄に行って始めてこの怪物を見た時、本当に驚き、カルチャーショックを受けた事を今でも鮮明に覚えています。


フランス海軍 次期原子力空母「PANG」(Porte-Avions Nouvelle Generation)イメージCG!

2022年10月26日 07時54分43秒 | eu イギリス ドイツ フランス ベルギー オランダ

フランス海軍の次期原子力空母「PANG」(Porte-Avions Nouvelle Generation)のイメージCG 2038年の就役が予定されています。
満載排水量 70,000-75,000トン
全長 約300 m
最大幅 80 m
原子炉 K-22加圧水型原子炉×2基
主機 蒸気タービン
推進器 スクリュープロペラ×3-4軸
速力 26-27ノット
乗員 1,400-1,700名
搭載機
艦上戦闘機×32機 (ラファールMのほか、将来的には、ヨーロッパ諸国で共同開発を進めている第6世代ジェット戦闘機 (FCAS) の搭載も検討されている)
E-2D早期警戒機×3機
NFH90ヘリコプター
無人航空機

2022年10月19日、フランスの造船企業であるナバル・グループが、フランス海軍の次期原子力空母「PANG」(Porte-Avions Nouvelle Generation)のイメージCGを公開しました。
フランス政府は2020年12月に、現在同国海軍が運用している原子力空母「シャルル・ド・ゴール」の後継艦として「PANG」の建造を決定。フランス軍事省は「PANG」のイメージCGを発表しています。
2020年12月にフランス軍事省が発表したイメージCGで描かれていた「PANG」と、今回ナバル・グループが公開したイメージCGに描かれている「PANG」には、艦橋上部のアンテナマストの形状程度しか外観上の違いはありませんが、飛行甲板に置かれている艦載戦闘機の構成が大きく異なっています。
以前のCGの飛行甲板には、現在フランス、ドイツ、スペインの三か国がダッソー・ラファールとユーロファイターの後継機として開発計画を進めている次世代戦闘機「FCAS」(フランスでの呼称はSCAF)の艦載機型が並んでいました。
しかし今回ナバル・グループが発表したCGに描かれている「PANG」の飛行甲板には、FCASの艦載機型とともに、現在フランス海軍が「シャルル・ド・ゴール」の艦載戦闘機として運用しているラファールの艦載機型「ラファールM」も並んでおり、FCASとラファールMの搭載機数は半々程度になっています。
ナバル・グループが発表した「PANG」の飛行甲板にラファールMが描かれている背景には、FCASの開発計画の遅れがあるものと推察できます。

@2038年の就役ですか・・・まだまだ先ですね。FCAS艦載機はこれから何とでもなりますし、原子力はフランスのお家芸ですからいずれにしても羨ましい限り。