魯生のパクパク

占いという もう一つの眼

誤流布

2009年08月15日 | 日記・エッセイ・コラム

オリンピックにゴルフを入れるそうだ。
ゴルフがどんなに楽しくても、オリンピックに入れてはアカンやろう。

競技者あたりの必要な競技場面積ということを考えた場合、環境に逆行している。
競技場面積が単に大きいからと言って、マラソンや近代五種、ヨットやトライアスロンとは、意味も内容も違う。

オリンピックと言うことになれば、ゴルフ大学はお笑いぐさでも、国の威信を賭けてゴルフ練習場を増やす国も出るだろう。
そうでなくても、ますます一般に盛んになってゴルフ場が増えれば、バブル期のような森林伐採で、はげ山だらけになる。もちろん色はグリーンだが、森林の機能は失われる。

初めから、森林の育たないような土地や、放牧を主とするような国なら、ゴルフは大いに結構なスポーツだ。

しかし、湿潤で、森が、水害や地震の災害から守ってくれる日本のような土地を、わざわざ、至る所をトラ刈り状態にしている惨状をみれば、山の神も、田の神も、貧乏神に落ちぶれるしかないのだろうと嘆いてきた。

こういうことを世界中に広めることに、オリンピック協会が荷担しようと言うのだから、またも、オリンピックなるものの正体が露呈した。

楽しければ良い。気持ちよければ良いなら、覚醒剤は好きにやらせてやれよ