第4送受信局
JAXA(宇宙航空研究開発機構)は8日、巨大なパラボラアンテナが稼働する千葉県勝浦市芳賀花立山の勝浦宇宙通信所を3年ぶりに特別公開した。市芸術文化交流センター「キュステ」では12日まで(11日は休館)、探査機「はやぶさ2」が持ち帰った小惑星「リュウグウ」の試料などを特別展示している。いずれも多くの市民らが訪れ、宇宙に思いをはせていた。
通信所は、JAXAが打ち上げた人工衛星の追跡や管制を担う。パラボラアンテナ4基のうち現在は3基が稼働。最も大きな「第4送受信局」は直径20メートル、重さ450トンで、今年度中に新大型ロケット「H3」で打ち上げられて地上を観測する、先進光学衛星「だいち3号」も追跡する。
キュステで展示されているのは、令和2年に帰還したはやぶさ2がリュウグウで採取した試料や、帰還カプセルの実物といった貴重な品々。特別展示は県内では勝浦市だけで、通信所がある縁で実現した。
はやぶさ2の実物大模型も設置され、訪れた市民らは興味深そうに試料やカプセルに見入っていた。特別展示は入場無料。12日には、午前9時~午後3時ごろ、市内の小学生の見学に合わせ、はやぶさ2計画に携わった職員による展示解説も行われる。
@今日までだね。そうそう、今日はイプシロンの打ち上げだ。