魯生のパクパク

占いという もう一つの眼

日本浄化(2)

2011年06月30日 | 日記・エッセイ・コラム

近年、暑さ対策にステテコが流行っている。
ついに、バカボンのパパの時代が帰ってきた。

戦後、下着メーカーが台頭するまで、夏の家着と言えば、男はチヂミシャツにステテコ。女はシミーズだった。
基本的には下着だが、盛夏になると、ご近所程度は当たり前の外着で、バカボンのパパや月亭歌長が町を歩いていた。

シミーズで電車に乗る人はいなかったが、バカボンのパパは確実に電車に乗っていた。

息を吹き返したステテコは、クレープ地の涼しさが見直され、柄物に変身して、さも新しいファッションのような顔をしているし、シミーズも、OOワンピースとかに変身して、クーラーがなかった時代のファッションが、事実上、復活している。

温暖化に節電が加わり、ついに、スーパークールビズとか言い出した。何も、変なカタカナでごまかさなくても、日本は堂々と南国ファッションにすればいい。温帯と言われるが、今や亜熱帯だ。
役所や銀行で、アロハやタンクトップで仕事をしていても、2回目からは誰も驚かない。
日本埋没1

「ニュー・ステテコ」には、女の人も注目している。ユニセックスの現代だから、当然と言えば当然だ。
全国の8割を占めるという、滋賀県高島のクレープ地生産は今年注文が5倍になったそうだ。パパの縮みのシャツ(クレープ)も流行るのだろうか。少なくとも、クレープの半袖などは良さそうだ。

クレープは涼しいが、忘れてはならないことがある。
バカボンのパパは、必ず毛糸の腹巻きをしている。
涼しい格好をすれば、腹を冷やして体調を崩すからだ。ポケットにもなる。その上、胴回りも痩せる。
夏こそ腹巻き。
「これで、いいのだ!」