四国遍路ふた旅後半第16 日追記

今日、最後にお参りした83番一宮寺の、昨年竣工した真新しいごま魔堂の写真を添付します。

四国遍路ふた旅後半第16日

昨夜半からの雨は、朝になっても残っていた。高松市内
の宿から電車でＪＲ国分駅まで行き、8時17分に駅を出た。

昨日お参りした８０番国分寺境内に入り、東に抜けて
北に横たわる山に向かっての上り道に進む。幅広い土道で、
中間以上に上がると、背後に国分の町並みなどの展望が
広がる。

稜線の手前にある展望台で、もう一度展望を楽しみ、上の
県道に出た。近くに陸上自衛隊善通寺駐屯地の演習場が
あり、射撃訓練の音がひびく。

車道を離れ、遍路道に入り、西に向かって少し下り、８１番
白峰寺に着く。上り道では止んでいた雨が、再び降り出す。

寺は、標高２８０ｍの山の中腹にあり、冷えてきて寒い。
ガスが濃くなり、前回見られた瀬戸大橋方面は霞んでいる。

遍路道を少し戻り、さらにその先、東に向かって気味地よい
落ち葉道の遍路道が続く。１丁ごとの町石が続いている。

次の８２番根香寺（ねごろじ）までは5ｋｍほど。正午ころに
着いた。本堂を回る回廊に万体観音の小さい観音像が並び、
本道前の白とピンクの桃が見ごろだった。

雨は上がったので、山門横にシートを敷き、昼食。ここも
標高365ｍあり、休んでいると寒い。

どうやら天気は回復してきた。西の山ろくにある別格霊場に
向かって下ってゆくと、高松市外や瀬戸内海が見え、そちらは
もう日が当たっている。

根香寺から４．６ｋｍで別格霊場１９番・香西寺に着いた。
本堂は、４００年ぶりとかの改修中で、隣の小さいお堂に
本尊は移されていた。晴れたので雨具をしまう。

参拝、納経を終えたら１４時半を過ぎた、次の一宮寺までは
１１ｋｍ余りある。１７時の納経締め切りまでにお参りしたい
と思い、ピッチを上げる。

車の多い県道３３号からＪＲ鬼無駅そばで東側の遍路道に
回り、車から開放された。

香東川沿いに出て、左岸の河川敷に設けられた自転車と歩行
者のみの道を急ぐ。風が強まり、菅笠が吹き飛ばされそうなので、
脱いでザックにくくりつける。

１６時３０分に８３番一宮寺に入り、間に合ったとホッとする。
大師堂の奥に、昨年夏落成した、白木の真新しい護摩堂が出来
ていた。

あとは、連泊の東横インに戻るのみ。しかしまだ５ｋｍ以上ある。
国道１１号を北に急ぎ、１８時２７分に到着した。

この投稿も、東横インのパソコンからなので、画像添付はありません。
いよいよ、結願が２日後に見えてきた。では今日はこの辺で。