フランス当局は24日、同国北部の港町カレーで英国を目指す移民や難民が集まるキャンプの解体を開始した。6000~8000人に上るとされる移民らを国内各地の一時収容施設に移送。1週間程度で作業を完了させる計画としている。
移民らは「家族連れ」などのグループに選別された後、各地の収容施設に搬送され、仏国内で保護申請を行うかを決める。英国に親類を持つ未成年者はカレー付近に残り、英側の受け入れ可否の判断を待つ。現場には移民らの抵抗など混乱回避のため、警官約1200人が動員された。
「ジャングル」と称されるキャンプでは、移民らがテントで暮らすなど劣悪な環境が問題視される一方、移民らが英国に密航するためにフェリーやトラックに潜り込むなどしてトラブルが続出。オランド仏大統領は年内に解体する意向を示していた。
移民らには寒い季節を控え、移送を歓迎する声も上がる一方、一部が移送を免れるためキャンプを抜け出したとも伝えられる。解体後に再びキャンプができる可能性があるほか、移送先の一部自治体では受け入れへの不安も強い。
@英国はカレーの移民キャンプから、保護者のいない未成年者の移民の受け入れを始めた。キャンプにはこのような未成年者が約1300人いると推計されている。
移民らは「家族連れ」などのグループに選別された後、各地の収容施設に搬送され、仏国内で保護申請を行うかを決める。英国に親類を持つ未成年者はカレー付近に残り、英側の受け入れ可否の判断を待つ。現場には移民らの抵抗など混乱回避のため、警官約1200人が動員された。
「ジャングル」と称されるキャンプでは、移民らがテントで暮らすなど劣悪な環境が問題視される一方、移民らが英国に密航するためにフェリーやトラックに潜り込むなどしてトラブルが続出。オランド仏大統領は年内に解体する意向を示していた。
移民らには寒い季節を控え、移送を歓迎する声も上がる一方、一部が移送を免れるためキャンプを抜け出したとも伝えられる。解体後に再びキャンプができる可能性があるほか、移送先の一部自治体では受け入れへの不安も強い。
@英国はカレーの移民キャンプから、保護者のいない未成年者の移民の受け入れを始めた。キャンプにはこのような未成年者が約1300人いると推計されている。