魯生のパクパク

占いという もう一つの眼

血液型 閑話(3)

2009年08月29日 | 占いばなし

どこで、A型B型と、O型がかみ合わなくなるのだろう

自分の「好み」の世界を広げて、その思い入れの世界を楽しもうとするA型B型は、そのこだわりについて、細かな違いを説明したりする。

しかし、O型は、A型B型の知識や技術のこだわり披露を見ていて、物量パワーの話として聞いてしまう。
ある時にはその知識量、力量に感動したり、時には、知識自慢をしていると思ったりする。

勝ち負けや、支配関係で考えるO型は、
自分が到底及ばない物量や能力をみると、「恐れ入」ってしまう。
「こりゃあ、とってもかなわない、スゴイ」
そういう思いは、尊敬に変わり、自分もそんな達人になろうとモーレツな努力を始める。
O型の山本五十六が、O型社会のアメリカは最初にガツンとかませれば戦争意欲を失う。と見抜いたのは、おそらく正解だが、真珠湾はコツンだったので、逆効果になった。

O型は、大きな物量を見た時も感動する
販売方法の一つとして、店舗を巨大にする。商品を網羅する。入り口に商品をうずたかく積み上げる・・・なども、人のO型気質の刺激だ。
さらに、チェーン展開も大きさの証明となり、同じパターンの店舗はO型には分かりやすさ、A型にはお馴染みとして受け入れられる。B型は個々の店を見る。

物量はデータ量でも同じだ。例えば、ハイテク機器のびっしり並んだ細かい仕様書を見た時・・・・・・
A型なら、その表の細部の正確さのチェックと、データの数値の微妙な違いを正しく比較しようとするだろう。
B型なら、全体で一番大きな違いを探そうとし、どれぐらい違うのかを確認しようとするだろう。

O型は、どれが一番良いのか、得なのか、を探すためにそれぞれの機種のセールスポイントをまず探し、長所短所をそれぞれ記憶して、選択理由を説明できるようにする。

A型B型が、現実には役立たない事象の世界にこだわっているのに対し、O型は先ず現実に着目している。
本当は、O型にはカタログデータなど要らないのだが、人間社会にはA型B型的要素が、必要なツールであることは解っているから、ツール、アイテム量も多いほど良いと考え、大量に用意する。

A型B型が、自分の好み、こだわりだけしか注目しないのに、O型は取りあえず網羅する。
すると結果的に、A型B型にとっては中途半端なデータであるにもかかわらず、A型B型が集めなかったデータまで持ち合わせていることで、比較競争をされると勝てないことが出てくる。

当初は一見、同じ次元の話題のつもりで話していると、いつの間にか物量競争になっていて、自分には感心のないデータを並べられ、どう受け答えして良いのか分からなくなる。
これが、かみ合わなくなる分岐点だ。

O型にしても、これだけ網羅しているのに、何が不満で認めないのだ、ものわかりの悪いやつだ。そう見える。
また、問題の、現実的な答えを話しているのに、愚にもつかない枝葉のことばかり言って、ただ逆らっている。そう見える。

O型気質は人類の向上心の原動力
こだわりのないO型の、現実バイタリティーこそ、人類発展の原動力だが、A型B型の社会性や技術へのこだわりはその武器になった。
O型が鬼なら、A型B型は金棒だ。もちろん、O型気質はA型B型自身にもある。