2008年2月3日(日)
最終日は1日中雨か雪の予報。京成臼井駅に集ま
った全天候型メンバーは5人。雨の完全装備をして
9時2分に出発した。
京成電鉄の線路北側沿いを東北に進む。周辺は
少し白いが、出発直後はミゾレ模様。
印旛沼浄水場横を進み、通行止めの柵を越えて
西印旛沼の南岸に出る。沼は雨に霞み対岸の展望
ははっきりしない。
沼辺に沿って、県道406号になっている印旛沼サイ
クリング道路を東に向かう。
右カーブしたところにあった佐倉ふるさと広場に寄
る。サイクリング道路の飯野休憩所でもある。
広場のシンボル、オランダ風車の小屋に入る。若い
案内人が一人、ストーブ前で待機していた。入口の
温度は2℃。
風車は、1994年春、佐倉市制40周年記念にオラ
ンダで製造し、オランダ技師により建設した。
「リーフデ(友愛)」と名付けられた水くみ用の風車
である。
風車の回りの田んぼにはチューリップが植えてあり、
4月にはチューリップ祭りが開催されるという。
そばにある「佐蘭花」と呼ぶ建物にも寄る。地元特
産品を販売し、佐倉の観光パンフレットなどが置いて
あり、レンタサイクルもあるという。
西印旛沼に流入する鹿島川の橋を渡る頃から、ミゾ
レは本格的な雪になった。
小さく折りたたんで持っていた地図も濡れて破れは
じめたので地図ケースに収め、このあとはもっぱら
やまさんのナビに頼ることにする。
名喰戸(なじきど)集落に入る頃には積雪で地面も
白くなってきた。民家の傍らに咲き出した紅梅も雪に
濡れている。
台地に上がって畑作地帯に出た。北の土浮(つちう
き)方向に進むつもりが西に回り込み、「印旛沼サン
セットヒルズ」と呼ぶオートキャンプ場のところに出た。
トイレを借りて小休止する。
雪はかなり激しくなり、ボタン雪が間断なく落ちて
くる。
キャンプ場の北側は野鳥の森。鳥の観察舎があっ
たが、この雪では鳥の姿は全く見えない。
森の北端まで進んで下り、ちょっとしたぬかるみを
突っ切って沼のほとりに並行する車道に出る。
左に田んぼ、その向こうにサイクリングロード沿い
の桜並木を見ながら進み、右手の台地に向かって
上がる。
土浮坂上バス停を通過して少し下り、竹林の間を
上がると正福寺があった。
11時半を過ぎたのでここで昼食とし、拝殿に腰
を下ろした。
境内はすっかり白くなり、古い六地蔵も雪帽子を
被って寒そう。
正午に出発して土浮集落を東に抜け、西印旛沼
の南側を進む。
沼の東端まで進み、佐倉市と印旛村の境になっ
ている中央排水路を通過、印旛村に入った。
印旛沼東岸バス停際に、サイクリングロードの山
田休憩所があり、数mの展望台からは印旛沼の展
望がよい。
双子橋を渡って江川集落の台地へ。右手にかや
ぶき民家が見えたので、そばに行って撮る。
雪のかやぶき民家は、何十年か前にタイムスリッ
プしたようで、なかなか趣がある。
さらに進むと、左下に印旛沼が見下ろせる台地上
に出た。
雪に煙る印旛沼や集落を眺めながら進み、花台
大川岸集落の三差路を右折する。
次の郷集落の三差路際にあった宗像神社で休憩
した。
すぐ先の車道は車の交通量が多い。りっぱな本堂
の見える2つの寺の横をバイパスして国道464号を
横断する。
雪の重みで垂れ下がった竹林や林間を進むと、通
行止めの表示があり、谷間を東西に貫く北総鉄道の
延長工事現場に出た。
日曜で工事は休んでいるので現場を横切り、雑草
地や田んぼと斜面林の間の土の道を進み、松虫集
落の東側と思われる地点に出た。
谷地田を横切ると松虫寺の道標があり、それに従
い谷間を上がって、北側から松虫寺に入った。
豊富な樹林に囲まれた境内、りっぱなお堂が2つ
ある。ひとつは本堂(上の写真)で、左奥は瑠璃閣
(下の写真)と呼ぶ宝物庫らしい。
鐘楼もあり、朱塗りの山門が歴史を感じさせる。
拝殿上に大凧(たこ)の奉納されている本堂で休憩
した。
やまさんはここで一考、今日は十分、雪の印旛沼
や静かな集落を巡ることができたので、当初予定の
ゴール、JR成田線安食(あじき)まで行くのは止め、
近くの北総鉄道の終点印旛日本医大駅をゴールに
変更することにした。
記念撮影をしてゴールに向かう。この頃から雪は
雨になった。
松虫集落の南に下り、北総鉄道の延長工事現場
に並行する北側山すその農道を進む。
新興住宅ができつつある一角に上がり、15時30
分、印旛日本医大駅に着く。
3日間の完歩者は4人だった。
雪の中の歩行で革手袋がびしょ濡れになり、何回
となく絞って水切りを繰り返したが、歩いている間は
冷え性の私も手は冷たくならず、寒さも感じずに
完歩することができた。
雪中のちょっと長目のウオークは初めてだったが、
それだけに後々まで思い出に残ることであろう。
(天気 雪一時雨、距離 17㎞、地図(1/2.5万) 佐倉、
小林、歩行地 佐倉市、印旛村、歩数 27400)
最終日は1日中雨か雪の予報。京成臼井駅に集ま
った全天候型メンバーは5人。雨の完全装備をして
9時2分に出発した。
京成電鉄の線路北側沿いを東北に進む。周辺は
少し白いが、出発直後はミゾレ模様。
印旛沼浄水場横を進み、通行止めの柵を越えて
西印旛沼の南岸に出る。沼は雨に霞み対岸の展望
ははっきりしない。
沼辺に沿って、県道406号になっている印旛沼サイ
クリング道路を東に向かう。
右カーブしたところにあった佐倉ふるさと広場に寄
る。サイクリング道路の飯野休憩所でもある。
広場のシンボル、オランダ風車の小屋に入る。若い
案内人が一人、ストーブ前で待機していた。入口の
温度は2℃。
風車は、1994年春、佐倉市制40周年記念にオラ
ンダで製造し、オランダ技師により建設した。
「リーフデ(友愛)」と名付けられた水くみ用の風車
である。
風車の回りの田んぼにはチューリップが植えてあり、
4月にはチューリップ祭りが開催されるという。
そばにある「佐蘭花」と呼ぶ建物にも寄る。地元特
産品を販売し、佐倉の観光パンフレットなどが置いて
あり、レンタサイクルもあるという。
西印旛沼に流入する鹿島川の橋を渡る頃から、ミゾ
レは本格的な雪になった。
小さく折りたたんで持っていた地図も濡れて破れは
じめたので地図ケースに収め、このあとはもっぱら
やまさんのナビに頼ることにする。
名喰戸(なじきど)集落に入る頃には積雪で地面も
白くなってきた。民家の傍らに咲き出した紅梅も雪に
濡れている。
台地に上がって畑作地帯に出た。北の土浮(つちう
き)方向に進むつもりが西に回り込み、「印旛沼サン
セットヒルズ」と呼ぶオートキャンプ場のところに出た。
トイレを借りて小休止する。
雪はかなり激しくなり、ボタン雪が間断なく落ちて
くる。
キャンプ場の北側は野鳥の森。鳥の観察舎があっ
たが、この雪では鳥の姿は全く見えない。
森の北端まで進んで下り、ちょっとしたぬかるみを
突っ切って沼のほとりに並行する車道に出る。
左に田んぼ、その向こうにサイクリングロード沿い
の桜並木を見ながら進み、右手の台地に向かって
上がる。
土浮坂上バス停を通過して少し下り、竹林の間を
上がると正福寺があった。
11時半を過ぎたのでここで昼食とし、拝殿に腰
を下ろした。
境内はすっかり白くなり、古い六地蔵も雪帽子を
被って寒そう。
正午に出発して土浮集落を東に抜け、西印旛沼
の南側を進む。
沼の東端まで進み、佐倉市と印旛村の境になっ
ている中央排水路を通過、印旛村に入った。
印旛沼東岸バス停際に、サイクリングロードの山
田休憩所があり、数mの展望台からは印旛沼の展
望がよい。
双子橋を渡って江川集落の台地へ。右手にかや
ぶき民家が見えたので、そばに行って撮る。
雪のかやぶき民家は、何十年か前にタイムスリッ
プしたようで、なかなか趣がある。
さらに進むと、左下に印旛沼が見下ろせる台地上
に出た。
雪に煙る印旛沼や集落を眺めながら進み、花台
大川岸集落の三差路を右折する。
次の郷集落の三差路際にあった宗像神社で休憩
した。
すぐ先の車道は車の交通量が多い。りっぱな本堂
の見える2つの寺の横をバイパスして国道464号を
横断する。
雪の重みで垂れ下がった竹林や林間を進むと、通
行止めの表示があり、谷間を東西に貫く北総鉄道の
延長工事現場に出た。
日曜で工事は休んでいるので現場を横切り、雑草
地や田んぼと斜面林の間の土の道を進み、松虫集
落の東側と思われる地点に出た。
谷地田を横切ると松虫寺の道標があり、それに従
い谷間を上がって、北側から松虫寺に入った。
豊富な樹林に囲まれた境内、りっぱなお堂が2つ
ある。ひとつは本堂(上の写真)で、左奥は瑠璃閣
(下の写真)と呼ぶ宝物庫らしい。
鐘楼もあり、朱塗りの山門が歴史を感じさせる。
拝殿上に大凧(たこ)の奉納されている本堂で休憩
した。
やまさんはここで一考、今日は十分、雪の印旛沼
や静かな集落を巡ることができたので、当初予定の
ゴール、JR成田線安食(あじき)まで行くのは止め、
近くの北総鉄道の終点印旛日本医大駅をゴールに
変更することにした。
記念撮影をしてゴールに向かう。この頃から雪は
雨になった。
松虫集落の南に下り、北総鉄道の延長工事現場
に並行する北側山すその農道を進む。
新興住宅ができつつある一角に上がり、15時30
分、印旛日本医大駅に着く。
3日間の完歩者は4人だった。
雪の中の歩行で革手袋がびしょ濡れになり、何回
となく絞って水切りを繰り返したが、歩いている間は
冷え性の私も手は冷たくならず、寒さも感じずに
完歩することができた。
雪中のちょっと長目のウオークは初めてだったが、
それだけに後々まで思い出に残ることであろう。
(天気 雪一時雨、距離 17㎞、地図(1/2.5万) 佐倉、
小林、歩行地 佐倉市、印旛村、歩数 27400)