魯生のパクパク

占いという もう一つの眼

何でも初

2016年06月24日 | 日記・エッセイ・コラム

英国のEU離脱!
正直どうなるか分からなかった。星的には、どちらになっても同じだからだ。
仮に、残留になったとしても、EUと英国の安定が毀損されることに変わりなく、星の作用はそのまま表われることになる。(ただし、当日の月は「驚き」の水瓶座)

しかし、市場へのインパクトを考え、24日の朝、易卦を立ててみた。
「火雷噬の三爻」、これは結果的に、驚くほど当たっていた。
噬は、噛み砕くことを表しているが、もめ事の解決を意味し、まさに票決だ。箱の中の一票の姿でもある。
そして、三爻の変爻で上下とも火の「離」に変わる。文字通り離脱だ。
しかも、この結果、投機筋は大きく儲ける。
「離」は「つく」ことを表すから、この動乱に便乗して、大儲けすることを表している。
当然、誰かが大儲けする時には、多くの人は大損をする。

天王星、牡羊座の終演
牡羊座の国は、英独仏とされているので、それを前提に考えてきたが、どうも、本当の牡羊座は英国だけで、仏は射手座、独は獅子座(あるいは牡牛座)とする方が良さそうだ。
このところの英国の動きは、牡羊座・天王星の末期症状のような気配がある。もちろん、仏独も同類の問題を抱えているが、英国がもっとも中心的な影響力を持っているようだ。火の星座の頭となる活動宮とすれば、理屈が合う。

現在、天王星は既に牡羊座の24度にあり、7月30日に24゜30′で逆行する。次の星座の影響圏は25度とされているが、どうも経験的に、22~3度から始まるようだ。現在の英国を始めとするEUの様子を見ていると、やはり、末期症状と言えそうな雰囲気がある。

今回の国民投票により、EUは大混乱に陥る。
EUのことは、よく解らないことばかりだが、周期律で考えれば、1920年代の汎欧州主義が、一つの周期を終えて、次の周期が始まろうとしているのではなかろうか。
EU統合は世界統合の一つの段階だが、その初期段階でも、簡単にはいかないことを表している。何事も、事の始めは牡羊座。今回も英国がリードした。

何事であれ、組織統合のようなことは、一筋縄ではいかない。試行錯誤、行きつ戻りつしながら螺旋状に進んでいく。極まれば転じ、転じてまた極まる。
それぞれ思惑のある者同士が一つの行動を取るのは、極めてむずかしい。関ヶ原の合戦後に大坂の陣があり、明治維新後に西南の役があり、連合軍勝利の後で東西冷戦が始まった。地が固まるには雨が必要ということだろう。

今回の離脱の直接原因は、射手座の土星の移民問題だが、背景には独仏の大陸勢が調子に乗りすぎて、英国を圧迫したために、英国民がキレてしまったともいえる。
統合を前掛かりで進めれば、必ず反発が起きる。しかし、中心になって進める人は、どうしてもエスカレートする。そして極まり、そして転ずる。しばらくは、EU破綻の勢いが強まり、そしてまた思い直して、再統合への道が始まるのだろう。


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