ボンボン・マルコスことフェルディナンド・マルコス。
9日に投票が行われたフィリピンの大統領選挙は、元上院議員のフェルディナンド・マルコス氏の当選が確実となりました。
現地時間の9日午後11時ごろ、マニラ首都圏では、マルコス氏の当選を確信した支持者らが歓声を上げました。
民間の選挙監視機関の集計によりますと、マルコス氏は10日午前3時時点でおよそ2945万票を獲得。2位のロブレド氏を大きく引き離して当選を確実としています。
マルコス氏は、かつて独裁体制を敷いて国民を弾圧したマルコス元大統領の息子で、SNSを駆使した選挙戦略で若者を中心に支持を集めましたが、詳しい政策論争は避けたままで、今後、具体的にどのような政策を打ち出すのか注目されます。
@嗚呼、刹那主義。
400年に及ぶスペイン統治の植民地支配に対する被支配の精神構造は今も尚改められることはなく、その中心をなすのは刹那主義。そもそも、自主独立とか民族自立という民族主義は全く育たず、フィリピンに民族主義を掲げる右翼は一人もいない。