魯生のパクパク

占いという もう一つの眼

道半ば

2009年09月05日 | 日記・エッセイ・コラム

先日、駐車中に隣の車に当てられた。
「すみません」と、やって来たお兄さんは真っ赤に日焼けしていた。
「遠出から帰ってきたんですか。よくやるんですよね、やれやれと思うから・・・」
幸い、保険が使えて、双方、事なきを得た。

「終い良ければすべて良し」というが、それぐらい、終いは大切だ。
逆に言えば、それぐらい終い際は難しく、失敗しやすい。

日本サッカーは、先制して最後に逆転ゴールされる。今日もオランダ戦、最初調子よくても最後の20分でやられた。
これは、特に日本の文化とも関係しているのだろう。太平洋戦争といい、大学入試といい、入り口で終わってしまう。

もっとも、終い際の失点は日本だけでもない、ロスタイムのゴールはどこでも多い。
野球でも、「9回裏ツーアウト」は常識だ。

「やれやれ」と思う時が、一番、危ない。

80年前の大恐慌の時も。
ニューディール政策で回復の兆しが見えて、いち早く政策後退させてしまったことが、再度の景気後退につながったと言われている。
景気には「試合終了」はない。