大日本赤誠会愛知県本部ブログ版”一撃必中”

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タイ 多国間共同訓練 自衛隊新任務 民間人退避、米軍連携カギ

2017年02月20日 07時35分36秒 | 運命共同体としての日米同盟 互角の日米安保体制構築 日英共同訓練
安全保障関連法に盛り込まれた自衛隊の新任務「在外日本人救出」に関し、初めて他国と共同で行う訓練が19日、タイで報道陣に公開された。自衛隊は、海外での有事が迫った際、滞在している日本人を救出する備えを進めているが、同盟国・米国を中心とした他国との連携関係がカギとなりそうだ。
1月にあった自衛隊の図上訓練。防衛省は「特定の国は想定していない」としたが、実際には中国と台湾が軍事的に衝突する台湾海峡有事に進んでいく想定を念頭にコンピューター上で部隊を動かした。台湾にいる9000人規模の日本人を自衛隊の艦船や輸送機で日本に向けて救出する想定も検討した。「日本周辺で有事などが起きれば、米軍が相手と向かい合うため、民間人退避の中心を担うのは日本」。ある制服組幹部は指摘した。

自衛隊は他国との連携の深化も探る。自衛隊はアフリカ東部のジブチを拠点にソマリア沖の海賊対処にあたっているが、年1回、ジブチ駐留のフランス軍の民間人退避訓練にもオブザーバー参加し、民間人退避に豊富な経験を持つフランス軍の手法を学んでいる。
だが、最大の連携相手は米国だ。ジブチでは昨夏、米軍と民間人退避に関する机上訓練を初めて実施。情勢不安定な中東やアフリカでは米軍の車両や航空機の使用を常に視野に入れておく必要がある。
政府関係者は「言葉は悪いが、世界中に展開する米軍を利用できれば」。日米防衛協力の指針(ガイドライン)でも民間人退避について平素から協力することが記載されており、海外の日本人救出でも日米同盟のあり方が大きく左右する。
事前の枠組みづくりが重要との声もある。米軍などは英仏などと救出任務で協力し合う調整グループを組織しており、メンバー国の国民は優先的に退避させる。日本はこうした枠組みがないとみられ、民間人退避活動に詳しい防衛研究所の奥平穣治・主任研究官は「緊急時の日本人保護を円滑に遂行するため有効な方策の一つ」と提唱する。

@昨日の続きです。世界中で活躍する日本人ですが、あらゆる場面を想定し米軍のみならず多国間で訓練を重ねて欲しいものです。