魯生のパクパク

占いという もう一つの眼

幸子の幸は

2008年05月04日 | 星の流れに

大正のデモクラシー、階級闘争の時代から、天王星が84年、一回りして、「階級」が「格差」に入れ替わった。(これから時代は
社会改革には色々なとらえ方、色々な方法があると思うが、84年前と名前が替わっただけで、ほぼ全く同じようなパターンが現れてきている。

カニ座が山羊座(木・冥)に刺激されて、さらに火星が来た。
今、「蟹工船」がずいぶん読まれているそうだ。

これはまた、あまりにもできすぎではないか。
本の発表は1929年だが、当然、その前に書かれたものだから、時代は、天王星・魚座の現在と同じだろう。
プロレタリア文学の代表とも言える小説が「船」であることは、時代の必然だが、今また、脚光を浴びるところに「運命」に翻弄される人類の性のようなものを感じる。

階級闘争という動きが生まれてから80年以上経ち、人類は色々なものを見てきた。
今考えれば、もっと別の考え方や展開があったと思うのだが、当時の時代の空気の中では、もっとも理解しやすい図式だった。

時代状況が悪くなった今。
また、「格差」という言葉が、人々を思考停止させようとしている。
二極化の対立構造で、事態を打開できるかのような幻想をいだかせる声があがり始めた。
時代の風というものは恐ろしい

今は、84年前とは確実に時代環境が異なる。不景気や低賃金は同じでも、起業の条件や、政治体制は別世界だ。
死んだはずの神国ゾンビが甦っている一方で、階級闘争という鎧のドンキホーテも飛び出してきた。

やれやれ、もう少し爽やかな知恵はないものだろうか

ゆく河の流れは絶えずして・・・


タイトルは「赤色エレジー」だが、知らない人もいるだろな


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