魯生のパクパク

占いという もう一つの眼

子供の世界

2009年09月14日 | 兄弟関係

日本の政権交代に世界中が驚いたが、中でも大騒ぎをしたのは、アメリカと韓国だった。
同盟関係にあるアメリカが気を揉むのは解らないでもないが、韓国にいたっては、全紙、どこの国の新聞かと思うほど、日本の政権交代で占められた。

欧州がクールな反応を示したのは、ただ、遠くだからではない。近い中国も、極めて冷静だった。
これは、兄弟関係でも、説明がつく
(→占い人類学

アメリカは、やっぱり、弟妹型の国だ。
目先に動きがあると、大騒ぎする。
状況に対応して動く末っ子は、新事態には、とりあえず相手にちょっかいを出して反応を探り、事の大小、有利不利を確かめる。

この時、そういう弟妹の動きに慣れている長子の中国は動じない。原理原則型の長子は、自分の思い込みで、変化に対応するからだ。
しかし、一人っ子の日本は、この揺さぶりに困惑する。

19世紀
抜け目ない中間児のイギリスが、極東に進出してきた時、長子中国は独善的な思い込みで相手をよく見ずに対応したために、やられてしまった。

帝国主義の動きに便乗して、日本に目を付けた末っ子型のアメリカに、一人っ子の日本は困惑したが、独りで、悩んでどうにか対応した。

それを見た、中国の末弟、朝鮮は自分たち兄弟と同じようにしない日本を、中国お兄ちゃんが後ろにいるつもりで、例の通り、大声を張り上げて罵倒した。

三つ子の魂
今も、変化への態度は同じだ。
長子の中国は「ああ、わかってるよ、良かったな・・・」
中間児イギリスは「わかってるけども・・・もしかして」
ロシアも『・・・よ~く様子を見てみよう。。。』

末っ子アメリカは「何だ!何だ! テーヘンだ!」
よく確かめる前から「変なことをしたら承知せんぞ」と、軽挙妄動で声を上げる。

韓国は「見ろ、自民党の悪は滅んだ!民主党が宝船でやって来るぞ」
と、これまたよく確かめもせず大喜びで皮算用。

ただ、この末っ子タイプの国は、どんな大騒ぎをしても、次の瞬間には180゜逆のことが言えるのだから強い。しかも、何度失敗しても懲りない。

一人っ子の対処法としては「沈黙は金」と、手の内は見せない方が良い。
三味線ならぬ琵琶でも弾いて、芳一になっていれば、怪我は耳だけで済む。