大日本赤誠会愛知県本部ブログ版”一撃必中”

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首都圏パサイ市で比米首脳会談。「中国は人工島建設を中止すべき」との認識で一致

2015年11月19日 06時58分45秒 | アジア フィリピン タイ マレーシア ベトナム インドネシア シンガポール
アキノ大統領は首都圏パサイ市で18日、アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議のためフィリピンを訪問したオバマ米大統領と比米首脳会談を行った。会談後の記者会見でオバマ大統領は、両首脳が「中国は西フィリピン海を含む南シナ海で進める人工島建設など、開発工事を中止すべき」との認識で一致したと明言した。
APEC首脳会議に先立って10日に行われた比中外相会談では、南シナ海の領有権問題に関してはAPECで「問題提起しない」ことで合意。一方で比政府は、「他の首脳が問題提起することは制止しない」との微妙な立場を表明していた。
米中両大国のはざまで苦しい政治的対応を迫られたかたちの議長国フィリピンとしては、閣僚会議や首脳会議の場ではあくまで経済中心に議論し、領有権問題に触れることは避けたいとの狙いがあった。しかし、オバマ大統領が人工島建設など近隣国の制止を無視して海洋進出する中国に対し再度「強い懸念」を表明したことで、アキノ大統領も南シナ海問題に対する比政府の立場について、一歩踏み込んで鮮明にした格好だ。

記者会見でオバマ大統領は「南シナ海での、さらなる建設工事や施設の軍事拠点化の中止など、域内の緊張を緩和させるために明白な手段を講じる必要性があるとの見解で一致した」と説明した。また、比米首脳会談で、南シナ海での中国による人工島建設など開発の動きが「域内の安定」に及ぼす影響についても議論をしたと明らかにした。
さらにオバマ大統領は、国連海洋法条約(UNCLOS)に基づき、中国を国際仲裁裁判所(オランダ・ハーグ)に提訴した比政府を支持する立場をあらためて表明。これに対し、アキノ大統領は「南シナ海における航空・航海の自由は国際法に基づき確保されなければならない」と強調した。
一方、在比米軍のプレゼンスを強める防衛協力協定(EDCA、2014年4月締結)に関して、オバマ大統領は「域内の海洋防衛強化や航海の自由の確保につながる」と述べた。EDCAについては、上院による批准が必要との意見が出たが、アキノ政権は訪問米軍地位協定(VFA)や比米相互防衛条約(MDT)を補完する行政協定と位置付けており、上院送付を見送った経緯がある。締結直後、元上院議員らが違憲性を問う裁判を起こし、最高裁で審理中。
環太平洋連携協定(TPP)については、アキノ大統領は「強い関心を持っていると伝えた」と述べ、比の加盟に意欲があることを表明するとともに、米国に協力を求めた。

@寄らば大樹の陰、大いに結構。今の場合、日本と米国に付いていれば問題ない。頑張れフィリピン!




会議当日も、シナ海警は弱いくせに、西フィリピン海Pag-asa Island近くでフィリピンの漁船を追い回している。